■PC時計はシンプル イズ ベスト
ちょっと周りを見回してください。あなたの周り、見回して時計が見えますか?
生活でも必要なのですが、仕事となると、時計がないと何かと不都合です。
私の場合、仕事時間の95%は目の前にPCがあるので、PC画面の隅につねに時計が表示されています。
私の愛用はYTClock
これを使うようになったポイントは、アナログ時計でシンプルであること。
以前にご紹介したArtTipsは超多機能なものを使っているのですが、時計に関しては
シンプル イズ ベスト
と考えて選んでます。
■アナログ時計とデジタル時計
もう一つのポイントが、アナログ時計であること。
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一時流行したデジタル時計があまり支持を得ていないのは、今現在の時間しかわからないためです。
私たちはアナログ時計を見ては、お昼までにあと一時間半あるとか、あと 15 分あるからひと仕事できるとか考えています。
私たちは、流れのなかで現在の地点を確認しているのですから、それが見えないデジ夕ル時計に人気が集まらなかったのは当然です。人生時計はまさしくアナログ時計です。
従来の高齢社会のイメージにそって考えたり、生きていく必要はまったくないのです。個人も組織も、そうした観点から人生や仕事を見直すことが求められています。
(著) 『図で考える人は仕事ができる』
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「デジタル表示が人気が出なかった」というのは、私の受けている印象とは異なりますが、筆者の主張は全く同意。
私の受けている「デジタルかアナログか」という印象は、Vectorなどで「時計」を探しても、デジタルのものが多い。
ということはデジタル表示の需要がおおいのかな、と思ってます。
※Windows標準の時計表示でもタスクトレイに日付や時刻を表示する機能がありますがこれもデジタル表示だけですね。
しかし、実際どのくらいの人が、
11:53 と 11:55 の違いを意識するのだろうか?
とちょっと疑問に感じてたりします。
デジタル時計の不便なところは、このいい加減でいいところに正確さを持ち込む点です。
つまり、時間を認識するのに「文字を読む」という行為が必要になるわけです。
ところが、アナログ時計は長針と短針の傾き具合で大体の時間を判断できます。
「1分単位が重要な場合がない」とは言いませんが、ほとんどの生活ではそれほどの精度が必要な場面は多くありません。つまり、アナログ時計の長針がどの方向を向いているかが「おおよそ(誤差5〜10分)」わかりさえすれば十分、と。「10分で十分」とはダジャレになっちゃいますが。
※余談ですが、車に付いている時計もほとんどがデジタルですね。これも時計を見るときに「注視」してしまうことで、事故を誘発する可能性があると思うのは私だけみたいなのですが…。ちなみに、自動車運転における「注視」とは3秒以上同じもの見ることだそうです(余談の余談)。
■残り時間の判定
もう一つ、アナログ時計の便利な点は、「あと××分」とかんがえる時です。10時から会議だけど、「あとどれだけ時間がある?」という場合。
・長針がほぼ下を向いている
・09:32と表示されている
どちらが素早く判断できるかということです。
私は圧倒的に長針の傾きのほうが計算が早いですね。というか計算自体をしていない。
一方でデジタル表示の場合は、11:3. まで読んでも、判断できません。"39" の場合と "31" の場合は大違いですので。そうすると、11:32 まで読んで、
60-32 = 28 ≒ 残り約30分
のように頭のなかで計算してしまいます。これが反応を遅らせるというか、別のことを考えてしまう要因。
チラッと見て判断して元の作業に戻る
目の端だけで捉えて、対応が必要かどうかを判断する
というのが、今やっていない作業を中断しないコツかと。
■参考図書 『図で考える人は仕事ができる』
図で考える人は仕事ができる―久恒圭一図解Web http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/tyosaku/bookde/shigotogadekiru/2002-shigoto.htm |
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●本書を引用した記事
図解トレーニングで反射神経が鍛えられる
図読(図解読書)する
アナログ時計を使う
100%書いてはいけない
トレーニング不要の思考整理術
●このテーマの関連図書
図で考える人の図解表現の技術―思考力と発想力を鍛える20講
図で考えるとすべてまとまる
[カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術