以前の記事でも書きましたが、私は殆どの本を図書館で借りてきて読んでます。
読書術の本で、図書館を利用することを奨めている本というのはあまり出会ったことがないのですが、本書『大人のための読書の全技術』にはバッチリ書いてありました。
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図書館は良書と出会う絶好の場。図書館で買うべき本を見つけよう幅広くいろいろな本に接する一つの方法として、本屋に足を運ぶことの大切さについては前述しましたが、図書館も格好の場と言えるでしよう。私も若い頃からよく図書館を利用してきました。
図書館のいいところは、新刊書中心の書店と違って、古い本も揃っており、そのラインナップがとても充実していることにあります。
およそ書店では、スペースが限られているところに、新刊書が次々と出てくるので、一定期間より前のものは置く余裕がありません。私自身、新書だけでも一年に 5,6 冊は出しているのですが、一冊も在庫がないということがあります。
20万部ぐらい売れた本でもすぐに棚から姿を消してしまい、そんなに厳しい状況なのかと驚愕したことがあるほどです。
「本の寿命が短くなった」と言われる理由がよくわかります。
それに比べると、図書館はスペースがありますし、過去の名作が大量に所蔵されています。まさに良書と出会う絶好の場だと言えるでしよう。
閉架図書にはシブい書物もあります。そもそも図書館は市民のものなのですから、図書館を活用して、読書のある生活、ライフスタイルを維持するというのは、いいことだと思います。
齋藤孝(著) 『大人のための読書の全技術』
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全くもってその通りで、私ごときがコメントすることもないのですが、図書館を利用するとメリットがもう一つあります。
お小遣いが減らない
これはかなり大きい。
もう一つが、期限があるということ。
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ただし、図書館の本は必ず返さなければなりませんし、線を引いたり、折ったりすることは許されません。そんなことをしたら犯罪です。つまり、図書館で借りた本は、残念ながら、自分のものとして思う存分活用することができないのです。
ですから、私の場合、図書館は調べ物をするか、買うべき本を見つけるための場所になっています。
パラパラとめくってみて、買うか買わないかを決めるのです。また、私は研究者という立場上、たとえば明治時代の本など、今では出版されていないものが必要となることがあります。そんなときは、図書館で探してコピーをとって活用しています。
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いずれにしても、図書館には膨大な本がありますから、本当に自分がほしい本をチエックする場合や、買うべき本とそうではない本を見極める力をつけるという意味では、利用価値が大きい場所だと言えるでしよう。
齋藤孝(著) 『大人のための読書の全技術』
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■気に入ったところは書き写してしまう
なにも、本を買う必要もありません。
私の場合は、気に入ったフレーズなどは、PCに書き写してしまいます。
そのほうが、何度も読むのでそのフレーズが記憶に残ります。
■本屋に行くより図書館に行きなさい
前述のように、本屋は新刊や売れ筋の本しか置かないので、本当に自分に必要な本というのを見つけるのには向きませんし、自分にあった本というのは、ある程度数をこなさないと見つかりません。
そのために、1冊1000円も2000円も出していたのでは、身がもたないので、本を探す、数を打つという目的で、とにかく図書館にかよってみるというのがオススメ。
ただ、図書館は仕事帰りによるには、早く閉まりすぎてしまうのが難点。
私の場合は、週休2日なので、休みのウチ1日は図書館へ行くというのを習慣にしてます。
もちろん、本屋さんにも行きますよ。月に数回以下程度ですし、滞在時間もすごく少ないですが。
※買う本がはっきりしているので、即効で欲しい本を買って帰るか、平積みされている本をざっと眺めて、最近のトレンドを見る程度なので。
■参考図書 『大人のための読書の全技術』
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●本書を引用した記事
耳で読む読書術:オーディオブックを活用する
言葉を手に入れなさい
本とともに暮らす
音読すると理解できる
注釈本の使い方
本を書き写す
本屋に行くなら、図書館に行った方がいい
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