2019年12月09日

腰を使え





あなたの同僚で、便利屋さんっていますか?

こんな人です。

 ・「ちょっと悪いけどこれ手伝ってよ」「はい、いいよ」
 ・「急ぎなんだけどお願いできるかな」「了解」
 ・「ちょっと調べておいてほしんだけど」「分かりました!」
 ・「××ってど言うことか知ってる?」「それは●●で○○することですよ」

もう何でも引き受けちゃう。それも即答OK

もしあなたがこんな状態になっていたら相当危険です。




■自分を安売りする


もちろん仕事は人間関係でまわるので、人間関係を良好に保つことは必要です。それに、自分がやれることなら積極的に関わっていって自分の影響力がますようにすることも必要です。
でも、その積極性があだになることがあります。

どういう時かというと

  「簡単に引き受けてくれるやつ」

軽く見られるようになる時です。

これは冒頭のように、自分の知識が役に立つものであったら、二つ返事で引き受けてしまったり、今答えられるものであるのならすぐに相手の望む答えを出してしまうことを繰り返しすることです。

■とある部下の思い出


ちょっと前まで自分の部下だった人にこういう人がいました。

とにかくよく電話がかかってくるんです。

 「ちょっとこんなツールを作ってよ」
 「××のデータを調べたいんだけど…」

もうとにかくなんでも「はい。了解です」が口癖みたいになってる。

で、どうなるかというと、いろいろ引き受けすぎて回らなくなる。ひとつひとつの作業が雑になる。
その結果、

 「このまえ調べてくれたデータ、足らなかったじゃない!」
 「いつまで待たせる気なの!? 急いでるんだから早くしてよ!」

と怒られる始末。

彼には、安易に引き受けないようにアドバイスるのですが、なかなかそれがわからなくていつもいつも一杯一杯状態。




■安く手に入れたものは軽く扱う


人間の心理として、簡単に手に入るものは大切にしません。
例えば百均で買ったコーヒーカップは、ぞんざいに扱って割れてしまっても、「まぁまた買えばいいか」程度にしか思いませんが、1つ5万円のマイセン(Meissen)のコーヒーカップを同じように取り扱わないでしょう?

同じことです。

■腰を使え


いや、「あっち」の話ではなく、よく慣用句で使われる「腰」です。

 粘り腰
 腰が強い
 腰を据える

などで、ボールを投げられたら、バットで打ち返すのではなく、一旦受け止めて、ちょっと時間をおいてから相手に投げ返すようなイメージで、「腰を使え」という表現をしています。
※ちなみに「腰」の慣用句。こんなふうに使われるみたいです。ご参考までに。

具体的に言えば

 「ちょっとこれやってよ」

とお願いされた時に、「はい。分かりました」ではなく

 「難しい課題ですね。いつまでに必要ですか。」
 「ちょっといま立て込んでいるので、すぐにはできません」
 「やる時間が取れるかどうかわかりませんので、確認してお返事します」

って答えるだけでいいんですよ。
その結果「やる」事になっても、

 「××の件と○○の件の納期とぶつかってまして、その納期を調整しましたので、引き受けます」

と時間差を置いて、もったいぶった回答するわけです。

こう言えば相手は「感謝」してくれます。
※本当は時には「できません!」と断ることも必要なんですけどね。

■ふたたび、ある部下の思い出


でその部下はどうしたかというと、

 電話がかかって来たり、誰かに話しかけられるたびに、私が咳払いをするようにした

です。もちろん、席にいる時だけですが。

そうすると、「腰」の話を思い出して、「やれるかどうかわかりませんので、確認して後でお返事します」と答えるようになりました。
それから少しづつバリエーションを増やしていきました。

さて、百均の便利屋さんはマイセン(Meissen)に昇格できるでしょうか?
それは何年後かのお楽しみです。



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