仕事ってどういうわけか、色んな物を引きずってくることがあるようで、忙しくなると別の仕事も忙しくなるということがありますよね。
そういうのが3つも4つも重なってくると、だんだん思考能力が落ちてきます。とにかくすぐに片付けないといけない問題が同時に発生して、もうパニック状態。
以前の記事忙しい時は睡眠時間を増やすでもご紹介しましたが、もうちょっと汎用的な方法として、「考え方を変える」という方法があります。
これはこの本から教わりました。
■パニックにならない呪文
★P180〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●パニックにならない
同時に多くの案件が重なったり、緊急事態の知らせが入ったりすると、誰でも多少は動揺するものです。
気持ちが動揺してしまうと、本来取るべき性格な判断や対応ができなくなります。イライラしたり焦ったりして、人とのコミュニケーションにも支障をきたすケースをよく目にします。
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まず気をつけなければならないことは、パニックにならないことです。
パニックに陥ることで得るものは何もありません。何かアクションを取る、それも急いでやらなければならないのですが、だからこそまずは冷静になることです。
イギリスの紳士教育では、この「Don't Panic 」を若い頃から徹底的に教えこむそうです。
確かに泰然自若としているイメージはありますね。
心の持ち様としては、開き直りに似た考え方を持つといいでしよう。
日頃から自己暗示のように「すべてのトラブルは、実はたいしたことではない」と念じておくことで、いざというときに平常心に立ち戻り、有効な対応策を打つことができるのです。
河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ』
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以前の記事にも書きましたが、仕事で失敗しても、そのためにクビになることも死刑になることもないです。
私のこの開き直りは本書にあるように、「実は大したことない」です。
もちろん、意図的に会社に損害を与えたらダメですよ。
でも、たかがイチ・サラリーマンが会社の運命を左右するような判断をすることなんてめったにありません。少なくとも、私には関係ない世界。ましてや、単なるトラブルレベルで、会社が傾いたりはしません。積み重ならない限り。
だったら開き直って、「まあ、なるべく早くやろう」程度に考えていればいいのではないかと。この、「まあ」が大事。この間の抜けたセリフがあなたを落ち着かせます。
さらに、そういう経験を何度も積むことによって、「あの時より大したことはないな」と思えるようになれば、もうあなたはトラブル解決人の入り口に立てます。
それでも、冷静になる時間は必要ですが。
■書く!書く!書く!
そして、これを実践するためには、話してはいけません。
何をするかを、具体的に文章にして、「書く」ことです。
以前、やる気の出るスイッチhttp://sarahin.seesaa.net/article/256947194.html>>で書いた「鉄鋼王カーネギー」のお話があります(詳しくは<<こちら)。頭のなかで考えていたり、誰かに喋ると、同じことをぐるぐる回していても気が付きません。
ところが「書く」という行為は、どういうわけか冷静に、論理的にさせてくれます。
なので、もしパニックになりそうだ、パニックしていると気がついたら、
「大した問題じゃない」と言ってみる
問題やその解決策を思いつく限り書き出してみる
ことをすると、わりと簡単に落ち着いて対応が取れます。
慌てて席を立ち上がらないように。
■参考図書 『たった1%の仕事のコツ』
こんなことがありませんか?
とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……
そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。
デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。
そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。
実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。
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書名 :たった1%の仕事のコツ
著者 :河野英太郎
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