2021年06月21日

Cドライブの空き容量を確保する5:オンラインストレージを利用する





Cドライブの空き容量ってどのくらいありますか?

私は、デスクトップPCはだいたい70%強、ノートPCは30%弱が現在の状況。




WindowsはCドライブに頻繁にアクセスするので、この空き容量が減ってくると動作が遅くなります(SDメモリをCドライブに使っているものは別です)。

システムの管理をしていると、割とそういうことに敏感になります。
会社のサーバ類の目安は空き容量はすべてのドライブで30%以上に設定していて、それを下回ると不要なファイルを削除したり、ドライブの追加購入などを検討するルールを作ってます。

ただ、個人で使用するPCでは、30%というのは結構厳しいので、厳守ラインとして5分の1(=20%)を目安にしてます。これに近づいてきたら、残り容量が30%になるまで、ファイルの削減をするようにしています。


前回まで、主にデスクトップPCなどで別のドライブが利用できるときに、そのドライブに大きなファイルを退避する方法をご紹介しました。

もちろん、ノートPCでも、USB接続で外部ドライブを利用すれば同様のことは可能ですが、それではノートPCの機動性が失われてしまいます。
※私の場合は、ノートをあちこちに持ち歩いて仕事をしてますので、ノートPCには、マウスと外部モニタくらいしかつないでません(最近はキーボードもつないでることも)。普段はACアダプタもつないでないことが多いです。
※私のノートPCの選定基準は、第1にバッテリの持続時間ですので、実際1日の殆どの作業はバッテリを繋がずにやってます。バッテリをつなぐのは、ちょっと重い作業をしている時かバッテリ残量が気になる時、就寝時くらいです。

だからといってノートPCのハードディスク容量だけで事足りるかというと、実際そんなことはなく、過去のメールやら過去に作成したファイル、日誌などが巨大な容量を占めてます。
※一つづつはわずかですが、20年近くの過去データだと思えば巨大さは…

そこで、ネットワーク経由でアクセスできるオンラインストレージを使ってます。




■共有ドライブ


デスクトップのPCはすべて同じログイン名・パスワードで読み書き可能に設定しています。
こうしておくことで、いちいちパスワードを聞かれることなくそのドライブのファイルにアクセス可能です。基本ノートPCからは無線LANでつなぐのであまり早くないですが、何ギガもあるようなファイルのランダムアクセスをするなんてい言うことはほとんどありませんので、特に不便してません。

さらにおまけ的に、こうして共有ドライブ上にアクセスしてファイルをやりとりしておくと、常に1つのファイルに対して更新を書けることになるので、最新のファイルは一つだけになります。

■ファイルサーバ


共有ドライブをもうちょっと進めると、NASという製品に行き着きます。

これは、簡単なイメージで言うと、ハードディスク単体でネットワークにつながっているようなものです。いちいちPCを立ち上げることなく、同一のネットワークからアクセスが可能です。

普通のPCをファイルサーバとして使っても同じことができますが、多くのNASはディスクを2重化しているので、ハードディスクが故障した時にでも、ファイルを完全に失わずにすみますし、故障したハードディスクだけを交換すれば簡単に復旧します。

もちろん、サーバを立てて、そこにハードディスクをつないでも同じことができますが、これはある程度専門的な知識が必要です。それに比べると NAS はハードルが低いので、PCやネットワークにあまり詳しくない人でも簡単に構築ができてしまいます。

もちろん、サーバを建てることができれば、いろんな複雑なデータ保護措置がとれますので、オススメなのですが、普通の知識では運用上問題を起こした時に対応しきれません。
※私は会社では一応システム部門なので、そっちのが得意だったりします。

■オンラインストレージサービス


そして、最終的に行き着くのは、だったらクラウドにあるオンラインストレージサービスを利用してしまえば、保守は専門家に任せておけるので楽ちんです。

私は、OneDrive, GoogleDrive, DropBox などなどを利用してます。
この記事を書くために、ちょっと数えてみたら、8つ…。すでにアクセスしなくなって、ず〜っと放置したままのものも…。

この問題は、無料版で使おうとすると容量制限があること。どうしても数十メガあたりが限界です。もちろん、お金を払えばほぼ無制限に使うことができますが、どうもケチなので、ただで使えるものにお金を払いたくない。

そこで、ファイルの種別ごとにオンラインストレージを使い分けてます。

 仕事関係―OneDrive
 プライベート―GoogleDrive
 書籍関係―OneDrive, DropBox, BOX, Yahoo …
 音楽―GoogleDrive
 写真関係―GoogleDrive

みたいな感じ。

注意したいのは、自動的に更新してくれるツールを導入しないこと。
OneDriveならOneDriveというアプリを組み込めば、特定のフォルダにアクセスすれば、そこのファイルを自由に編集しても勝手にオンラインストレージのファイルが更新されます。

しかしこれは実態は、ローカルにファイルがあって、そのファイルを一定時間後に同期するようになっているだけで、ハードディスクの容量削減には逆効果です。

したがって、私はユーザ登録だけしておいて、ブラウザでアクセスするようにしてます。
そのファイルを編集したいときには、一旦ダウンロードして、へ私誌週誌て、もう一度アップロードという面倒な手続きが必要ですが、これは背に腹は代えられない。

さらにオンラインストレージサービスは、いつでもどこでも最新ファイルにアクセスできるというメリットを優先しているので、こうしています。

■複数のオンラインストレージサービスを一つにまとめる


こうしてあっちこっちに分散しているデータは、探そうとすると、「あれ? どこに入れたっけ?」と探しまわることになるという不便さがあります。

これをまとめてくれているソフトがありましたので、ちょっとだけご紹介。

 Gladinet Cloud Desktop:窓の杜

使い方に関しては、

 複数のオンラインストレージを合体して便利に使うITMedia:

がわりと詳しくてわかりやすかったです。



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