2021年04月12日

ゼロ秒思考3



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今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介しています。

ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。

マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。

場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、

 ・考えていることを明確にすること
 ・何を考えるべきなのかをトレーニングすること
 ・繰り返し考えることで、抜け漏れを無くすること

を実現します。必要な物は、あなたの頭と、ペン、そしてA4の裏紙だけ。




著者のフェイスブックで特設ページで、筆者への質問を受け付けているそうです。

本日は第3章のキーポイントをお送りします。

他に、この本『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を仕事で参考にていることを以下でご紹介していますので、合わせてご参照ください。

 ●<ゼロ秒思考>
 ●言葉の力をつける
 ●トレーニング不要の思考整理術


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■要約


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■第3章 「ゼロ秒思考」を作るメモの書き方


・メモを書く際は、A4 用紙を横置きにし、左上にタイトルを書いて下線を引く。
 タイトル(=メモに書くテーマ)は、何でもよい。頭に浮かんだまま躊躇せずに書く。
 頭に浮かぶ言葉そのものをタイトルにする。むずかしく考えることは何もない。むずかしく考えてはいけない。人に見せるものでもないので、頭に浮かんだフレーズをそのままA4 用紙の左上にさっと書いてしまう。
 ・似たようなタイトルで何度でも書く
 ・タイトルを貯めておく方法
  メモのタイトルがなかなか思いつかない、という方もいる。そういう場合は、メモ4 のように、A4 横置きの1 ページに等間隔で縦に4 本ほど線を引いて、メモのタイトルを片っ端から書いておくことをお勧めしている。
・右上には、年月日を入れる。
・本文の書き方
 ・メモは、タイトル、4 - 6 行の本文(各行20- 30字)、日付のすべてをー分以内に書く。
 ・各行はダッシュ(―)で始め、以下の例のように左に寄せて書いていく。左に寄せるのは、右側に書き足すこともあるからである。
 ・字の大きさ、行間は、A4 の用紙に対して右の写真のようなバランスがよい(追記:タイトルからちょっと離して上詰めで3/4くらいのエリアに書く感じ)
 ・各行は、短すぎると具体性が不足し、頭の中のもやもやを言語化する練習にならないので、20- 30字で書くことをお勧めしている。そのくらいあれば、ある程度十分な内容になる
 ・メモの本文は456 行を原則としでいるが、最初のうちはどうしても浮かばないことがある。その場合でも、頑張って3 行は書くとよい。慣れてくればそれほど難しくなくなる。
  6 行までと言うのはなぜか。それは、頭の中を常に整理しておくためだ。だらだらと書き続けると、大事なことも大事でないことも書き連ねてしまう。レべルの違うこともどんどん書いていってしまう。だから、もっと書きたくても、最大でも6行までにすることをお勧めしている。
  不思議にこれが重要な順になる。気になることは先に頭に浮かんできて、それが重要なことだからだ。
 ・書く順番は気にしない
 ・メモのフォーマットは必ず守る
・思いついたことは何でも書く
・メモはA4用紙の裏紙を使う
・毎日10ページは書く
・1ページ1分で、思いついた瞬間に書く
・ノートや日記、ワード等ではダメ
 整理や体系化にまったくエネルギーを使わない。これが非常に大きい。
 ノートや日記帳を使ってはいけない理由
  ・1冊がすぐ終わってしまう
  ・整理が全くできない(ページを入れ替えたり、グループ化できない)
  ・A4裏紙と比べて高価
  ・綴じられているので書き散らかせない
 パソコンがダメな理由
  ・図がかけない
  ・資料の整理がやりにくい(ファイル名だけでは中身がわからない)
  ・PCを立ち上げるのに時間が掛かる
  ・文字しか書けなくなるという制約が思考を妨げる
  ・1分で150文字は書けない

・どこでもメモが書けるようにする工夫
 ・筆圧ゼロでかけるペン
 ・A4用紙をたくさん用意してあちこちにおいておく
 ・念の為に60ページほどは持ち歩く
 ・クリップボードを使って立っていてもかけるようにする

・感情を考えに、考えをメモにする
 感情から問題解決までの段階
  1.感情が沸き起こる
  2.考えが浮かぶ
  3.考えを整理する
  4.文章がある程度浮かぶ
  5.メモに書く
  6.課題解決に取り組む




■参考図書 『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング





立ち読みできます立ち読み可
A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。








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ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
著者 :赤羽雄二

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●関連 Web
 「ゼロ秒思考」のつくり方 ― ダイヤモンド・オンライン
 ゼロ秒思考-- 赤羽雄二のブレークスルーブログ
 「ゼロ秒思考」のメモ書きは世界へ - 現代ビジネス - isMedia

●本書を引用した記事
 徹底的に丁寧にやる
 モチベーション維持アプリ
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 できるかどうか試してみる
 考えるときにはペンを持つ
 会議が失敗する理由
 ゼロ秒思考5
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●このテーマの関連図書


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