2015年10月06日

中途採用:SPI「性格診断」の落とし穴




中途採用というと、やっぱり大きな山は「面接」なのですが、実際じんじんた当社に聞いてみると、SPI試験というものが行われていて

 ・性格
 ・基礎学力

をチェックされてまして、意外とウチのようなロートルな会社では、受験者がこれで振り落とされることがあるそうです。大企業に応募してくるようなレベルの人ならそんなことはないのかもしれませんが。

■性格診断テストの落とし穴


よのなか、中途採用においては「積極性をアピールしなさい」とか言われているので、性格診断の時も、なるべく「積極的な姿勢やコミュニケーション能力が高そうなを回答にした方がいいだろう」と思って、普段の自分なら取らないような行動の選択肢を選ぶ場合もあるみたいです。

ところがその結果、性格診断でNGとなることがあるのですよ。

設問はちょっとここではかけませんが、結果として

 ・攻撃性が強い
 ・不正な手段に訴える可能性がある

などの判断が出るような設問もあります(一つの設問ではなく、いろいろな設問の組み合わせの結果として)。


■性格で無難なのはバランス型


企業として、

 ・積極的に問題に取り組む
 ・他人との関わり方がうまい

という人は積極的に採用したいところですが、性格診断では、これが極端に出ると「行き過ぎ」と判断される場合があるんですね。

どういうパターンがそうなるのかというと、(専門家ではないので詳しくはありませんし、正確でもないのですが)全体のバランスが一方向に偏っている場合、「危険性のある人」と判断されることが多いようです。

しかし、ある性格を強調しようとして、その傾向のある回答ばかりを選ぶと、そこだけやたら強く出てしまって、本人の意図とは逆の判断をされる可能性がある、ということです。

ただし、企業としては「あなたは性格が悪いですね」などとは口が裂けても言えません。適当にお茶を濁すような結果を伝えられるか、要望スキルとのミスマッチくらいを理由にされます。

無難なのは「バランス型」の回答で、面接の時にはアピールするべきポイントをアピールするようにしたほうがいいみたいです。

■エニアグラム


私はわりと「エニアグラム」というのが、うまく性格の分類を表現できているように感じています(経験的に)。

 『9つの性格

という書籍が参考になります。

まあ、べつに「この本で性格診断をしなさい」ではなく、自分がどのようなこだわりを持っていて、それがどのような行動に現れているかを知ることで、普段無意識にとっている行動を意識することで、筆記試験のときの設問の意図を正しく理解しましょう、ということです。

そのうえで、いつも迷いながら行動を選択している自分を素直にだせば、性格診断で NG になることはまずありません。





■参考図書 『9つの性格



エニアグラムは「性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム」で日本でも知られるようになったが、現在では入手は困難。エニアグラムに関する関連書籍も多数あるが、管理人の独断で本書を紹介。
「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、この世に生を受ける」―世界各国で科学的に検証され、日米の一流企業で人事研修にも採用されている、神秘の人間学“エニアグラム”。自分のタイプを知り、囚われから解放されれば、自らの能力と個性を最大限に生かすことができる。まさに新しい生き方を実現するための“人生の地図”なのだ。日本中で話題となったベストセラー。
過去には一部の人にしか伝えられなかった秘伝だった。


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