2019年02月18日

ゼロ秒思考1




今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介します。

ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。

マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。

場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、

 ・考えていることを明確にすること
 ・何を考えるべきなのかをトレーニングすること
 ・繰り返し考えることで、抜け漏れを無くすること

を実現します。必要な物は、あなたの頭と、ペン、そしてA4の裏紙だけ。




著者のフェイスブックで特設ページで、筆者への質問を受け付けているそうです(「参考Web」の項を参照してください)。

実際、1週間ほどやってみましたが、残念ながら、私は2週間で挫折。「1日に10枚」とか、「1分以内で」が私にはムリ!

Webを探してみると、「効果があった」というブログに結構ぶつかります。皆さんすごいですね。
「オレは無理をしない主義なんだ!」と自分に言い訳してたりして。

ただ、せっかく「いい方法だ」と思ったので、「やれるだけでいいや」ということで、「メモ書き」自体は続けてます。
現在、大体300枚くらい。1日おおよそで2〜4枚というレベルです(ゼロの日もあります)。

筆者は貯まったメモを1〜2ヶ月で一度整理することを薦めてますが、私は全部スキャナで取り込んで電子化して、元のメモは捨ててます。整理するのが苦手なので、整理しなくていい方法にしてます。

ただし、これだと見なおさなくなっちゃうので、この画像ファイルを壁紙フォルダ(このフォルダにおいておくとbgcallというアプリがランダムに壁紙表示してくれるようになってます)に保存してます。もちろん普通の壁紙もいっぱいありますよ。

時々このメモが表示されるので、ふと「そういえば以前こんなことを考えたなぁ」などと思い出して、また、メモを作りなおしたり元の画像ファイルに追記をしたりしてます。もちろん「大事だ」と思えたものは、マインドマップに展開します。

このあたりは、また成果が出たらご報告します。

他に、この本『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を仕事で参考にていることを以下でご紹介していますので、合わせてご参照ください。

 ●<ゼロ秒思考>
 ●言葉の力をつける
 ●トレーニング不要の思考整理術


では、本日は目次と第1章のキーポイントをお送りします。
※メールが長くなるので、詳細目次はブログにてご確認ください。


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■目次


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はじめに
第1章 「考える」ためのヒント
 頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする
 言葉を自由に、的確に使うことを目指す
 言葉の中心的意味と揺らぎをとらえる
 浅い思考、空回りの思考を避ける
 「沈思黙考」も「話すだけ」もむずかしい

第2章 人はゼロ秒で考えられる
 時間をかければ考えが深まるとは限らない
 できる人、優れた経営者は即断即決
 究極はゼロ秒思考
 ゼロ秒思考と情報収集
 ゼロ秒思考はメモ書きで身につける
 メモ書きの効能
  メモを書くと、頭が整理される
  メモを書くと、自信が出てポジティブになる
  メモを書くと、腹が立たなくなる
  メモを書くと、急成長できる

第3章 ゼロ秒思考をつくるメモの書き方
 タイトルの書き方
  似たようなタイトルで何度でも書く
  タイトルを貯めておく方法
 本文の書き方
  各行を長めに書く
  頑張って4?6行書く
  書く順番は気にしない
  メモのフォーマットは必ず守る
 思いついたことは、とにかくなんでも書く
 メモはA4用紙の裏紙に
 メモは毎日10ページ書く
 1ページ1分で、思いついた瞬間に書く
 ノートや日記、ワード等ではだめな理由
 メモを1分で、どこでも書けるようにする工夫
  メモ書きに最適なペンがある
  メモをどこでも書けるようにする
 感情を考えに、考えをメモに
 状況・ニーズ別のメモのタイトル例
  心を落ち着ける、整理する
  コミュニケーションをスムーズに行なう
  やりたいことをやり遂げる
  成長する、仕事がもっとできるようになる

第4章 メモを使いつくす
 メモは深掘りするとさらに効果的
 1つのテーマを多面的に書く
  納得するまで15?20ページ以上書く
 メモの発展型
 メモとロジックツリーの関係
 メモから企画書をまとめる
  思いついたアイデアを片っ端から書き殴る
  カルタ取りのように並べてみる
  新しいアイデアが出てきたら、追加する、整理する
  全体のバランスを取る
  メモを見ながらパワーポイントで書きあげる
  企画書を数日間熟成させ、きめ細かな修正でレベルアップする
 チームメンバーや家族にもメモ書きを
  メモを書いてもらう
  悩みを聞きながらメモを書いてあげる

第5章 メモの整理・活用法
 クリアフォルダに分けて整理する
 フォルダの分類を見直す
 メモのその後
  メモの保管方法
  メモは普段見返さない
  3ヶ月に1度フォルダを整理し、ざっと眺める
  さらに3ヶ月後にもう1度だけ見直す

おわりに

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■要約


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■第1章 考えるためのヒント


 頭に浮かぶイメージを言葉にすると明確になる。頭のなかはモヤモヤとしていることが多い。言葉にしてみるとそれがはっきりする。

 誰だって、起きている間、いつでも何かを感じている。何かを考え、なんらかのイメージが浮かんでいる。ただ、それがすぐ消えてしまう。言葉を認識する以前に、もやっとした感情のまま、それが何かを特定しないまま消えてしまう。いったん忘れるが、もやもやの原因が解決するわけではない。もやもやが自然に消えるわけでもない。なので、気分はどんどん減入ってくる。

 また、毎日の生活や仕事の中で、こうしたらという思い、アイデアが生まれる一方で、「でも、だめじゃないか」「そんなの無理に決まっている」「自分にはとてもできない」という気持ちも働き起こってくる。不安が湧いてくる。これも全部書き出すとよい。構わず全部書く。

 そうすると、こうしたらという思い、アイデアの全貌が目の前に浮かび上がってくる。実は気になるところも、いいと思っていることも、全部はき出されていく。何かが気になって次のレべルまで考えられなかったところにも、気を配れるようになる。上司に見せる企画書ではないので、見た目などまったく気にせず、気になるところ、気づいたところから書き出していく。

●言葉は自由に的確に。
 頭を使わない状況で成長することはない。考えて物事を整理し、問題点を解決していかなければ、気持ちも晴れることがない。やる気もだんだん低下し、仕事も面白くなくなり、結果も出にくくなっていく。そういった状況にいるとしたら、すぐにも自分を解き放たなくてはならない。

 イメージや感覚を言葉にしようとする回数を重ねていくと、それほど抵抗なく形にできるようになる。言葉にすることへの蹟踏がなくなってくる。すっと書けるようになる。意外に苦労せずに書いたり話したりできるようになり、相手の気分を損ねずに伝えることができるようになる。
 ここまできて、ようやく本当の意味で「言葉に慣れてきた、言葉を使える」という段階に近づく。食事をしたりテレビを見たりできるように、言葉を自然とうまく使えるようになる。言葉への抵抗や臨曙がなくなリ、自由に、的確に使えるようになる。
 気兼ねしすぎて頭や感受性を麻庫させていた状態から大きく踏み出したことになる。

●浅い思考、空回りの思考を避ける
 言葉の意味はもちろんだいたいわかっているはずだが、普段からあまり深く考えていないので、非常に情緒的だ。ひとつつひとつの言葉の持つ意味を正確に把握しておらず、話しながらぶれていることに気づかず、結論までうまく続けることができない。周囲はもちろんついていけないので、仕事がうまく進まない。
 こういう人は話すポイントがあいまいで周囲を混乱させるだけではなく、なんとか伝えようとして言い過ぎて人を不用意に傷つけたり、面白みのない冗談を言って場を取り繕おうとして逆に興ざめさせたりと、人と接するうえで何かと問題を起こしがちだ。みなさんの周囲にも思い当たる人が何人かいないだろうか。あるいはもしかしたら、みなさん自身がそういった人ではないか。

 なぜこういうことが起きるのか。残念ながら、日本では「深く考える訓練」「真剣に、本当に考える訓練」は、小学校から大学までほとんど行なわれてこなかったからだ。

 考えをどんどん深めていくこと、選択肢をあげ尽くし、それを評価して優先順位をつけることなどは、実はウェイトトレーニングと同じで、鍛えれば鍛えるほど力がつく。本書を読み終え、1 日10ページのメモ書きを始められた人には、ウェイトトレーニング的な効果を数週問で実感してもらえる。
 このトレーニングの結果、飛躍的に頭が整理され、的確な言葉使いができるようになる。トレー二ング次第で誰でもだ。学歴、職歴、経験、立場などにはまったく関係しない。もちろん性別や国籍、年齢にも関係ない。そうやって強化できることであるのに、知らずに空回りの思考をしている人がほとんどだ。

●「沈思黙考」も「話すだけ」も難しい
 書き留めていけば現状を整理し、なぜ会議が長いかを分析し、短くする方法を複数あげ、具体的なアクションをリストアップしていくことが可能になる。




■参考図書 『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング





立ち読みできます立ち読み可
A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。








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ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
著者 :赤羽雄二

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●関連 Web
 「ゼロ秒思考」のつくり方 ― ダイヤモンド・オンライン
 ゼロ秒思考-- 赤羽雄二のブレークスルーブログ
 「ゼロ秒思考」のメモ書きは世界へ - 現代ビジネス - isMedia

●本書を引用した記事
 スケジューラ日誌
 ミニボールペン
 スケジュールを見なおしてはいけない
 時間を無駄に浪費している習慣を塗り替える
 ゼロ秒思考3
 やるべことは一旦書きなさい
 しぐさで会話をコントロールする方法
 タスクには結果を書く
 要約をつくる方法
 ゼロ秒思考5

●このテーマの関連図書


ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

速さは全てを解決する---『
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』の仕事術

アクションリーディング1日30分でも自分を変える"行動読書"

頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方

パイロット水性ボールペンVコーンLVE-10EF-B10セットブラック

マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング(まんがでわかるシリーズ)





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