とっても気になるタイトルだったので、ちょっと読んでみたのが本書。
これからのソーシャルメディア航海術
やっぱり読んでみてよかったなぁ、ということでちょっとご紹介。
一番感じ入ったのは、「ファクトとオピニオンのバランスを 8:2 にする」というところ。
実は知人から私のブログを見ての感想で、「あんたの意見が多いよね」「自分の意見を全面に出し過ぎると良くないよ」とコメントを受けてました。
※でも、ちっとも変わらないので、きっとその知人は諦めたのだと…。所詮は趣味の落書き…。
やっぱり、多くの人に受け入れられるためには、「事実」をきちんと書いて、それに「意見を添える」くらいがいいのかなと思うのですが、どうしても出発点が「自分の思い入れのあること」なので、どうしてもオピニオンを書いて、それに添えるために事実を書くというスタイルが定着してしまって…。
ということで、今日はなるべく坦々と。
本日は、キーポイントをお送りします。
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■書籍紹介
――――――――――――――――――――――――――――――書籍名称 ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す これからのソーシャルメディア航海術
著者 <<津田大介>>
出版社 PHP研究所
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■キーポイント
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●コミュニケーションとコンテンツ
テレビゲームにしてもCDにしても、ケータイが普及して、みんながメールをするようになったころから売れなくなってきたわけです。つまり「コンテンツがコミュニケーションに巻き取られる」という現象が起きているのです。
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●ネット選挙は政治の何を変えたのか
ネット選挙が解禁され、議員がミナツイッターやフェイスブックのアカウントをもちました。選挙が終わったらばったり使わなくなった人もたくさんいますが、ほんとうは選挙が終わったあとこそが重要なのです。
この先、数年間、ソーシャルネットワークをいわばヴァーチャルな後援会として、有権者とつながる日常的な政治活動のツールとして活用していけるか。そこで有権者の信頼を勝ち得た人には次の選挙で票が入るでしょうし、選挙が終わったらほったらかしの人は、ここで大きく差をつけられることになります。
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●「マスゴミ」
なぜマスコミが「マスゴミ」と揶揄されるのか。
正確な情報を報道する一方で、「報道しない」情報もあるからです。
それは広告主への配慮かもしれないし、宗教がらみのややこしい問題を避けるためかもしれない。とにかく、ある種の「タブー」もしくは過激な配慮による「自主規制」は確実にある。ところがネットには、そうしたしがらみがない。
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情報の真偽はさておき、マスコミが扱いにくい問題を取り上げることができる。この点だけを見て「ネットには真実がある」と思い込んでしまう人が出てくるのでしょう。
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●有料メルマガはコンサルティングツール
メルマガは読み物であると同時に「マイクロコンサル」――ちょっとしたコンサルティングを受けるためのツールと考えてみてはいかがでしょうか。ぼくのメルマガなら週に1回150円、堀江貴文さんのメルマガでも、1回200円ほどでQ&Aコーナーに質問できる。つまり、メルマガを購読すれば、著者に個人的な相談をする権利が得られるということです。何か知りたいことや悩んでいることがあるとき、アイデアが必要なときに質問してくだされば、僕なりに真剣に考えて答えます。
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●ツイッターでフォロワーを増やす方法
・まず自分自身がツイッターでフォローを増やす。
・有用な情報を発信することによってフォロワーに貢献する。
・自分の日常の様子やアイデアを書いて自分自身についても興味をもってもらう。
・それをくりかえす。
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●価値あるニュースの探し方
こんなふうに、興味があったり仕事でかかわっている業界のニュースをクリッピングしてコメントをつけ、ツイッターやフェイスブックのようなソーシャルメディアで流す。これから何かを書きたいと考えている人は、このやり方を試してみてください。ニュースはつねに新しく入ってくるし、「グーグルニュース」などでは、あらかじめ気になるキーワードを登録しておけば、自動的に関連するニュースを収集してくれます。ある程度の知識さえあれば、それに対してコメントをつけくわえて発信することで、継続的なアウトプットが可能になります。
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ブログを始めるときには、毎日更新するということ、とにかくニュースをどんどん集めてきて、クリッピングして読むことを自分に課しました。そうすることで、そのジャンルによりくわしくなることができましたし、読者も増えていきました。
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・ファクトとオピニオンのバランスは 8:2
評論やルポタージュを書くときに個人的に気をつけているのは、「ファクト」(事実)と「オピニオン」(意見)のバランスですね。基本は7〜8割をファクトで埋める。そのうえでオピニオンは2〜3割にする。
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●情報を整理する
情報化が進展すれば、社会にはじつにさまざまな情報が流通していく。情報のなかには、価値のあるものもあれば、真偽の不確かな信頼に値しない情報もある。そうなると、一般の人間は、そうした情報の洪水のなかから、いったい何を取り入れればいいのかという問題が起こってくる。そこで必要とされるのが、情報に対してその価値を判断し、取捨選択する目安を示してくれる存在である。かつての大学教授のように多くの情報を所有し、それを独占するのではなく、情報を整理したかたちで示してくれる人物が求められるようになったのである。
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