この半年くらいをちょっと振り返ってみてください。
全く何もしなかったという日はありますか?
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形だけでも仕事と家庭をオフにすることで、素の自分を解放してやるのである。これは、自宅の個室に閉じこもってできることではない。
家族が不在で、同時に非日常的な空問でなければ意味がない。そうしたシーンで、独身に戻った気分になって、思いっきり羽を伸ばす。
映画を観てもいい、写真が趣味ならあちこちで写真を撮ればいい、競馬が好きなら競馬場へ行けばいい。人によって何をするかは異なるだろうが、限られた時問であっても、家庭にいてはで着ないことをやればいい。
完全オフを享受することで、次のオンを濃密なものにすることができる。
川北義則(著) 『50歳からの男の磨き方』
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どこかで聞いたことのあるような話かも知れませんが、「オンとオフを明確にしなさい」とか「ダラダラと続けているより、一度やめなさい」みたいなお話です。
■完全にオフ
この「完全オフ」というのは、どういう状態を言うのでしょうか?
競馬に行く
映画を見に行く
ぶらぶら散歩をする
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(書いているとだんだんショボくなる…)
私の場合は何もしません。全く。
誰かと旅行に行ったり、何かをしに行こうと思えばある程度計画を建てなければなりません。そうすると、「××時に○○駅に行く」「○○が○○時間かかるから、終わったら〜」とかいうことになります。これって、会社でやっていることと同じじゃん。
オンというのは、私の場合、「ある計画にそって、その目的を達成するように活動することや、している状態」です。逆にオフというのは、計画もなく、目的もなく、ゴールもない。ただの過ぎていく時間をぼんやり見ている、程度の認識だったりします。
だから、本書にあるように、「映画を見に行こう」と目標を定めると、「上演開始が○○時だから」、「映画館まで○○分…」とか考えちゃいます。
これでは、「○○までにタスク△△を完成させて、○○さんに提出して…」と変わりません。
同じくらい(言い過ぎ?)苦痛です。
オフというからには、何もかもオフ。
■1年に1回くらいはオフしてもいい
ということで、私はホテルに2泊するのがオフです。
夕方、ホテルに入って、そこからオフの時間で、何もしません。特に用事もないので、部屋でゴロゴロし、腹が減ったらコンビニ弁当を買ってきて、部屋で食べます。"Don't Disturbe"の札をかけておけば、誰も入ってきません。
携帯電話もスマホもPCもありません。
夜になっても何もせず、コンビニで買ったパンの残りでもかじって、うだうだ。
飽きたら、ホテルの周りでも散歩。
こうして2泊1日。なにもしない、本当にムダな時間が流れていくのを楽しんでいると、結構リフレッシュしますよ。
短時間なら、2時間〜半日くらい公園でぼんやり周りを見てます(過去記事で紹介済みですね)。ま、公園の定点観測みたいな。
ちょっと気がのらない時には、こちらのほうがお手軽ですが。
普段、時間やモノ、コトに追いかけられている人ほど、こういう時間が貴重になったりします。試してみてはいかがでしょう。わずか1〜2万円でできますよ。
■参考図書 『50歳からの男の磨き方』
定年までのカウントダウンが始まる50代。残されたこの数年間をいかに過ごすかで、人生後半の充実度が決まる!本書では、「古い尺度を2割だけ捨ててみる」「名刺のいらない人間関係を楽しむ」「『お金』という観点で自分の未来を予想してみる」など、第二の人生を謳歌するために、50代で準備しておきたいヒントが満載。「みっともない老い方」をせず、男として格好よく年を重ねるための指南書。
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書名 :50歳からの男の磨き方
著者 :川北義則
●関連図書
『50歳からの「死に方」 〜残り30年の生き方』
『50代にしておきたい17のこと』