2014年12月18日

本と読みながら用語を調べてはいけない




あまり読んだことのないジャンルの本を読むときに、「単語の意味がさっぱりわからない」ということがありますよね。

たとえば普通のサラリーマンが仕事以外で第2の収入源を持とうとして投資に関する本を読んだ時など。

最近はタブレットで本を読んでますので、ちょっと気になる単語があると、その場でWebなどで言葉の意味が調べられるようになったのですが、これがまた読書に悪影響を及ぼします。

私の場合だと、

 知らない単語をWebで調べる
   ↓
 そこに書いてあったさらにわからない単語をWebで調べる
   ↓
 さらに底に書いてあったちょっと面白げなコメントを追いかける
   ↓
 本の内容はすっかり忘れて、Webを読みふける

となってしまって、元の場所に戻れなくなることがしばしば。

■辞書を併用して読書するのはケース・バイ・ケース


★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

片手に本、片手に辞書といった恰好で机に向かうのは好ましくない、と忠告したことがある。最初から辞書ばかりひくようでは、その本全体の調和やまとまりがつかめなくなるだろう。
辞書の基本的な役割は、読者が専門語やはじめての単語にめぐりあったときの手助けである。だが、そういうときにも、著者の言わんとすることにたいしたかかわりがなさそうだったら、さしあたって辞書をひかない方がよい。

モーティマー.J.アドラー著 『本を読む本
――――――――――――――――――――――――――――

本の読み方として、本全体やその文章の中で言いたいことは大体意味は汲み取れるものの、単語の意味がわからない時には、それほど正確に読み取れるわけではありません。ですので、本書のように「辞書を使ってはいけない」というのがほんとうに正しい読書の仕方なのかは、私にとっては

 ケース・バイ・ケース

というのが感想。

■知らない単語は、「筆者が言いたいこと」だけ理解する


たとえば、以下の文章

★――――――――――――――――――――――――――
貸借対照表と損益計算書が連動していることは、できあがった貸借対照表と損益計算書をいくら眺めていてもわかるものではありません。そこで、貸借対照表と損益計算書をつくる作業をしながら、そのプロセスのなかで、連動の仕組みを理解していくことにしましょう。

進藤龍太郎著 『財務3表つながりでつかめばカンタンだ!

(著) 『財務3表つながりでつかめばカンタンだ!
――――――――――――――――――――――――――★


貸借対照表と損益計算書の意味がわからなければ、この文章は全く意味不明です。
ただ、「この2つの文書が何らかの形で連動していて、どう連動しているのかをこれから説明しようとしているんだな」ということだけは理解できますよね。

初めてのジャンルの本を読むときには、それでいいと思ってます。

■意味不明な単語は2度めの読書の前にまとめて調べる


ただし、2度目以降に読むときには、その単語「貸借対照表」「損益計算書」がどんなイメージのものだったかが頭のなかに「ふわっと」浮かぶくらいには理解して読み進めて行きたいところです。

そのために、

 ・本を一気に読む
 ・読んだ本の中で繰り返し出てきたり、重要そうな単語を調べる
 ・その単語の意味を確認してノートにまとめる
 ・そのノートを開きながらもう一度読む
 ・新たに気がついたことがあればノートに追記する

というようなことをやってます。

そうすると、単に調べただけでは覚えきれない事項も、繰り返し本の中で見直すことになるので、結構専門用語にも詳しくなります。
また、調べたことと本の内容とで矛盾していることも見つかりますので、より理解が進むことになります。

■単語は目次を確認する


繰り返し出てきて「分かり難いな」と思った単語には、マーカーを引いておきます(PDFならいろんなツールがあります)。

さらに読了後なるべくすぐに索引を見ます

索引にはその本で書いてあった大切な単語(筆者が大切だと思った単語)があいうえお順に並んでます。

ここで「?」と思った単語が、おそらくその本であなたにとって重要な単語です。

それもピックアップして、順番に調べていきましょう。

それを見ながらもう一度じっくり読めば、多分その分野は次からはスラスラ読めるはずです。




■参考図書 『本を読む本



本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。


●関連 Web
 上から目線の「本を読む本」を10倍楽しく読む方法
 Wikipedia:モーティマー・アドラー

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●このテーマの関連図書


読書について他二篇(岩波文庫)

読書術(岩波現代文庫)

知的複眼思考法誰でも持っている創造力のスイッチ(講談社 α文庫)

「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール(ブルーバックス)

読書力(岩波新書)

読書の技法誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門






■参考図書 『財務3表つながりでつかめばカンタンだ!



進藤/龍太郎
1953年、成蹊大学卒業後米国に留学。1955年、ダートマス大学卒業。1956年、シラキュース大学大学院に学ぶ。1957年、東洋紡績株式会社入社。1981年、芦森工業株式会社入社、常務取締役を経て、1999年顧問退任。現在、コンサルティングなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)






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