昇進・昇格面接にしろ、中途採用の面接にしろ、やってみるとすごく効果がある方法があります。
いくつかな面接技術関連のビジネス書を読んでみました(それほど多くではありません)が、これが書いてあった本は、この本だけ。
『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』
■面接官は面接のシロウト
昇進昇格、中途採用の面接官は通常、人事部1人、業務部門2〜3人です。
過去記事でも書いていますが、人事部は当然、応募者を見る目はプロですが、業務部門の人間は、業務にはプロですが、採用という点でいえばシロウトです。わずか30〜60分でその人の能力を見抜くトレーニングも場数も踏んでません。
私自身の経験ですが、初めて採用面接をする前30分位で、「○○を見てほしい」「コンピテンシーとは○○です」みたいな説明をざっと受けて、「ほ〜、人事部っていろいろ考えてるんだ…」と感心して終わり、くらいなもので、そういう説明をしてくれるウチの人事部は丁寧な方だと思ってます。
でも、その後は何もありませんので、まあその程度の知識で面接に臨むわけです。
■面接官のことは面接官にしかわからない
で、実際に面接が始まってみると、「何を聞くとコンピテンシーってわかるんだろう?」とか考えながら面接をするので、応募者も緊張していますが、面接官もかなり緊張してます。対人関係的な場数はあるので、それなりに取り繕えますが…。
結局、決め手は、「ハキハキしている」「話がうまい」「姿勢がいい」「清潔感がある」みたいなとんでもない評価基準で採否が決まったりします。
面接官がどのようなことを見て、どう考えて、どう判断するのかというのは、
実際に面接官になってはじめてわかる
というのが、経験した実感。
それから、部下にいろいろな面接対策の教育ができるようになりました。
※何をやっているかについては過去記事を参照してください。
本書『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』でそういうシーンが登場して、「そうだよ。そういうこと」とつい頷いてしまいました。
一度、後輩などを使って、面接官をやってみませんか。
もし、転職面接を考えているのなら、奥さん(友達)相手にやってみるとか。
すごくいい経験になりますよ。
どうやって評価するのか、何を評価するのかについても、過去記事で書きましたので、そっちを見てください。以下は、その例。
面接のキラーフレーズ
面接のベストアンサー
転職面接の第1印象
面接は最初の1分で決める
昇進面接質問のブレークダウン
結起承転結
成功の理由を問う
昇進試験グループディスカッション
面接質問「どんな貢献ができますか?」
中途面接の質問(ソフト技術者編)
面接で「年上の部下・担当者への接し方」を聞かれたら2
面接で「年上の部下・担当者への接し方」を聞かれたら1
中途面接の失敗事例
面接の質問:「記憶に残っている失敗を教えて下さい」
面接練習をする
面接質問:なぜ課長になりたいですか?
面接:コンピテンシーをアピールする
面接技術:コスト意識
面接技術:入社後に何をしたい?
こうやってリストアップしてみると、結構書いたものです。
■参考図書 『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』
君たちの「転職」は間違ってないか!?
メディアに騙されるな、イメージに惑わされるな。
これは社会人のための“ドラゴン桜”だ! 今の仕事に悩んでないか!?転職を考えているなら……今が人生の転機だ!!転職とは人生のチューニング。龍山高校英語教師・井野真々子は転職代理人の海老沢と出会った。彼の話にひかれ転職を決意した!!選んだ職業は、転職代理人!!
あらすじ
龍山高校で英語教師をしていた井野真々子は、教師としての成果を挙げながらも教師でいることに飽きてしまい、転職を決意する。そんな時、桜木が主催するビジネスセミナーの会場で、桜木に"転職代理人"・海老沢康生を紹介される。「人の価値は相場で決まる」「30過ぎたら利息で暮らせ」などの海老沢や桜木のアドバイスを受け、教師を続ける事を決意しかかっていた井野だったが、海老沢の勧めで海老沢が所属している転職サポート会社・ライフパートナーに転職する。
井野は海老沢直属の部下となり、海老沢や桜木が極秘裏に進める「日本支配計画」に巻き込まれながらも、キャリアパートナーとして日々奮闘していくことになる。
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書名 :エンゼルバンク ドラゴン桜外伝
著者 :三田紀房