前の会議が早く終わった、電車が来るまでちょっと時間があるなどのときにどんなことをしていますか?
この本『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?』にはこんなことが書いてありました。
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そもそも、いま、なぜ企業や消費者が「時間価値」という古くて新しい考え方に影響を受けて行動ハターンを変えているのだろうか?
考えうるポイントは 2 点ある。
第一のポイントは、私たちを取り巻く環境変化である。
具体的には、スマートフォン(スマホ)など携帯可能な情報通信端末の急速な発達と SNS をはじめとするソーシャルメディアや位置情報を利用したさまざまなサービスの開発によって、時間のロングテール(グラフに示すと恐竜のしっぽのように小さい値が長く続く)価値が高まっていることである。
スマホが登場する前は、通勤電車が来るまでの待ち時間である数分、仕事を中断してトイレに行く数分、お風呂で湯船につかる数分〜 10 分というこま切れの時間を使って生産的なことをすることは難しかった。
また、ソーンヤルメディアがなければ、こうしたこま切れ時間に他者とつながることは不可能だった。
私たちが保有している 1 日 24 時間、あるいは生涯という長い時間の使い方をプライオリティ順に並べたときに、これら数分〜 10 分というこま切れの時間は価値がほとんどなく、捨てられていた時間だった。
しかし、携帯可能な情報通信端末の発達によって、私たちは「 PC 画面の前」という固定化された空間から脱出した。
そして、自由意思で移動して 1 日を過ごす過程で生じるこま切れの時間を、常に持ち歩いている情報通信端末を使って、有効活用し始めた。
スマホなどを手軽に携帯してネットに接続できることで、私たちは「大脳」だけでなく「電脳を擬似的に体内に埋め込まれたように行動できる」地球上の唯一無二の種に転換したのだ。
新たな時間活用方法としては、自らのこま切れの時間を使って、検索ェンジンなどでさまざまな情報を得るだけにとどまらない。自らと同様に、「 PC 画面の前」という空間制約を取り払って自由意思で行動・移動し始めた数多くの人と、メールやソーシャルメディアで常時つながるようになったのである。
松岡真宏(著) 『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?』
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■スキマ時間にやることを決めておく
私は空き時間の長さによってやることを変えています。
・10分未満なら以下のどれか
・メールを処理(振り分け)する
・考えたいことリストからブレストする
・パズル系のゲームをする
・英語・中国語のニュースを読む
・30分未満なら以下のどれか
・日誌を読み返したり、追記したりしつつ、タスクリストに忘れ物がないかチェックする
・ちょっとしたタスクを実行する
・タスク処理(振り分け)をする
・考えたいことリスト(ネタ)からブレストする
外にいれば、周りを見回して、それとネタを無理やりくっつけるアイディアを出す
・1時間未満なら別のタスクを実行する
「処理(振り分け)」というのは GTD での使い方。
Inbox の情報から、タスク・情報などを抽出することです。
ちょっと時間が空いた時に何をするのかを決めておくと、時間の効率化がはかれます。
■参考図書 『時間資本主義の時代:あなたの時間価値はどこまで高められるか?』
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●本書を引用した記事
時間価値倍増法
非常識な成功法則
スマホ自炊にはスタンドが必要
アイディアは数字で表す
スキマ時間にやることを決めておく
落ちないスマホリング
スマートにスマートな仕事を心がける
生産性を高める
生産性を考える
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●このテーマの関連図書
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