2015年07月09日

言葉を手に入れなさい



「自動車」って何のことか、多分日本人ならわからな人はいないことでしょう。
Wikipediaによると、角川の1989年の国語辞典には、「発動機の動力で軌道なしに走る四輪車」と書かれているそうです。

もし、この「自動車」という単語を知らなかったらどうなるでしょうか。

たとえば、

 「我が家では自動車を近距離の買い物にしか使わないので、小型の自動車にして、旅行の時には大型の自動車をレンタルすることにしよう」

という事を考えた時、自動車という単語を知らなければ

 「我が家では"発動機の動力で軌道なしに走る四輪車"を近距離の買い物にしか使わないので、小型の"発動機の動力で軌道なしに走る四輪車"にして、旅行の時には大型の"発動機の動力で軌道なしに走る四輪車"をレンタルすることにしよう」

読みにくいし、最初の方の部分なんて忘れちゃいますよね。

■言葉の力(ちから)


このブログではいろんな言葉について Wikipedia を引用しながら、私の個人的経験をご紹介しています。

個人的には、これが仕事をする上でも、また生活をする上でも大切なことだと思っています。

これについて、『大人のための読書の全技術』という本でこんな風に書かれてました。

★P253〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

つまり、今でこそ、まだまだその重要性を知られていないファシリテーターですが、それを知っていて、意識して行動することが、組織内におけるあなたの存在感を大きくする可能性が高いということです。

このように新しい様々な概念を手に入れるというのが、非常に重要な読書の役割です。そしてそれ以上に、読書によって身につけた概念の力を自分のものとして、現実に活用していくことが大切なのです。

齋藤孝(著) 『大人のための読書の全技術
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ここでは「ファシリテーター」という言葉を使って説明していますが、この部分については全く同意。

ある特定の概念を表す名詞を知っているかどうかというのは、その人の思考の幅だけでなく、思考の深さも規定してると考えています。
だから、いろんな言葉を知ることが重要、と。

ただ、辞書を引いて言葉を知っただけでは、その言葉は自分の概念にはなりません。
たとえば、犬と猫の形態的特徴を辞書で正確に調べても、犬と猫の区別が付くようにはなりません。
それには実経験に基づく概念の形成が必要だからです。

だから、それについて繰り返し、手を替え品を替えて説明してくれる書籍と、実際にそのものに触れてみるという経験が必要なんですね。

そうすると、「発動機の動力で軌道なしに走る四輪車」ではなく、「自動車」として短く考えることができ、それを使った思考も可能になるわけです。

★P262〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●「これ知ってます」で終わらせない読書が、「概念活用法」の獲得につながっていく
私は、ここまで述べてきた「概念活用法」は、読書を現実世界で役立たせるための大きな武器だと思っています。読書で得た知識を概念としてしっかり自分のものとして、アウトプットするときに活用できるからです。

たとえば仕事をしているとき、自分が所属している組織や集団の中でどんな立ち位置にいて、どんな役割を担っているかを、客観的に認識するのは意外と難しいものです。そこで、マイナス面も含めて客観的な事実を伝え合うのです。そうすることで、いろいろな視点で物事を見ることができるようになり、客観的な現状把握が可能になる、ひいては修正も可能になるというわけです。

私も、学生たちに「準備、融通、フィードバック」を何回か唱えさせています。
仕事がどうやったらうまくいくかということを考えたときに、まず普通に準備して、それでライブの空間では融通を利かせ、最終的に終わった後にはちゃんとフィードバックしろということです。

このように、新しい言葉をきちんと概念として使いこなせるがどうかが、とても大切です。だから言葉というもののとらえ方を一回ちょっと整理してみて、それをどれだけ自分のものとして駆使できているかを、見直してみることも必要でしよう。

それは、本で読んだことを「これ知ってます」で終わらせないということです。それではちよっと物足りない。
本を読んだことを自分の中でいかに活用するか、いつも考え続けること。それが「概念活用力」を自分のものにするための練習の第一歩です。

※一部省略

齋藤孝(著) 『大人のための読書の全技術
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■新しい概念は本からやってくる


私の場合、新しい概念や考え方などは、本で学んだものがほとんどです。
Wikipedia をよく引用しますが、それは、簡単かつ正確(一般的)に説明するために必要なものであって、私の概念を説明するものではないです。

あくまでも概念は私のイメージとして持っているものでしかなく、それは多くの本と実経験に基づくものでしかありません。

上記で紹介した『大人のための読書の全技術』という書籍では、こうした概念を形成するのに適した多数の本を紹介してくれています。もちろん、「どう学ぶか」が主体の本ですが。結構分厚くて読むのが大変ですが、本にどのように向きあえばいいのかを、表題の通り「方向から」解説されていますので、オススメ。



■参考図書 『大人のための読書の全技術


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書名 :大人のための読書の全技術
著者 :齋藤孝

●関連図書
 『 「何から読めばいいか」がわかる 全方位的読書案内』
 『 読書が「知識」と「行動」に変わる本』
 『 読む技術: 成熟した読書人を目指して』
 『 ソーシャル時代のハイブリッド読書術』
 『 読めば読むほど頭がよくなる読書術: 結果を出す人の“インプット”の技術』
 『 一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンになるために20代で身につけたい読書の技法』

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