どのPCにも1台1個、マウスがついてますよね。
私のPCにはダブルマウスで紹介したように2個ついてますが…。
■PCの操作を早くするためにはトレーニングがいる
以前の記事で何度かブラインドタッチのトレーニングをすることをおすすめしましたが、もしブラインドタッチがある程度できるようになったら、今度はマウスを使わないトレーニングをしてみるとPCの操作が劇的に早くなります。
ただし、これは操作の慣れが必要で最初は効率が落ちます。ただそこで挫けてしまうと改善はできませんので、1週間〜2週間程度強制的にマウスを使わずに頑張るのが必要です。
大体1周間もすれば(1日のPC操作をしている時間にもよりますが)以前と比べて格段にPC操作が早くなっているのに気がつくと思います。
■トレーニングの方法
PCアプリの中にはマウスでないと作業ができないものもあり、完全にマウスをなくするのは不可能です。ですので、マウスなしにはできません。
もしあなたが使っているPCがノートPCなら、マウスは外してしまいます。ノートPCにはタッチバッドなどのポインティングデバイスがついていますので、問題は起きません。
もしあなたが使っているPCがデスクトップPCならマウスをモニタの下や机の隅など使いにくい場所に移動させてください。
どうしてもマウスでないと操作できない時に限り、いちいち手元に持ってきて操作をするようにします。
過去のいくつかの記事で、Windowsのキーショートカットをご紹介していますし、必要ならその都度Webで確認しながら、マウスを使わないでウインドウを操作する方法を検索しながら作業を進めます。
たとえば、何かのファイルを開くときには
・Winキーを押してスタートメニューを表示する
・カーソルキーで対象のアプリを選択する
・ALT+F を押して o キーを押すと開く対象のファイルを聞いてくるので、カーソルキーで選択する
フォーカスがあっていない場合は、TAB / SHIFT+TAB でフォーカスを適宜移動する
とやってやればファイルは開けます。
ファイルからアプリを起動するときには
・Win+E でエクスプローラーを開く
・ファイル名の先頭数文字をタイプして目的のファイルを開く
またはカーソルキーでファイルを選択する
・ENTERキーでファイルを開く
と操作すればファイルが開けます。
標準の操作ではなく特別な操作をしたい場合には Option キーを使えば右クリックしたのと同じメニューが開きますので、メニューの先頭文字を入力するか、カーソルキーでメニューを選択します。
毎日ひたすらこれを繰り返していると、何も考えずに Win+E / "te" / Enter で test.txt ファイルを開くなんてことが瞬時にできるようになります。
■ちょっとしたTips
以下操作がしやすいように Windows 設定やファイル名をつけるコツなどをご紹介します。
・カーソルキーではなく直接ジャンプ機能を多用するように気をつける
・直接ジャンプがしやすいようにファイル名の先頭は数文字の英数字を必ずつけるようにする
・ファイル名の先頭文字はなるべく重ならないようにする
・arttips , enthumbleなどのキーボード機能拡張ソフトを導入しておく
使いやすいようにカスタマイズをする。カスタマイズは一気に全部しようとするのではなく、なにかの操作をするたびに、その操作を登録する。
・Win+数字キーでアプリの指定ができるようにタスクバーによく使うアプリを固定する
・キーボードのホームポジションから指を離さないを常に意識する
・よく使うファイルはデスクトップに置くなどキーボードショートカット(ALT+SHIFT+??)が使えるようにしておく
・アプリごとにファイルの履歴(ジャンプリスト)でよく使うファイルをピン止めしておく
・アプリの常駐呼び出し機能を設定する
・キーボード主体のランチャーアプリを導入する(私は arttips が多機能なのでお気に入り)
・キーボード主体のファイラーなどアプリの導入時にはキーボード主体のアプリを選ぶ
・各アプリのメニューを使うようにする。ツールバーは隠す設定にする(画面が広く使えて一石二鳥)
メニューを一度使ったら一旦キャンセルして、3回その操作 ALT + XX + YY を繰り返して、覚えるようにする。復唱をする。
・ひとつのフォルダに多数のフォルダ・ファイルを置かない
・フォルダ構造を複雑にしない
・マイドキュメントフォルダの下によく使うフォルダ、アプリのショートカットを置いておく
・ALT+TAB, ALT+SHIFT+TAB, CTRL+TAB, CTRL+SHIFT+TAB を使う
・アプリの終了は ALT+F4(サブウインドウは CTRL+F4)
・FNキー拡張を利用する。
最初は苦労します。操作がわからなくていちいちネット検索しないといけない場合も多数ありますが、一度体に染み付いてしまえば、他の人から見ると何をしたのかわからないくらい瞬時に必要な操作ができるようになります。