2015年01月13日

50対95の法則




■パレートの法則


本記事でも度々引用してますが、有名な

 パレートの法則-Wikipedia

を紹介した本、

 人生を変える80対20の法則

の中で、50対5の法則というものが紹介されてます。

これについては意外と書かれているものが少ないのですが、




★――――――――――――――――――――――――――

●50 対 5 の法則
コーニングの分析結果をみると、80 対 20 の法則のほかに、50 対 5 の法則があることがわかる。

顧客、製品、部品、仕人先の 50% は、売り上げと利益に占める比率が 5% 以下であることが多いという法則である。

この 50% の部分を取り除くことが、複雑さを減らすカギになる。

コーニングでは 50 対 5 の法則がはたらいていた。
グリーンビル工場では 450 種類の製品をつくっていたが、そのうち半分が売り上げの 96.3% を占め、残りの半分は売り上げのわずか 3.7% を占めるにすぎなかった。

同期間、ドイツの工場では、製品の 50% (生産量の少ない製品)が売り上げの 2 〜 5% にしか寄与していないことがわかった。どちらの工場でも、その 50% の製品は赤字になっていた。

リチャード・コッチ(著) 『人生を変える80対20の法則
――――――――――――――――――――――――――★


50対 5とは、やっている仕事の 50% は足しても 5%の成果にしかなっていないという、ひどい現実を指摘したものです。80対 20の法則の真逆に近い法則ですね。

たとえば、

 ・顧客の半分は売上の 5% を占めているに過ぎない
 ・製品や商品の半分は売上の 5% を占めているに過ぎない
 ・仕事の半分は望む成果の 5% を占めているに過ぎない
 ・部下の半分は望む成果の 5% を占めているに過ぎない

という事になります。

つまり、このパレートの法則と合わせて考えると、

 ・仕事の 20% が 80% の成果をあげている
 ・仕事の 50% が 95% の成果をあげている
 ・残った 50% は 5% の成果しかあげていない

ということです。

なので、仕事であれ事業であれ「量の拡大だけを追求していくと、どんどん地獄に突き進むことになる」というのが著者の結論になる。

なぜなら、付け足しのような仕事や製品が増えて、管理だけが複雑になっていくから。

仕事をたくさん持つことは成果を出すために必要なことですが、それがどのくらいの成果になるかを考えていくことが大事ですね。そう考えると、どこに力を入れるべきかがちょっと冷静に考えられるようになりそうじゃないですか?

あれも大事、これも大事、にならないように…。








■参考図書 『人生を変える80対20の法則




「ニパチの法則」または「パレートの法則」。だれでも聞いたことがあるはず。
「利益の80%は顧客の20%がもたらす」「仕事の成果の80%は費やした時間の20%から生まれる」
インプットとアウトプットの関係には必ず不均衡が伴うことを発見した「パレートの法則」をビジネスや人生に応用し、成功を導くための手引き。
著者のリチャード・コッチはボストン・コンサルティング出身の起業家、コンサルタント。世界24カ国で翻訳出版されたベストセラー。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

人生を変える80対20の法則
著者 :リチャード・コッチ
楽天では見つかりませんでした
人生を変える80対20の法則
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 50対95の法則
 ビジネス書名著目録(必須図書)

●このテーマの関連図書


譁ー陬��沿讌ス縺励※蟷ク遖上r謇九↓蜈・繧後k80蟇セ20縺ョ豕募援逕滓エサ螳溯キオ邱ィ

荳ヲ螟悶l縺溘��繝阪ず繝」繝シ縺ォ縺ェ繧�80蟇セ20縺ョ豕募援

縺セ繧薙′縺ァ繧上°繧倶ココ逕溘r螟峨∴繧�80蟇セ20縺ョ豕募援

繝ャ繝舌Ξ繝��ず繝サ繝ェ繝シ繝��ぅ繝ウ繧ー

繝輔か繝シ繧ォ繝ォ繝サ繝昴う繝ウ繝�

繝ッ繝ウ繝サ繧キ繝ウ繧ー荳�轤ケ髮��クュ縺後b縺溘i縺咎ゥ壹″縺ョ蜉ケ譫�





■関連する記事

一番簡単にできる成果の増やしかた

年末になると、今年度の業務目標と現時点の実績との差が気になり始めます。たいていは、まだ未達状態(未完了)のものが多くて、「あと3ヶ月で年度始めに立てた目標が達成できるか?」と心配になるものがあります。一番簡単にできる成果を出す方法一般社員なら、年間の業務目標は4〜10個というところでしょうか。管理職なら、部下の業務目標数だけあるはずなのですが、ある程度集約もされるので、20個くらいというところでしょうか。私は第4クオーターになると、こうした個人的に持っている目標、管..

50対95の法則

パレートの法則本記事でも度々引用してますが、有名なパレートの法則-Wikipediaを紹介した本、人生を変える80対20の法則の中で、50対5の法則というものが紹介されてます。これについては意外と書かれているものが少ないのですが、50 対 5 の法則コーニングの分析結果をみると、80 対 20 の法則のほかに、5..



■同じテーマの記事

Windowsの設定を一発で立ち上げる方法

Windows を使っていると、コントロールパネルを使って設定をいろいろ変更したりします。ところが Windows のバージョンによって設定のありかがちょくちょく変わるようで、複数の PC を持っていると古いバージョンの Windows も混在したりして、たどり着くのが簡単じゃない。特に私の場合、スクリーンセーバーの設定、マウスの反応速度の設定、画面の色の設定はちょくちょく変更するのですが、これが Windows7 と Windows10 では違うのでいつもたどり着け..

ダラダラ癖から抜け出すための10の法則:自分の使った時間の記録のやりかた

過去記事でも何度か「日誌を書く」について書いてますが、これは実際いろいろな良い効果があります。ひとつは、忘れ物をしなくなること。もうひとつは、振り返り(いわゆる「レビュー」ですね)のときに、「事実」と「記憶」が結びつくこと。さらに、メモが活かせるようになること。他にもいろいろありますが、代表的な効果はこの3つです。これをさらに一歩進めると、「日」単位ではなく「時」単位の「時誌」になります。これをつけるようになると、日..

やりたくない日

朝いつものように会社に来て、パソコンを立ち上げる。ところが、メールを見るのも億劫だし、と言って溜まっているタスクに手を付ける気にもならない。かと言って締切は待ってくれないし…。何ていう日はありませんか。私はしょっちゅうです。過去記事でも紹介しましたが、どうしても何も手をつける気にならないときの対応方法というのがあります。簡単に言ってしまえば・数分で終わるようなタスクをやっていると徐々に気持ちが乗ってくるということです。だからやる気がなくてもやれるくらいに細かく..






posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック