私の会社で聞いてみたら、知らない人が結構多かったので、もしかしたら役に立つかも…
ということで、本日は
スイムレーンチャート
をご紹介します。
■スイムレーンチャートとは
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ビジネスの世界では、複数のパーティシパント(人、部門、情報システム)が複雑に絡み合ってビジネスプロセスを進行させていく。このようなビジネスプロセスを表す時に、誰がアクティビティを処理するのか直感的に理解できるように、パーティシパントごとにアクティビティを分割し整理するために使われるのが、スイムレーンである。パーティシパントにスイムレーンが割り当てられ、スイムレーンの内部に配置しているアクティビティが、そのパーティシパントが担当するアクティビティである。スイムレーンは、BPMN基本要素(BPMN Core Elements)の1つに数えられる。
スイムレーンを用いて表されたプロセスは「プライベートプロセス(Private Process)」と呼ばれ、ビジネスプロセス全体はこのプライベートプロセスの集合体であると考えられる。BPMNを用いた図が複数のプライベートプロセスを表示するとき、プライベートプロセス間または関係者間のやり取りを表示することができることが、スイムレーン使用の最大のメリットである。
BPMNでは、スイムレーンにあたる要素は
プール
レーン
の2つがある。
各関係者は「プール」で表され、すべての業務フロー図には、1つ以上のプールが含まれる。図に含まれるプールが1つだけの場合、通常、プールは描かれない。複数のプールが含まれる場合、表記が必須となる。
プールをさらに役割や業務によって分割したものが、「レーン」と呼ばれるサブスイムレーンである。
・スイムレーン ― Q-BPM.org
http://ja.q-bpm.org/mediawiki/index.php/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3
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まぁ、ここに書いてあるとおりなのですが、ある業務を完成させるというのは、いろいろな部門がいろいろな作業をしてようやく完成します。
それが、どの部門がどういう順番でどのようなことをするのかを表す方法が、このスイムレーンチャートです。
■スイムレーンチャートを描いてみる
私が上手にかけるわけではないので、別のWebの事例を引用しておきます。
ちょっとうれしい UML 2.0 のこんな技
http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/UML2_0/No03/
■スイムレーンチャートを活用する
あなたが何かの仕事のやり方や、あるプロジェクトをやった時に、だれにどうアクセスすればうまくいくのかが理解できますよね。
それを記録しておくのに、
・最初に○○部の××さんに連絡する
・提案を○○部の部長と××さんとともに話しに行く
:
:
みたいなものを文章で残しておいても、再利用はできません。
なぜって、文章は読むのが面倒だから。
ところが、「新商品の提案ルート」みたいな図として、このスイムレーンチャートが書いてあれば、次にぱっと使えるんですよ。
新しい業務を覚えた時にも、かならずこうして図にしてみると、抜け漏れや理解できていないところが多数発見できます。
ビジネスでは、そのプロセスを理解する上で必須のツールではないかと思ったりしてますが、皆さん、使ったことがないとすると、
・知らないだけ
・必要ないから
のどっちなんでしょうね?
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