2014年06月10日

情報の流れ


プレゼンをするときに、「流れ」を書くことがあると思います。

たとえば、製品を設計するときの流れは

 要求定義→要件定義→概要設計→詳細設計→カットオーバー

みたいに流れますよね。

時々こういう絵を描く人がいます。

 カットオーバー←詳細設計←概要設計←要件定義←要求定義

右から左に流れる絵を書くんですね。
あるいは、原因→結果を

  結果
  ↑
  原因

のように。これ、すごく違和感があります。

■流れの方向


流れを表すときの基本原則は

  左から右へ
  上から下へ

です。

さらに、

 時間は横に流れる
 論理は縦に流れる

というのが原則。これをちゃんと守るとわかりやすい図になります。

PowerPointで見ると、流れを表すホームベースの形のものは、右側が尖ってますよね。
あれは、ほとんどの場合それ以外にいらないから、別の方向は用意してないんじゃないかと思ってます。
どうしても別の方向にしたかったら、「回転させてください」と。

この原則に従って言えば、時間を意識した流れを表すときに

 カットオーバー←詳細設計←概要設計←要件定義←要求定義

は逆なんですよ。だから違和感があります。

論理を意識した原因と結果を書くときには、

  結果
  ↑
  原因

だと読みにくいんです。

もちろん例外もあります。わざと逆にすることで人の注意をひくという方法ですが、これが出来るのは、基本ができるようになってから、「特定の意図を持って」やるべきで、大した意志もなくやらないほうがいいです。やけどします。

ちょっとだけ流れ図を書くときに意識したほうが、説得しやすい図が作れますよ。

EXCERPT:
ラベル:上下 流れ 情報 左右
posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 交渉術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。