あなたは、年間にどのくらいの時間読書時間があるでしょうか?
読書というのは、自分の成長に欠かせないものだというのは、多くの人が言われていることですが、じゃぁ振り返って自分がどの程度読書に時間を投資しているかのかというと、意外と心ないものかも知れません。
もし、読書が苦手とか、読書をしようとは思うが、なかなかできない、という方にちょっとだけヒントを。
■読書は習慣
私の場合、よく読書をするようになったのは、就職してからのことです。
それまでは、読書と言っても、大学の研究室で必要な資料を読むのが精一杯で、あとは音楽を聞いたり、友人と遊んでいる時間が非常に多かったです(特に私の時代はゲーセンの黎明期で…)。
それが就職してから最初についた上司から、「勉強しない奴は使わない!」と宣言されたので、やむを得ず専門書などを読むようになりました。
時々
「いま何の本を読んでる?」「どういう内容だ?」
「なんの勉強をしている?」「何がわかって、何がわからない?」
と訊かれるものだから、それに答えるためにはどうしても読まざるを得なかったというのが実際のところ。中途半端に答えると、徹底的に突っ込まれました。
さらに、私はソフト担当者に割り当てられたのですが、大学でやっていたソフトウエア技術はやたらショボくて実際の業務には使えず、自分で調べながらでないと仕事が進まなかったということもあります。
まぁそういう事情は人それぞれだと思いますが、読書が習慣化してしまうと、ちょっと暇があるときに本が手元にないと禁断症状が起きるのですよ。
「よ、読む本がない……!」
となってしまって。
それで、技術系の月刊誌を購読するようになって、さらに一般週刊誌なども取るようになって、そこに書いてある参考図書(関連本)が気になるので、本屋さんに通うようになって…、とまぁほぼ泥沼状態。
とくに小説などの連作ものは、続きが読みたくて読みたくて我慢ができない。
※「グイン・サーガ」などは100冊も続いたので大変でした。
もし、あなたが自己啓発のために読書がしたいと思われるのであれば、1回限りバイブル本を読もうとするより、駄作(著者の方スミマセン)でいいのでとにかくいつでも本を読んでいるという状態を作るのがいいかと思います。
人間の脳は、繰り返しインプトットがあったことを記憶しやすくなりますし、一度読んだことのある内容だと理解がしやすくなります。だから、ある本を読んだら、そこに書いてある副読本や参考文献として紹介してある本をどんどん手に入れてしまうことです。
■強制プッシュする
「プッシュ」というのは、自分にその意思がなくとも自分に情報が入ってくるようにすることです。
無理やり口の中に食べ物を入れられる、という感じですかね?
プッシュのためには、メールがいいかと思います。
簡単にいえば、書評のメルマガをどんどん購読することです。
もしあなたが、読書の習慣を付けたいなと思ったら、この記事を閉じて、「まぐまぐ!」なり「メルマ」なりのサイトへ飛んで、「書評」と書いてあるメルマガに片っ端から登録しましょう。書評のジャンルは無視して。
多くの方はメールチェックは結構頻繁にされているのではないでしょうか。
駅で電車を待っている時、ちょっと手が空いた時など。
これで、強制的に本の紹介を読むようになります。
タイトルだけ読んで、「興味なし!」で消してしまえばいいです(発行者の方ゴメンナサイ)。
ただし、メルマガの解除はしてはいけません。受信したらタイトルだけ見て削除するというのを自分に強制してください。
■興味がわく
こういったメルマガを発行している方は、読書量も非常に多いので、文章が上手な方が多いです。
つまり、興味を引きやすく書いてあるんですね。
1日に何十通もの本の紹介メールを受けていると、週に幾つかは、「お、これは面白そう」と思えるものに出会えます。そうしたら、本の要約部分を読めばいいです。要約を読んで、もっと詳しく読んでみたいと思えるものがあれば、それを注文すればいいです。
ポイントは、「読みたいな」と思ったらすぐに注文してしまうこと。
多くのメルマガは、アマゾンなどの注文先にリンクがついてますので、ワンクリックで注文できます。私の場合は、その本の表題をコピペして、図書館に予約依頼をしますので、ほんのちょっと手間が多いですが。
要約だけ読むだけでも十分にキーポイントは抑えられていますので、ほんの数分で知識が手に入ります。もちろん要約なので、本を1冊すべて読むほどのインパクトはないと思いますが、最初はそれで十分と考えればいいと思います。
■習慣になる
そうすると、本に触れている時間がどんどん長くなり、嫌でも習慣になります。
習慣になってしまえば、上に書いた私のように、「読む本がないと落ち着かない」状態も起きるようになります。
本の代わりに、この記事のような長文のメルマガも読書習慣には役に立つかもしれません。
ということで、もし、ここまで読んでくださった方が見えたら、私のメルマガにも登録してくださいな。
じゃ、また。