まぁ、こういう人を好きな人は多くはないとは思いますが、当人は皮肉やイヤミを言っているつもりは全くなく、単なる雑談程度にしか思ってないところが罪深い。
本当に皮肉・イヤミではなく、単に自分の受け取り方ひとつという場合もよくありますが。
それに気がつくのは、会話している2人を第3者としてなんとなく聞いていたら、一方が怒り始めたようなときに、「きっとそんなつもりで言ったわけじゃぁないかもなぁ」と思える場合もあるんですよ。
ただ、感情的になっている本人にはわからないことでしょうけど。
■皮肉屋に対抗する方法
こういう皮肉屋に対抗するには、感情的には
やられたらやり返す
がしたいところですが、これをやると喧嘩になります。
喧嘩になると後々、仕事で余計な手間ができたり、妨害されたりします。所詮人間は論理ではなく感情で動くので。
ですので、「カチン!」と来ても絶対にやり返そうとしてはいけません。
A:家を買ったんだって? いいね〜
B:いや、中古のボロ屋だよ
A:でも高かったんだろう? 甲斐性あるね。
B:ローンですよ。30年も。
A:そうか〜。物入りだね〜。ここんとこ、残業も頑張ってるみたいだしね〜
B:(カチン。別にお金のためだけで残業しているわけじゃあないぞ!)
こんな時に、この「カチン」がそのまま声に出ると、「お前なんて、この前、残業してWebサーフィンしてただろうが」なんていらない指摘をして、攻撃合戦が始まる…、と。
絶対に反論してはいけません
このストーリーはこの後の説明をするために書いたので、わかりやすいと思いますが、こうなる前に返事の仕方に問題があるんです。
情報を与えすぎ
なんです。
皮肉屋に対抗するには、
・情報を与えない
・相手の都合に合わせて話題を続けない
のがいいんですね。
たとえばこんなふう。
A:家を買ったんだって? いいね〜
B:いや、大したことないですよ。
A:でも高かったんだろう? 甲斐性あるね。
B:いや〜。それほどでも。
A:(褒めてないし…)
この例では、何の追加情報を与えてないので、A氏としては話の続けようがありません。
その上、クレヨンしんちゃんばりのボケをかまして会話を途切れさせてますね。
A:家を買ったんだって? いいね〜
B:いや、大したことないですよ。
A:でも高かったんだろう? 甲斐性あるね。
B:Aさんこそ、随分前に買われたんですよね。
A:(オレの話はしてないし…)
こちらの例では、自分の話ではなく相手の話に振り替えてしまっています。
会話を続けるのなら、相手に情報を出させるように振るのがベストです。