2015年08月10日

Cドライブの空き容量を確保する1:不要なファイルを削除する1




Cドライブの空き容量ってどのくらいありますか?

私は、デスクトップPCはだいたい70%強、ノートPCは30%弱が現在の状況。




WindowsはCドライブに頻繁にアクセスするので、この空き容量が減ってくると動作が遅くなります(SDメモリをCドライブに使っているものは別です)。

システムの管理をしていると、割とそういうことに敏感になります。
会社のサーバ類の目安は空き容量はすべてのドライブで30%以上に設定していて、それを下回ると不要なファイルを削除したり、ドライブの追加購入などを検討するルールを作ってます。

ただ、個人で使用するPCでは、30%というのは結構厳しいので、厳守ラインとして5分の1(=20%)を目安にしてます。これに近づいてきたら、残り容量が30%になるまで、ファイルの削減をするようにしています。





■容量確保のコツ


容量確保のコツは3つあります。

 ・不要なファイルを削除する
 ・空き容量の大きなドライブに移動する
 ・オンラインストレージを利用する

の3パターン。

本日から何回かに分けて、この3つの方法についてご紹介します。
本日は、不要なファイルを削除するためのコツをご紹介。

■ゴミ箱をクリアする


これは多分、多くの人がまずやる方法ではないでしょうかね。

Windowsはファイルを削除してもその実態を削除せず、一旦ゴミ箱に放り込みます。
これはこれですごく便利な仕組みなのですが、放置するとゴミ箱の容量が半端無く広がります。

これは、「空き容量がなくなった時」ではなく、「定期的に」削除するのがいいです。
私の場合は、毎週金曜日の帰宅前の定例作業のひとつとしてやってます。
ただし、1週間以上前のファイル限定。

今週削除したファイルは、もしかして来週必要になるかもしれないので残してます。

詳しくはファイルは削除する をご参照ください。

■ディスククリーンアップツール


Windowsに標準で添付されているツールとして使えるのが「ディスククリーンアップ」。
これは、エクスプローラで「ドライブのプロパティ」を開いてやると、右下にボタンが出てきますので、それで起動できます。コマンドで起動するときには、

 Win+R
 cleanmgr.exe

で起動します。

対象は

 ・ダウンロードされたプログラムファイル
 ・インターネット一時ファイル
 ・ユーザによってア〜ア生部されたエラー報告ファイル
 ・一時ファイル
 ・縮小表示

になってます。

ただし、理屈はわかりませんが、ディスククリーンアップツールは削除しないファイルが結構有ります。上記のそれぞれのフォルダの在処を調べられるなら、それを探しだして削除したほうが効果があります。

フリーソフトだと、

 MooOHDD掃除機

がちょっと便利です。

■ダウンロードフォルダ


よくウェブブラウザを使う人は、多分「ダウンロードフォルダ」にいっぱいデータが入ってます。
これは、エクスプローラを開くと「ダウンロード」が「お気に入り」に表示されるので、そこを開いて不要なファイルを削除します

フォルダを確認して、「とっておきたい」と思うファイルがあれば、ちゃんと分類して自分の保存フォルダに移動しておきましょう。
「もしかして必要かな?」と思うファイルは大抵使わないので、「これは絶対必要」と思えるファイルだけにしましょう。

今まで忘れていたのだから、多分必要ないですよ。
必要ならまたネットでググりますよ。きっと。

 ブラウザのダウンロード先を知る

にやり方が詳しく書いてあります。

■次回に続く


ちょっと長くなったので、次回に続く。




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