2020年11月30日

スキマ時間にやることを決めておく




前の会議が早く終わった、電車が来るまでちょっと時間があるなどのときにどんなことをしていますか?

この本『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?』にはこんなことが書いてありました。




★P6〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

そもそも、いま、なぜ企業や消費者が「時間価値」という古くて新しい考え方に影響を受けて行動ハターンを変えているのだろうか?

考えうるポイントは 2 点ある。

第一のポイントは、私たちを取り巻く環境変化である。
具体的には、スマートフォン(スマホ)など携帯可能な情報通信端末の急速な発達と SNS をはじめとするソーシャルメディアや位置情報を利用したさまざまなサービスの開発によって、時間のロングテール(グラフに示すと恐竜のしっぽのように小さい値が長く続く)価値が高まっていることである。

スマホが登場する前は、通勤電車が来るまでの待ち時間である数分、仕事を中断してトイレに行く数分、お風呂で湯船につかる数分〜 10 分というこま切れの時間を使って生産的なことをすることは難しかった。

また、ソーンヤルメディアがなければ、こうしたこま切れ時間に他者とつながることは不可能だった。

私たちが保有している 1 日 24 時間、あるいは生涯という長い時間の使い方をプライオリティ順に並べたときに、これら数分〜 10 分というこま切れの時間は価値がほとんどなく、捨てられていた時間だった。

しかし、携帯可能な情報通信端末の発達によって、私たちは「 PC 画面の前」という固定化された空間から脱出した。

そして、自由意思で移動して 1 日を過ごす過程で生じるこま切れの時間を、常に持ち歩いている情報通信端末を使って、有効活用し始めた。

スマホなどを手軽に携帯してネットに接続できることで、私たちは「大脳」だけでなく「電脳を擬似的に体内に埋め込まれたように行動できる」地球上の唯一無二の種に転換したのだ。

新たな時間活用方法としては、自らのこま切れの時間を使って、検索ェンジンなどでさまざまな情報を得るだけにとどまらない。自らと同様に、「 PC 画面の前」という空間制約を取り払って自由意思で行動・移動し始めた数多くの人と、メールやソーシャルメディアで常時つながるようになったのである。

松岡真宏(著) 『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?
――――――――――――――――――――――――――――★





■スキマ時間にやることを決めておく


私は空き時間の長さによってやることを変えています。

・10分未満なら以下のどれか
 ・メールを処理(振り分け)する
 ・考えたいことリストからブレストする
 ・パズル系のゲームをする
 ・英語・中国語のニュースを読む
・30分未満なら以下のどれか
 ・日誌を読み返したり、追記したりしつつ、タスクリストに忘れ物がないかチェックする
 ・ちょっとしたタスクを実行する
 ・タスク処理(振り分け)をする
 ・考えたいことリスト(ネタ)からブレストする
  外にいれば、周りを見回して、それとネタを無理やりくっつけるアイディアを出す
・1時間未満なら別のタスクを実行する

「処理(振り分け)」というのは GTD での使い方。
Inbox の情報から、タスク・情報などを抽出することです。

ちょっと時間が空いた時に何をするのかを決めておくと、時間の効率化がはかれます。




■参考図書 『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?




時間は、買うものから売るものへ――すきま時間×スマホ=時空ビジネス。
誰もが、わずかな時間を切り売りして稼ぐ時代がやってきた。

技術がどんなに進化しても、時間は限りある希少な存在。

あらゆるものごとのスピードが劇的に加速するなか、
モバイル技術の進化で、5分、10分の移動時間や待ち時間という
これまでは捨てられていたはずの、すきまのような時間の価値が高まっています。

スマホを持って「すきま時間」を少しでも有効に使いたいと思う人は増え、
移動中の空き時間を有効に使える時間貸しスペースや
「時短」をコンセプトにした商品やサービスの開発、空間づくりは、
大きなビジネスチャンスへとつながっています。

これからの、人々の時間へのニーズは、時短術などの「時間効率化」から、
創造的で豊かな時間を過ごす「時間快適化」へ。

企業も、個人も、「時間価値」を追求したものが有利となる、
時間資本主義の時代が、幕を開けようとしています。

気鋭の経営コンサルタントが消費行動、企業のあり方、個人の働き方まで
「時間」と「いま」の関係を鋭く読み解いた一冊!





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?
著者 :松岡真宏
楽天では見つかりませんでした
時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 時間価値倍増法
 非常識な成功法則
 スマホ自炊にはスタンドが必要
 アイディアは数字で表す
 スキマ時間にやることを決めておく
 落ちないスマホリング
 スマートにスマートな仕事を心がける
 生産性を高める
 生産性を考える
 生産性を考える

●このテーマの関連図書


結果を出すリーダーほど動かない

勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド

最強の経営を実現する「予材管理」のすべて

宅配がなくなる日同時性解消の社会論

「時間消費」で勝つ!

仕事を高速化する「時間割」の作り方





■同じテーマの記事

手帳はアナログかデジタルか

GoogleからNexus7が発売されましたね。あの機能で\19,80は安い!!「これなら!」ということで勢いで買ってしまいました。紙の手帳はほんとうに必要か?以前にも何度かアナログ手帳を廃止しようとして、デジタル手帳に移行したことが何度かあります。大体の場合は、1ヶ月もしないうちに挫折してアナログ手帳に戻ってきてますが、最近はスマートフォンやタブレットで非常に良いアプリも作成されていて、「こんどこそは」と意気込んで使い始めました。何しろ、やっぱり先端技..

TODOリストはいいかげんに作る

TODOリスト仕事術とか時間管理術などででてくるTODOリスト(タスクリストとも言いますね)。これをやれば仕事が出来るようになるかのように書かれている本が多いですが、私の失敗経験からすると、TODOリストを作ること=できるビジネスマンになるという等式が成り立つわけではないみたいです。※私の回りにもTODOリストなんて持ってない「できる人達」がいっぱいいます。まぁ、「やらないよりやった方がいい」程度のものと捉えたほうがいいみたいです。ちょっと失敗談など。..

わがままにスケジューリングする

もし調べられるのであれば、直近数ヶ月にした打ち合わせについてどこで打ち合わせをしたかを調べてみませんか?これが相手のオフィスや長距離の移動を伴うような場所であれば、あなたの時間効率の改善のねたになります。移動は価値を生まない製造の仕事でよく言われますが、移動することは価値を生まないです。製品を作るときに、何かを組み付けたりインストールしたりする作業は、その製品の付加価値を上げる方法のひとつなのですが、組付けをするた..

時間価値倍増法

三浦雄一郎さんが世界最高齢でエベレスト登頂に成功されましたね。本当におめでとうございます。草葉の陰からお祝いを申し上げます…。三浦氏は・1964年イタリアのスキー大会で日本人として初めて参加し、時速172.084キロの当時の世界記録を樹立。・1966年、富士山直滑降。・1970年にはエベレスト・サウスコル8000メートル世界最高地点からのスキー滑降を成し遂げ、その記録映画でアカデミー賞受賞・1980年代に入ってからも世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成とまぁ..

習慣を改める習慣をつける

多くの仕事は考えなしに突撃すると失敗します。一方で、ある行動は習慣化して、考えずに行動することで、迅速にやれるようになります。習慣の力過去記事でも何度かふれてますが、習慣の力は自動車の運転を考えてみればわかります。教習所に通っていた頃、あるいは免許を取りたての頃は、ミラーを確認してシートベルトを締めてエンジンをかけて::(中略):後方確認をしてブレーキを緩めてアクセルをふかしながらゆっくりク..

非常識な成功法則

今週は、夏休みに読みたいビジネス書の紹介です。本日は、これは読まずにビジネス書を語るべからずとおもっている(以前紹介した)本。非常識な成功法則神田昌典ずいぶん古い本ですみません。神田昌典氏の出世作ですね。元ネタを使いまわしているようですが、結局たくさんのビジネス書を読んでも、本当に「これは、何度も読み返したい」という本は数えるほどしかありません。それは自分の課題認識によって人それぞれなのかもしれませんが、このブログでは、沢山の本を紹介することではなく、自分..




posted by 管理人 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック