どうも日本語というのは、母国語で話し慣れているので、あまり意識しなくてもそれなりの文章が話せたり、書けたりします。
ところがちゃんと勉強してみると、以外に知らないことが少なくありません。
前回の「文体を揃える」という記事でちょっとだけご紹介しましたが、普段はあまり意識していない、「大和ことば(和語)」と「漢語」について。
■大和ことば(和語)と漢語を使い分ける
異なる単語で、ほぼ同じ意味を持っている単語があります。
これを大括りにすると和語/漢語に分けられます。
これを使い分けると、文章が柔らかくなったり、硬くなったりします。
たとえば、大和ことばで「考える」というのは「思考する」などの漢語に置き換えられます。
※最近では、カタカナ英語、和製英語なども…大和ことばをつかうと、やわらかい印象を受けますが、漢語を使うとカチッとした印象を受けるので、レポートなどの論文や論理的文章を書くときには、漢語を使うように意識しています。
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漢字を少なくするとやさしい文章になります
漢字の削減によって平易な文章になる
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うける印象が違いますよね。
NHKで、「読み書きのツボ」という小学生向けの番組なのですが
言い換えゲーム3〜和語と漢語〜
http://www.nhk.or.jp/kokugo/tsubo/?das_id=D0005150038_00000でうまく説明がされているので、ちょっと参考になります。
※…って、こんなことが仕事のヒントというのはレベル低すぎ?■一つの文章で使い分けない
時々やる失敗は、これを一つの文章のなかで同時に使ってしまうことです。
・メンテナンスピンの折損により故障停止が発生したと書いておきながら、別のところで
・メンテナンスピンが折れてしまったことにより、メンテナンスカバーが閉じられなくなり、異常検知システムが働いたと書くと、ちゃんと読めば意味は通じますが、「ん?」と一瞬考えてしまいます。
もうひとつは、別々の言葉で、和語と漢語を混用するような場合。
・メンテナンスピンが折れてしまったため、メンテナンスカバーの開閉に支障をきたし、安全保護機能が作用して〜意識して読むと、ちょっと違和感がありますよね。
それぞれの場面や文章で適切な言葉を選ぶことも必要ですが、勢いで混用しないように注意すると読みやすい文章になります。
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