プレゼンをするときに、「流れ」を書くことがあると思います。
たとえば、製品を設計するときの流れは
要求定義→要件定義→概要設計→詳細設計→カットオーバー
みたいに流れますよね。
時々こういう絵を描く人がいます。
カットオーバー←詳細設計←概要設計←要件定義←要求定義
右から左に流れる絵を書くんですね。
あるいは、原因→結果を
結果
↑
原因
のように。これ、すごく違和感があります。
■流れの方向
流れを表すときの基本原則は
左から右へ
上から下へ
です。
さらに、
時間は横に流れる
論理は縦に流れる
というのが原則。これをちゃんと守るとわかりやすい図になります。
PowerPointで見ると、流れを表すホームベースの形のものは、右側が尖ってますよね。
あれは、ほとんどの場合それ以外にいらないから、別の方向は用意してないんじゃないかと思ってます。
どうしても別の方向にしたかったら、「回転させてください」と。
この原則に従って言えば、時間を意識した流れを表すときに
カットオーバー←詳細設計←概要設計←要件定義←要求定義
は逆なんですよ。だから違和感があります。
論理を意識した原因と結果を書くときには、
結果
↑
原因
だと読みにくいんです。
もちろん例外もあります。わざと逆にすることで人の注意をひくという方法ですが、これが出来るのは、基本ができるようになってから、「特定の意図を持って」やるべきで、大した意志もなくやらないほうがいいです。やけどします。
ちょっとだけ流れ図を書くときに意識したほうが、説得しやすい図が作れますよ。
EXCERPT: