2020年10月05日

Googleで翻訳する




最近、英語や中国語のメールを多数受けるようになりました。
また、簡単な英語や中国語ならこちらから発信することも。

機械翻訳も精度が上がってきて、ずいぶんまともな言語変換をしてくれるようになったのですが、やっぱり、???な時も多くて、結局色々悩んだりすることもしばしば。




■語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ


ちょっと、タイトルに惹かれて読んだ本がこちら

 語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ

結構、「なるほど」と納得して使わせて頂いてます。

★――――――――――――――――――――――――――

●ネイティブも納得の英文を簡単に作る方法
専門書でひとつずつ確認するのは気の遠くなるような作業に思えるかもしれませんが、実際にやってみるとそれほどでもありません。私のように英語力も専門知識もない翻訳者にとっては、非常に効果的な方法でした。

訳が載っているのかいないのかわからない辞書を当てずっぼうに引くよりも、ずっと速くて確実です。

特に、名詞以外の語句や表現が、同業者との差別化につながりました。名詞の場合は、専門用語辞書を丁寧に引きさえすれば、そこそこ適切な訳語を見つけることができます。

一方、動詞や形容詞、前置詞については、一般の辞書では足りないのが現状。だからといって、適当にお茶を濁すわけにもいきません。そうなると、既存の文を「真似る」のが手っ取り早いというわけです。コツは、勉強するのではなく調べて読むこと、訳すのではなく真似をすること、ですね。

水野麻子(著) 『語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ
――――――――――――――――――――――――――★


本書では、Googleを使って、ネイティブ並みの英文を作る方法が紹介されています。
その逆も可能。




■Googleで英語を作る


Googleで英文を構成するときには、まず日本語の単語を英語化しなければいけません。

これには Wikipedia が活用できます。あるいは、ネットで使える日英辞書とか。

本書の例に載っていたのは、「マウスを各群6匹の6群に分けた」という文章。

  "mice were * six groups"

と検索してみると、

 Mice were divided into six gropups of six animals each

という訳文に辿りつける、という例でした。やってみたら、

 divided into

という使い方には辿りつけました。あとは、同じ方法で「6匹ごとに6つのグループ」に辿り着ければ、この訳ができるということです。

詳しくはオフライン辞書で紹介しましたので、こちらをご参照ください。

■長文を日本語に変換する


日本語→英語、英語→日本語でも同じで、「お、確かに」と思ったのが、

 原文をワードに持ってきて、置換しながら翻訳する

というやり方。

よく苦しむのが、英語特許などを読むときに、一度辞書で調べておきながら、すぐその後に同じ単語が出てきて、「あれ?これさっき調べたけど…」と考えこんでしまうパターン。
そうやって詰まってしまうと、それまでに文全体の意味の流れを捉えてしまっていたのが、単語を思い出しているうちに、文全体の流れを見失ってしまうこと。

そうなるともう一度前後の部分を読み直さないといけません。

これが長文読解の難しいところで、知っている語彙数の少ない「低レベル者」には苦痛極まりない。

そこで本書では、

 ワードやテキストエディタなどに原文をコピーして、意味を調べるたびに、一括置換してしまう

という方法が提案されています。

これは大ヒットでした。やってみるとすごく効率がいい。

学生時代は、行間に小さな文字で日本語で書いてましたが、やっぱり視線が移動したり、思考が遮られていましたが、これなら次に同じ単語が出てきた時にはすでに日本語で表示されているという事になります。

これはすごく便利な方法でした。

もし、長文の英語を読まないといけない人は、ちょっとやってみていただくと、すごく便利な方法ですよ。

その他、専門辞書の使い方や、翻訳をする上での資料の読み方、基礎的な情報の仕入れ方など、本書は翻訳者ならではの本の読み方としても秀逸な内容でした。




■参考図書 『語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ




英語なんかできなくても英語は訳せる!
短大卒、英検三級の語学力でいきなりフリー特許翻訳者になり、2年後はもう月収百万を超えていた!すべてのビジネスに通用する困難をクリアする水野マジック!





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

語学力ゼロで8ヶ国語翻訳できるナゾ
著者 :水野麻子
楽天では見つかりませんでしたDMMでは見つかりませんでした



●本書を引用した記事
 点を打つ
 Googleで翻訳する
 マッキンゼーの思考技術5:当初仮説の立案とテスト
 マッキンゼーの思考技術3:MECEを守ろうとすると論理が強くなる
 マッキンゼーの思考技術2:問題解決は事実から出発する
 マッキンゼーの思考技術1:マッキンゼーの問題解決法の3つの柱
 マッキンゼーの思考技術4:最初の会議で問題を解決してしまう
 発想法:四則演算

●このテーマの関連図書


8カ国語翻訳者が明かす大人のための「超手抜き」英語勉強法(アスコムBOOKS)

7カ国語をモノにした人の勉強法(祥伝社新書331)

語学で身を立てる(集英社新書)

通訳翻訳ジャーナル2017年10月号

英文翻訳術(ちくま学芸文庫)

翻訳の布石と定石実務翻訳プロへの道





■同じテーマの記事

サインに気をつける(話半分、観察半分)

こちらの意見を言ったり、何かの提案をしている時は、どうしても話すことに集中してしまいがちです。一生懸命説明することは、ある意味重要なのですが、もともと誰かに何かを話すというのは、その内容を相手に納得してもらったり、何かの行動を促すための「コミュニケーション」であったはずが、うまく話すために、話が一方的だったり、相手の存在が希薄になってしまうのは本末転倒ですね。話半分、観察半分わたしも後で反省することが多いですが、な..

面倒くさくする

月曜日の記事で、悪い習慣をやらないようにするための目標の建て方についてご紹介しました。ただ、それは心理的な影響だけなので、行動としてそれをしなくする方法をひとつご紹介します。どうすれば悪い習慣をしなくなるのかというと面倒くさくすることで、ほとんどやらなくなります。ちょっとした事で悪い習慣に近い行動をしたときに、それ自体は必要なことでも、次のワンアクションで悪い習慣の行動をとってしまいます。たとえば、Webで知らない単語を探そ..

要約は自分で作らないとハズレをつかむ

過去記事でもときどき、ビジネス書の要約を書き出したりしていますが、そういうのを書こうとしてネットでついでにいろいろ調べていると、他の人が書いた同じ本の要約に行き当たることがあります。これが、ポイントとしているところがぜんぜん違うんですよ。まあ、自分がちゃんと本を読めていないのだけかもしれませんが、「え〜。そういう本だったんだ」なんて発見があったりします。要約とは抽出である本書の著者は、代議士の秘書として、情報を要約..

今日学んだことを3つ上げなさい

以前の記事5項日誌(1)で、「今日発見したこと」を日誌に書くということを続けている、と書きました。始めてからかれこれ3年くらいかな。結構続いてます。ちょっと前に読んだ本ですが、マッキンゼーのコンサルタントもやっている、と書かれていたのでちょっと共有。今日学んだ最も大事な三つのことはなんだろう?マッキンゼーって、本当に三つが大好きですね。何でもかんでも三つ。という皮肉はおいておいて、まずは以下を読んでみてください。P..

Google検索で書評・要約を探す方法

本を読むときに、よくブログなどの書評や要約を参考にする時があります。ただ、この検索って、アマゾンなどのオンライン書店の情報が優先的に表示されて邪魔です。そのうえ、いろいろGoogle検索にヒットされやすいように工夫されたサイト(ぱっと見で、自分の検索したいものにはほとんど無関係)がずら〜っと表示されると、もうそれ以上探す気がなくなってしまいます。そこで、いろいろ工夫して、書評・要約サイトにヒットしやすい検索を工夫してます。""でくくるこれは本の名前を "" ..

Hyper-Anchor

ちょっと見つけたWebページで、「あ、これ面白そう」とおもってとっておこうとブックマークすることはよくあります。こんな時は、ブックマークに"working"というフォルダを作っていて、ここに保存してます。恒久的に使う可能性があれば、分類分けしたブックマークのフォルダに入れますが。あとで読むところが、ちょっと長いページだと、一体どこで何が気になったのか、しばらく経つと忘れてしまいます。こんな時は、「あとで読む」で自分宛にそのWebペ..






posted by 管理人 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | PCアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック