久しぶりにビジネス書のご紹介。
『会社で生きることを決めた君へ』
結構有名になった本なのでご存じの方も多いかと。
相変わらず長文のコメントなので、また複数回に分けてご紹介します。
本日は概要と目次です。
特に目次には本書で著者が言いたいことがぎゅっと凝縮されていますので、じっくり意味を考えながら、読んでみていただきたいです。読書術を勉強したことがある方なら、きっと当然のお話でしょうが…。
■概要
低すぎる評価、動かない部下、現場軽視の経営陣。あらゆる困難と制約を引き受け、それでもなお組織人であることを選び取る。不条理な会社で前向きに生き抜くための心構えを、不屈のリーダーが31のメッセージにまとめました。「勝負は50代。40代であきらめるのはまだ早い」「不安な思いは周りと共有すると楽になる」「不公平な人事も、いつかは帳尻が合う」―。実体験だからこそ語れるまっすぐな言葉が、葛藤する心に力強く響きます。
■目次
◆第1章 会社で生きる君へ
1.三○ 代まではがむしゃらに。でも四○ 代からはしなやかに生きる。
2.ビジネスマンの勝負は五○ 代。四○ 代であきらめるのはまだ早い。
3.会社での仕事も幸せ、家庭での生活も幸せな人生を目指そう。
4.将来に不安を感じたところで、何も始まらないし、どうにもならない。
5.不安な思いは周りと共有すると楽になる。
6.人事ほど不公平なものはない。でも長い目で見れば帳尻が合っている。
7.左遷は、その後の人生の糧となる。
◆第2章 仕事のプロになる
8.仕事の効率化は企業の最大の課題。そのことに誰もが無頓着すぎる。
9.我欲を捨てたとき、仕事の結果も人もついてくる。
10.いきなり会社を変えることは難しくても、自分の課なら変えられる。
11.ほんとうにやるべきことは、万難を排してもやり遂げよ。
12.嫌いな上司すらも味方につけることで、自分の仕事を実現する。
◆第3章 信頼される上司であるために
13.自分を確立しないと、リーダーシップは発揮できない。
14.最近の若いヤツは飲むのが嫌いなわけではない。あなたと飲むのが億劫なだけ。
15.部下に対してもフオロワーシップを発揮しよう。
16.会社を辞める部下や後輩のほとんどは、ほんとうは辞めなくてもいい理由で辞めている。
17.褒めることも叱ることも、自分の地でやればいい。
18.部下が自分の悪口を言っているのを知ったとき、いちばん気にするべきなのは「奥底にある気持ち」。
◆第4章 強いチームをつくる
19.リーダーにいちばん必要な能力は、決断カではなく現実把握力。
20.チームづくりとは、メンバーの強みを引き出し弱みを隠すこと。
21.異端児をうまく活かせば、強力なチームができあがる。
22.抽象と具体を行き来することで、自分の考えを部下に浸透させる。
23.言葉はリーダーの最大の武器。言葉磨きを怠らない。
24.いちばんのメンタルへルス対策は、そもそも部下をメンタルダウンさせないこと。
◆第5章 自分を高める
25.人は自分の成長のためと、何かに貢献するために働いている。
26.良書を読むだけではダメ。読んだことを実践できてこその良書。
27.「勉強」なんかする必要はない。仕事に打ち込むのが成長への近道
28.モチべーションの管理は、体調の管理から。
29.誘われたら断らないこと。すると人脈が広がっていく。
30.人は己を四○ % のインフレで評価し、他人を四○ % のデフレで評価している。
31.本物を知る。そうすれば人は謙虚になれる。
■参考図書 『会社で生きることを決めた君へ』
立ち読み可 Unlimited無料 | ★http://sarahin.seesaa.net/article/405391864.html 「ビジネスマンの勝負は50代。40代であきらめるのはまだ早い」――。長いサラリーマン生活の五合目に立つあなたに贈る31の応援歌。サラリーマンなら是非読んでおきたい。 |
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
会社で生きることを決めた君へ 著者 :佐々木常夫 | 楽天では見つかりませんでした | 会社で生きることを決めた君へ 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
部下からの不平不満は上司の勲章
社内研修の講師になる
風邪で休まない
年上の部下は信用しても信頼してはいけない?
初手、王手飛車取り!
ミスを連発してしまったときの対処方法
新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
人を理解するなら修飾語に注目する
●このテーマの関連図書
「本物の営業マン」の話をしよう(PHPビジネス新書)
リーダーという生き方(ポケットシリーズ)
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙新潮文庫