チームやプロジェクトの進捗ミーティングなどで、いい意味で主役になっている人っていますよね。
ようするに、進捗状況のキーを握っている人で、毎週定例でやってもその人の報告事項が多い人です。
傍目(はため)に見ても仕事量はかなり多そうなのに、そういう人に限ってメールのレスポンスは早いし、ほぼ間違いなく期限通りに仕上げるんですよ。
まぁ、逆に言えばそういう人だからキーになる仕事を任されているとも言えるのでしょうけど。
■仕事が出来る人に見せる行動ルール
そういう人が一体どうやって仕事を進めているかというと、意識しているのか、無意識なのかは別としてGTDの3分間ルールを守って仕事をしてます。
3分間ルールとは
短時間でやれることは、作業が発生した時点でやってしまうこと。
べつに3分に限るものではないですけど、いつでもこの条件を即座に判断してます。
・今すぐ開始出来るか(やっていい条件は揃っているか) ・手短に終われるか(やることが具体的で明確か)この2つです。
たとえば、「○○さんに電話をしてアポイントをとる」という作業は、
・いつ、どのくらいの長さの予定ならいいのか ・どの様な話なのかが決まっていれば、あとは電話をするだけです。
これを後回しにするからタイミングをのがしたり、上司から「電話してくれたのか?」と言われてから、「す、すみません…」とかいう話になったりするんです。
■すぐにやる習慣
よくビジネス書などに
仕事には重要度・緊急度から優先順位をつけなさいと書いてあって、結構気にしている人を見かけます。
とくに経験の少ない若い人に多いですが、これを杓子定規にやろうとしているんですね。
そうすると、アクションリスト(タスクリスト)に「○○さんに電話する」みたいなタスクリストを書くんですよ。
それ、
本末転倒ですから。
会議中であっても、「○○さんと打ち合わせが必要だね」になったら、その場で電話するか、共有のスケジューラを開いて、とっとと打ち合わせ計画を決めてしまえば、あとで余計ない仕事をしなくて済みます。もしあなたが議長(議事進行役)でなければ、議事を進めておいてもらえれば、それで宿題のひとつは消えてしまいますし、もし議長だったとしても1〜2分待ってもらえれば完了します。
それをやるようになるだけで、仕事の処理能力は格段に上がりますよ。
ただし、1度や2度これをやるだけでは何も変わりません。すごく小さなことですので。
これが
習慣になってはじめて「仕事が出来る人」に変われます。
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