PCにメモ(忘備録)をとる人が多くなったように思います。
もちろん、だれかと立ち話をしている時や、飲み会、通勤途中などでは難しいのですが、オフィス仕事が多い人なら、大抵はPCに触れているので、メモ帳にメモをして、それをPCのリマインダやスケジューラに書き写すより、いきなりPCに書き始めたほうが早いというのはたしか。
PCでメモをとる上で、重要なのは、1〜2キーでメモが取れる体制、すなわち後は必要なテキストを入力できる状態になることです。
以下、私の普段のPC上でのメモのとり方のご紹介。
■何かのタスク
以前ご紹介しましたが、スケジュールやタスクの場合は、アウトルックで管理してます。
アウトルックはショートカットキーで新規タスクやスケジューラが立ち上がります。
詳しくはアウトルックのショートカット―Microsoftを見ていただいたほうが正確ですが、
新しいタスク: CTRL+SHIFT+K
新しい予定 : CTRL+SHIFT+A
会議案内 : CTRL+SHIFT+Q
新しいメール: CTRL+SHIFT+M
メモ : CTRL+SHIFT+N
ただし、アウトルックが現在のアクティブアプリでないと使えません。
このため、私はタスクバーにアウトルックを固定して2番めにおいてます。つまり、WIN+2で常にアウトルックがアクティブ化できるようにしてます。
たとえば、新しい予定を登録するときには
WIN+2
CTRL+SHIFT+A
の2アクション。
■PC付箋アプリをつかう
アウトルックでメモ帳もどきもありますが、実際ほとんど役に立ったことがありません。
なんでかというと、メモを書いても、アウトルックでメモの一覧を見に行かない限りどんなメモがあったかわからないからです。
これでは、GTDのINBOXのような役にはたちません。
行為時に便利なのが常駐の付箋アプリ。
私は、以前ご紹介しました AtrTipsに同梱されている PcFusen を使ってます。
まあ、どれを使っても似たようなものですので、ご自分のつごうのいいもので。
これならワンキー(設定次第)でいきなり入力できるモードになります。
■OneNote/Evernote
こちらは、あまりオススメではありません。
何しろ多機能な代わりに重い。立ち上げるだけで10秒以上かかります。
そんなことしてたら、「さっさとメモする」というスピード感がなくなってしまいます。
もちろん、身構えて事前に立ち上げておく、という方法がないわけではありませんが、こちらはノートとしての効果(思考を整理すること)は絶大ですが、メモ(思考を記録する)には向かないと思ってます。いちいちマウスに持ち替えて記入位置を設定して…では迂遠すぎ。
■テキストエディタ
主に使っているのはこちらの方法。
テキストエディタは文字入力に特化したツールなので、動作が非常に軽いです。ただし、文字修飾などは一切出来ません(できるものもありますが)。
ただし、テキストエディタは、最初に対象ファイルを指定しないといけないので、いきなり入力できるわけではありません。そこで、メモするときには、
バッチファイルで対象ファイルを固定して起動してしまう
というやり方をしてます。
具体的に言うと、以下の様なバッチファイル
★――――――――――――――――――――――――――
start c:\memo\memo.txt
――――――――――――――――――――――――――★
を作っておいて、これをデスクトップに memo.bat という名前で保存します。
その後、このバッチのプロパティで、ショートカットキーとして CTRL+ALT+R(別になんでもいいですが) を設定しておけば、CTRL+ALT+R を押せばあらゆる場面で、MEMO.txt の編集状態で立ち上がります。
通常のエディタは最後の編集位置を覚えているので、あとはそこから入力すればOK。
テキストの書き方のコツは、先頭の見出し文字を決めておくことです。
たとえば、私の場合
■ 大項目
◆ 中項目
● 小項目
のようにしてます。
さらに行末記号も決めておきます。
● 決定事項
★ 宿題事項
たとえば、こんな感じ
★――――――――――――――――――――――――――■×××プロジェクトミーティング
◆×××の生産日程変更について
生産スケジュールが×月×日から×月○日に変更された
課題の抽出が必要●
今週中に部門スケジュールを出すこと(今週中)★
――――――――――――――――――――――――――★
こんな感じです。
行末に●記号があるのは決定事項。★があるのが宿題です。
さらに、これらは日誌やタスクリストに書き写すときにカットアンドペーストしますので、処理したものから消えていきます。