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直接「頭がいいですね」と言われた場合、「お世辞を言っているのではないか?」、「何かド心があるのではないか?)と理性のチェックが働きます。
一方、「友達のジョンがそう言っていた」と言われた場合、そのようなことを考える必要はありません。友達のジョンは、あなたがいないところでそう言ったのですから、お世辞を言う必要も、下心がある可能性もないのです。よって、 �@ よりも �A のほうが、客観的な事実のように感じられます。
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このように言葉を直接相手に伝えず、間接的に伝えることで受け入れやすくする話法を、「友達のジョン話法(マイ・フレンド・ジョン・テクニック」と呼びます。
桜井直也 著 『人の心を操る技術―マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく』
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■直接褒められたいか、間接的に褒められたいか
「君はすごいね〜」「君は優秀だね」などと褒められるとうれしいですね。ただ、あまり言葉がすぎる(大袈裟)だったりすると、「ヨイショ」されているみたいで、ちょっと居心地が悪かったりします。
ところが、「○○さんが、君のことを褒めてたよ」みたいに間接的に聞くと、発言者(○○さん)に直接聞いたわけではないので、否定する事もできませんし、結構素直に聞けたりします。
これは心理学的にも有効な方法だそうで、本書『人の心を操る技術―マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく』でも上記のように紹介されていましたし、他の心理術本でもちょくちょく登場します。
具体的な行動を褒めるときには、直接でも構いませんが、一般論として褒めるときには、こういうやり方が結構効果的。
つまり、褒めたいと思っている相手の友人に対して、その相手を褒めることです。
これは、その友人が親しければ親しいほど、それを聞いた友人自身も嬉しい気分になりますし、きっとそれを伝えてくれるでしょう。そうすると、間接的に聞いた(褒めたいと思っている)相手のロイヤリティも高まります。
さらに、発言した当人自身の評価も高くなります。「この人は、ちゃんと褒めるべき人は陰日向なく褒めるんだ」という良い評価を得られるようになるからです。
本人がいないところで褒めるという行為は、とってもお得なんですよ。
■参考図書 『人の心を操る技術―マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく』
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書名 :人の心を操る技術―マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく
著者 :桜井直也
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