最近、PCを Dynabook の SSD モデルに変えました。
ついでに、フォルダ構成を見なおして、バックアップが取りやすくしたのですが、その際に問題になったのがあちこちにあるショートカットファイル。
アクセスがし易いように、基準フォルダ(いつも最初に開くフォルダ)の直下に "ShortCut" というフォルダがおいてあって、ここにいろいろな作業をする上でのショートカットがおいてあります。
これがリンク切れになってしまった。確認したところ150個ほど。
しかたがないので、ひとつづつショートカットを修正しようとしたのですが、途中でくじけて、なにか都合のいいツールはないかと探したところ、あるじゃないですか。
やっぱり同じようなことを考える人はいるもんだ。
■Shortcut Target Changer
本日ご紹介するツールが、このショートカットファイルのリンク先を一括して修正してくれるツール。
Shortcut Target Changer
ワタシ好みなことに、インストール不要、アーカイブされたファイルを適当なフォルダに展開して起動するだけで使える状態になります。
■使い方
同梱された readme.txt を読めばわかるのですが、簡単な使い方を
1.起動する
2.「設定」タブを開く
3.変換したい元のパスと先のパスを記入する(複数個指定可能)
4.「変換」タブに戻る
5.変換したいショートカットファイルをドラッグ・アンド・ドロップ(D&D)する
とまあこれだけなのですが、私は先に設定をせずにD&Dしてしまったので、何も起きませんでした(^^。
先に、設定を変える必要があるので、「設定」タブが開いた状態で起動してくれれば気がついたのでしょうが…。
注意事項ですが、「設定」で入力した文字列は大文字小文字が区別されるようです。
ですので、パス名登録時に複数のパターンを指定しておかないと変換してくれません。
たとえば、"C:\usr" 変換元にしても "C:\USR" は対象にはなりません。
通常はこういうのは揃っている(リンク元のフォルダをD&Dで作るはず)ので、問題ありませんが、新規作成→ショートカットファイルのようにして、パスを手打ちしていると、ショートカットファイルとしては、大文字小文字は関係ありません(どちらでも同じようにそのフォルダへジャンプできる)が、このツールを使うときには、これを意識しないと変換に失敗します。
■変換情報を編集する
私は結構いろいろなパスの表記をしていたので、いちいち「設定」で打ち込むのが面倒だったので、エディタで編集しちゃいました。
一度起動して、1つだけ変換の設定を入力したら一旦 Shortcut Target Changer を終了します。
そうすると、ファイルを展開したフォルダに "Mapping.txt" というファイルができます。これが Shortcut Target Changer の設定ファイルです。
これは普通のテキストファイルなので、これを開いてやると、1行毎に
(変換元)
(変換先)
の順番に並んでますので、(変換元) だけをありそうな大文字、小文字の組み合わせを作っていけば出来上がりです。
上記の C:\usr の例なら、こんなふう。
★――――――――――――――――――――――――――
c:\usr
P:\USR
C:\usr
P:\USR
C:\Usr
P:\USR
C:\USR
P:\USR
c:\USR
P:\USR
――――――――――――――――――――――――――★
で、このファイルを上書き保存して、もう一度 Shortcut Target Changer を起動してやれば期待通りの変換をしてくれます。
あまりしょっちゅう使うものではありませんが、私のメモを兼ねてご紹介。