2015年02月10日

ゼロ秒思考2




今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。

ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。

マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。

場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、

 ・考えていることを明確にすること
 ・何を考えるべきなのかをトレーニングすること
 ・繰り返し考えることで、抜け漏れを無くすること

を実現します。必要な物は、あなたの頭と、ペン、そしてA4の裏紙だけ。

著者のフェイスブックで特設ページで、筆者への質問を受け付けているそうです。

私の活用方法はゼロ秒思考1を御覧ください。

本日は第2章のキーポイントをお送りします。

他に、この本『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を仕事で参考にていることを以下でご紹介していますので、合わせてご参照ください。

 ●<ゼロ秒思考>
 ●言葉の力をつける
 ●トレーニング不要の思考整理術

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■要約

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■第2章 人はゼロ秒で考えられる

 考えるのは時間を書ければいいということではない。

 もやもやとした気持ちをその場で言葉にし、考えを深められるようになると、考えが進むだけではなく、どんどんスピードアップしていく。3 、4 日かかって考えていたことが数時間でできるようになる。1 ケ月かかっていたプ口ジェクトをものによっては1 週間で終わらせることもできるようになる。生産性は数倍〜数十倍上がる。
 課題が整理され、問題占一の本質が見え、本質的な解決策とそのオプションが浮かび、オプションのメリット、デメリットがすぐわかるようになる。問題の本質と全体像を押さえた確実な対策が打てるようになる。
 そうした思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼ口秒思考」だ。ゼ口秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。迷っている時間はゼ口、思い悩んでいる時間はゼ口となる。

 文字通り瞬時にできることが多いが、もう少し時間がかかる場合もある。それでも、従来に比べて驚くほどのスピードアップとなる。今‘ 目の前で何が起きているのか、ど1ついう現象なのか、一瞬のうちに判断し、判断したら次の瞬間に進むべき道を複数考え、長所短所の比較をし、即座に方針を決定することができるようになる。

 ただし情報収集をしなくていいわけではない。
 普段からの情報収集が会ってこその「ゼロ秒思考」である。

 慣れてくると、ニつの占一である程度の勘が働くようになる。
 一つ目は、適切な判断をするために必要な情報を自分が持っているかどしつかに関してだ。
 ニつ目には、情報が足りない場合、どこからどうやって鍵となる情報を取ったらよいかに関しての勘である。問題意識を一局く持つよ’つにすると、今自分が何を知っているか、何を知らないのか、知らないことは必要に応じ、どこから取ればいいのか、誰に聞けばいいのか、今は情報収集しないとしても、必要に応じて深掘りをすればいいか、だいたいの目星がつくようになる。

 ゼ口秒思考を身につける最短、最良の方法が、ここまで何度か言及してきた「メモ書き」だ。

◆メモ書きのポイント

 具体的には、A4 用紙を横置きにし、1 件1 べージで、1 ページに4 - 6 行、各行20- 30字、1 べージを1 分以内、毎日10べージ書く。したがって、毎日10分だけメモを書く。
 なお、本書ではメモ上の実際の行数ではなく、ダッシュで始まる項目を「行」と表現する。

 「メモ書き」は、1 べージを 1 分以内、毎日10ページ書く。時間はわずか10分だ。費用はかからず、頭や感情の整理に即効性がある。右記の営業リーダーのように、行動上の課題を解決し、スタイルまで変更することができる。
 メモ書きを3 週間から1 ケ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになる。メモに書くよりも早く、言葉が湧いてくる。1 ケ月前にはもやもやとしていたものが、言葉が明確に浮かび、アイデアが続々と出てくるようになる。頭の速さに手の動きがついていけず、もどかしく思いながらアウトプットし続けることになる。
 さらに数ケ月続けると、瞬問的に全体像が見えるようになり、「ゼ口秒思考」に近づいていく。ものによっては、瞬間的に間題点が見え、課題が整理でき、答えが見えてくる。この変化には、性別、年齢、経験を問わない。

◆メモ書きの効能

 ・メモを書くと、頭が整理される
 ・メモを書くと、自信が出てポジティブになる
 ・メモを書くと、腹が立たなくなる
  メモを書くと腹が立たなくなるのは、人目を気にせず遠慮なくはき出せ、はき出したものをしっかりと見ることができるからだと考えている。その結果、自分の状況を客観視できるようになり、今起きたことが本当はどういう原因で起きたのか見えるようになり、それに対して何をすべきなのか、何をすべきではないのかが把握できるようになるからだ
 ・メモを書くと、急成長できる




■参考図書 『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。




◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
著者 :赤羽雄二

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
検索 :最安値検索

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
検索 :商品検索する



●関連 Web
 「ゼロ秒思考」のつくり方 ― ダイヤモンド・オンライン
 ゼロ秒思考-- 赤羽雄二のブレークスルーブログ
 「ゼロ秒思考」のメモ書きは世界へ - 現代ビジネス - isMedia

●本書を引用した記事
 タスクには結果を書く
 要約をつくる方法
 ゼロ秒思考5
 ゼロ秒思考4
 ゼロ秒思考3
 ゼロ秒思考2
 ゼロ秒思考1
 即座にやると上司からの評価が上がる
 要約と結論(約起承転結)
 高速メモの技術2
 高速メモの技術1
 他人に軽く扱われない技法
 メモの3S_後半
 ジョークのなかに本音がある
 メモの方法をたくさん知り、選択する
 まとまらない考えをまとめる方法
 一流のお店にいく
 会議の時に座る位置を意識する
 生産性を考える
 反論させない技術
 遠慮は交渉を失敗させる
 好き嫌いで仕事をしてはいけない
 いつもと違うところに感動がある
 勇気を持って断る
 自分でしか成長できない
 機会をつかむ準備をする
 問題は行動によってのみ解決される
 計画を振り返りましたか?
 長所を挙げてもらうと勝手に説得されてくれる
 言葉の力をつける
 生産性を意識する
 習慣の力を活用する
 「教えてください」と言える能力があなたをデキる人にする
 仕事脳は回転の早さではなく体系化
 ゼロ秒思考
 トレーニング不要の思考整理術
 行動に転化する
 部門目標と個人目標
 決定しないという決定
 複数の選択肢を得る
 目的を明らかにする
 時間の使い方を記録する

●このテーマの関連図書


ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

速さは全てを解決する---『
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』の仕事術

頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方

1分書くだけ世界一シンプルなこころの整理法

エッセンシャル思考最少の時間で成果を最大にする

マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング(まんがでわかるシリーズ)





■関連する記事

タスクには結果を書く

タスクリスト、使ってますか?本日は、すでにタスクリストが仕事(生活?)の中に組み込まれてしまった人向けの、もう一歩進んだタスクリストの使い方。スケジュールは2段で書くスケジュール帳は2段に分ける第一章の「目標を設定し、優先順位をつける」では、もっとも重要な中期目標や短期目標につながる行動リストを作る手順を紹介した。だが、そうした目標に毎日確実に近づいていくにはどうすればいいだろう?そ..

要約をつくる方法

以前の記事ねぎま式読書ノートで、本の気になったところを抜書きして、それぞれにコメントを付ける方法をご紹介しました。本日は、本を要約する読書ノートの作り方について。要約が下手な理由本の要約というと、学校で「以下の例文を要約しなさい」というテストや宿題を思い出しますね。イヤな思い出です…。なにしろ、言いたいことはだいたい分かるのですが、適切な言葉で短くすることができない。文筆家が書いた文章には無駄な言葉はない。だから省略したら別..

ゼロ秒思考5

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること..

ゼロ秒思考4

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考..

ゼロ秒思考3

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること・何を考え..

ゼロ秒思考2

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること..

ゼロ秒思考1

今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介します。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること・..

即座にやると上司からの評価が上がる

チームやプロジェクトの進捗ミーティングなどで、いい意味で主役になっている人っていますよね。ようするに、進捗状況のキーを握っている人で、毎週定例でやってもその人の報告事項が多い人です。傍目(はため)に見ても仕事量はかなり多そうなのに、そういう人に限ってメールのレスポンスは早いし、ほぼ間違いなく期限通りに仕上げるんですよ。まぁ、逆に言えばそういう人だからキーになる仕事を任されているとも言えるのでしょうけど。仕事が出来る人に見せる行動ルールそういう人が一体どうやって仕事を..

要約と結論(約起承転結)

以前の記事結起承転結: サラヒン 〜 サラリーマンの仕事のヒントhttp://sarahin.seesaa.net/article/368545141.htmlで書いた報告のしかたでちょっと私が誤解していたことが判明しました。お詫びして訂正させていただきます。要約と結論要約と結論を使いこなす要約とはなにか、また、よい結論とはなにかを勘違いしている人は多い。要約とは、論文..

高速メモの技術2

本日は昨日の「高速メモ」の技術の続きです。昨日の要約メモは一時的に記憶にとどめておくためのものなので、素早く・もれなく書けることが大切。だから、人の話すのと同じくらいの速度で書き取れることが理想です。このためには、人の言ったことをそのまま文字として書き起こしていては間に合いません。昨日紹介したのはイニシャル変換する日付時刻の表記方法を統一するの2つを紹介しました。「ん」「っ」「ゃ」「ー(長音)」は省略する「ひらがな」や「カタカナ」は漢字を省略した文字ですよ..

高速メモの技術1

メモとは私がは「ノート」と「メモ」を意識的に使い分けています。実際、これらの区別がない人も少なくないようですが、個人的にはきちんと使い分けたほうが生産性はいいと思ってます。メモ目的:・一時的に自分の発想や記憶を補助するための2次記憶媒体(もちろん1次は脳みそです)。機能:・すぐに開ける・1テーマで1ページ〜数ページ・どんな場所でも、姿勢でも書くことができる(手のひらに収まるサイズ)・常に手元にある・用が済んだらちぎって捨てられる・有..



■同じテーマの記事

他人に軽く扱われない技法

本日は、会社内で影響力を高めるためのヒントが満載の1冊の紹介です。著者は、社会心理学を利用したビジネススキルの実践的に紹介してくれている著書が多数ある内藤誼人氏。この人の本はわかりやすくて、あまり理論・理屈だけにとどまらず、実際にどう使うのかをきっちり紹介してくれているので、管理人が好んで読む著書の一人です。要約人に軽んじられるのは面白いものではない。いやもっと積極的に腹が立つ。当たり前の話であるが、さて、それがどのようにす..



posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック