ストレスを受けると、どうしても感情が前に出てきます。
「仕事なのだから、なるべく冷静に」とは思っていますが、それを無理やり押し込もうとすると、それが益々ストレスになる。
さらにストレスを感じると、あらゆる行動が早く、乱暴になる人もけっこういます(私もそうです)。
キーボードを打っのが荒くなったり、書類をバサッと放り投げる。イスや机を粗雑に扱ったり、ドアを乱暴に閉めるなど、全体的に行動が荒っぽくなるパターンです。
周囲に迷惑をかけることはもちろん、その行動によって自分のストレスもさらに増幅します。これでは自滅です。
■ストレスに気づく
ストレスケアの第一歩は、ストレスを受けていると自分が認識することです。
上記のように、行動に現れているようなストレスを始め、行動に現れていないストレスも早期に対処すれば、小さなことで済んでいきますが、貯めてしまってからだと、どうしようもなくなる場合もあります。
私は過去の記事でも時々触れますが、ストレスと過重労働から、一旦会社を長期に休んでしまったことがあります。
そこから学んだストレスコントロールのひとつが、ストレス状態に気がつくということ。
■ストレスカウンタ
とはいっても、実際にハラが立っている時や、だれかから怒られている時、口論している時などにストレスコントロールしなくちゃなんて考えられません。
大体は頭に血が上ってますから。
ですので、起こっていることが一旦収束した時点で、手帳やPCの日誌に
10:00〜10:30 (12.3)
時間と数字を書き込むようにしてます。
面倒なときには、スケジューラや手帳の1日のスケジュールの時間に相当するところに「(18.5)」って書くだけです。
この数字の意味ですが、特に意味はありません。
今のストレスレベルを数字したら…
ということを考えて、アタマに浮かんだ数字を書いているだけ。
■小数点が結構大事
よくものの本を読むと、「自分の感情を5段階で」とか書いてありますが、あまりに大雑把な数字だと、ほとんどが「3」になっちゃいます。
それではつまらないので、私の場合は「5段階で言うと3だけど、100段階で言うと28かな」とか、より詳細な数字を記録するほうが、「ちょっとしたヒネリ」を入れられて面白いと感じることに気が付きました。
つまり、客観化するのに、「より詳細な数値化をすると、より冷静になる」ことが出来るみたいです。
同じことは部下のレポートを評価するときにも言ってます。
私 :君のレポートに天をつけるとすると 36.7 点かな
部下:その小数点以下は何でしょうか?(笑)
みたいに結構受け取り方が軽くなってくれるんですよ。これを
私 :ん〜。これじゃあ30点。
部下:(一生懸命作ったのに…)(怒)
というと、部下も「低く評価された」というところに気持ちが入ってしまいます。なるべく文句をいう時には軽い調子で…。
※最近は更に細かくなって、「38.126点」とか言ってます。
※さらに小数点以下の桁数を記録してた部下がいました…。オマエも相当アレだな。
■ストレス自体はなくなってない
ストレス自体がなくなることはありません。というか仕事自体がストレスなので。
まずはそのサインをキャッチして、客観的になってください。客観的になるには数字にするのが一番です。
さらに「遊び」という要素を入れると、さらに冷静に物事を考えられるようになります。
クールダウン、クールダウン
この方法は以下の本にヒントが書いてありましたので紹介しておきます。
★P42〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ストレスとつき合、つうえで「その瞬間、いかに客観的になれるか」は大きなポイント。
ひょっとしたら、最大めポイントと言えるかもしれません。
嫌な上司がいて「あの人とつき合うのは辛い」「何だよ、あんなヤツ!」と思っているうちは完全なる主観。
ですが、「今のストレスレべルはどのくらいだろう」と考えた瞬間、意識は客観的になっています。
そうやって客観的になった瞬間、ストレスは少なからず軽減されます。その意味でもレべルチェックは大いに役立ちます。
松島直也(著) 『ストレスをためない技術』
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■参考図書 『ストレスをためない技術』
![]() ![]() | ストレスはできるだけ感じたくないものです。けれど、世の中からストレスは決してなくなりません。 一歩外に出れば、様々なことがストレス要因となり、あなたを襲います。自分だけが「安全地帯」に逃げ込むことはできないのです。 大事なのは、「ストレスをなくすこと」ではなく、「どうつき合うか」を知ることです。 本書では、NLPの専門家である著者が、ストレスとの正しいつき合い方を紹介します。 |
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●本書を引用した記事
深呼吸をしてストレスを解消する
冷静になる質問
視野を広げる
一息吸ってくる
振り返りはテレビを見るように枠をはめて思い出す
嫌なことは、「もし気分がよかったら」で切り替える
ピントを外してストレスから逃げる
15分散歩してから会社に行く
車のメンテナンスをするように自分もメンテナンスする
ストレス経験を思い出して、笑い話にする
●このテーマの関連図書
「やめた!」がなくなる続けるスイッチの作り方(アスカビジネス)
NLPのことがよくわかり使える本(アスカビジネス)
NLP速読術~1冊10分で本が読める!時間がなくてもスキルアップ&試験合格~
(文庫)脳からストレスを消す技術(サンマーク文庫)
キラーストレス心と体をどう守るか(NHK出版新書)
苦手意識は捨てられるNLP脳トレーニング