2014年08月20日

図解がわかるたった4つのパターン

■図解のフレームワーク


図解は大別して4つしかパターンがありません。
あとはそれの組み合わせです。

それだけ知っていれば、大抵の図解はできます。

まずはそれをおぼえましょう。

 ・構造の図解
 ・フローの図解
 ・関係・属性の図解
 ・変化の図解

たったこれだけ。

■構造の図解


構造というのは、たとえば

 マズローの欲求5段階説
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E7%90%86%E8%AB%96

 システム構造図
 http://www.imit.chiba-u.jp/newsletter/200502/new-system.gif

Wikipediaの図は単純に三角形を横に切ってそれぞれに名前をつけただけ。
でも、下側にあるほど基礎的なもので、最終的には一番上にあるものになっていくという感覚が伝わりますよね。
システム構造図のほうは要素を先で結んで、あるグルーピングを追加したものです。

要するに要素を挙げて、その要素の上下関係またはグルーピング関係を表したものです。
各々の要素はどこに書いても構いませんが、なるべく近くに書くのがコツです。

■フロー図


これは構造図が矢印で結ばれたもので、影響関係がわかるようになってます。
またはそれぞれの要素自体が矢印の形になったもの。

たとえば、フローチャートはご覧になったことがある人が多いのではないでしょうか。
また、ガントチャートもこの一種です。

こんな図

 業務フロー図
 http://www.nagoya-sc.co.jp/contents/images/consul/it-consul/itconsul-flow.png

この特徴は、要素の書かれる位置に意味があるということです。
たとえば
フロー図は上から下に処理が流れていきます。これをひっくり返してしまうと大混乱です。

業務フロー図は右から左へ業務が流れていく様子が表されています。
これも逆に書くと理解がしにくくなります。

■関係・属性図


これは皆さんよく見られることがあると思いますが、会社の組織図やロジック図などがそうですね。
つまり上(または左)にあるほど下位の機能を包含した上位機能として位置づけられるようなものです。

フィッシュボーンチャートなどもこれです。

上下関係(包含関係)は上から下(組織図)、左から右(ロジック図)、中央から外側(マインドマップなど)に書くのが一般的。フィッシュボーンチャートは右から左。

■変化図


これは時系列で変化するようなもの。簡単な話、EXCELなどで書くチャートがコレに当たります。
横軸には変化の切り口、縦軸には変化の量をとって変化している様子がわかるように書きます。


■図解の時にはどの図を使うかをまず決める


何かを図解しようとしたら、まず全体としてどの図解方法を使うのかを最初に決めてかからないとバランスのとれた図解ができません。

結局パターンとしてはこの4つしか無いのだから、この4つを自在に使えるように練習すると、素早く説得力のある図解をすることができるようになります。


posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 交渉術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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