聖徳太子が作った十七条憲法の最初、第1条は皆さんご存知
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和を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ
十七条憲法―Wikipedia
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ですね。
なんだか、これが日本の精神みたいに言われる時もありますが…。
逆に電通「鬼十則」にこんな一節があります。
★――――――――――――――――――――――――――摩擦を恐れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる
植田正也 『電通「鬼十則」』
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※詳細は以下のページに
※ 電通鬼十則
多分、言われていることは正しいのでしょうけど、凡人がこれをやるときっと人間関係を崩します。
というのは、実際会社で能力がありながら、これを地で行くような人がいて、残念ながらホされちゃった実例を見ているからです…。
多分、能力がある人同士が切磋琢磨するような環境なら、こういうことは必要なのでしょう。ただ、こういうルールを作ったということは、できない人が多いからルール化されたという背景もありそうですね。
※こういうの結構ありますね。「安全第一」と書いてある職場は、第一に安全を考えないからスローガンが必要なわけ。つまり、「安全は二の次になっている」と公言するようなもの。
※旅行に行こうということで行き先を探すときに、条件として「空気があること」なんてのは条件に入れないよね。
もし、凡人が凡人に対して、ガンガン問題点を指摘したり、「自分の意見は違う」と議論をふっかけられたら、やられた側はいい気はしません。もちろん、仕事上の話なので、その問題点については合意点を見出そうとはするでしょうけど、感情的に「あいつは…」と感じますよ。
そうなってしまえば、もう修復はほとんど不可能です。
だから、私は自分自身は
摩擦を恐れよ
と考えてます。ちなみに裏十則には
摩擦を恐れよ。摩擦はトラブルの母、減点の肥料だ。でないと君は築地のドンキホーテになる
電通「鬼十則」そして裏十則
とありますね。
もし、誰かの意見を聞いていて、「それは違う!」と思ったら、口にだす前にこう考えてみましょう。
・ここで議論して、もし自分の意見が通ったとして、自分の仕事にいい影響があるか?
・いい影響があるとしたら、それは他の手段で得られないほど大きなものか?
・もし自分の意見が通ったとして、悪い影響はないか?
・もし自分の意見が通らなかった時に、自分にマイナスの影響がないか?
これがいずれも "YES" であれば、自分の所見を述べてもいいでしょう。
多くの場合は、反射的に「そうじゃないでしょ」と言ってしまいますが、冷静に考えてみれば、それは大勢に影響無いようなところの、個人的なこだわりに過ぎなかったりします。
築地のドンキホーテにはなりたくないですね。
自分の意見を述べるときには、慎重に・冷静に。
■参考図書
電通「鬼十則」 (PHP文庫)
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●本書を引用した記事
ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す2
摩擦を恐れなさい(和をもって貴しとなす)
電通鬼十則
●このテーマの関連図書
ビジネスで活かす電通「鬼十則」仕事に誇りと自分軸を持つ(朝日新書)