■TIMTOWTDI―やり方はいくらでもある
本日の表題、ぱっと見て読めました?
まあ、普通なら読めないですね。
TIMTOWTDI ティムトゥディ
と読むそうです。もちろん略語で、全文は
There is more than one way to do it
のそれぞれの単語のアタマの文字をとったもの。
Perl というプログラミング言語を作ったラリー・ウォール氏が「プログラミング言語perl」の中で述べた言葉で、日本語で言えば、「やり方はひとつではない」とか「やり方はいくらでもある」などと言われてます。
perl という言語では、同じ事をコーディング(プログラミング)するときに、いろんな書き方ができます。たとえば、正規表現での文字列の評価の方法では
/正規表現/
m(正規表現)
でも可能です。文字列を直接プログラミングするときでも
"文字列"
qq(文字列)
みたいに、多様な書き方を許しています。
プログラムの構造(いわゆるアルゴリズム)のレベルであれば、あらゆる言語でも、作る人、作った時で、全く違うアプローチがありえますね。
別にプログラミングにかぎらず、仕事などで一つの書類を作るのにも、作る人、作った時で、全く違うアプローチをしているでしょうし、言葉の使い方でもいろんな使い方をしています。
■最初からやり方を選択しているか
では、その「more than one way」を意識しているかというと、そうでもなく、つい最初に思いついたやり方を頑張ってやることが、私自身も含めて、多いのではないでしょうか。
でも、やり方を変えると実は劇的に効率が変わったりします。
それを、選択してから始めるというのが、本日のテーマ。
■5分間だけ準備時間を取る
★P15〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
何も考えずいきなり仕事を始めるより、「さて、どうするか?」と少なくとも 5 分間は考えるタイプのほうが「いい仕事」をする。
「でも、その段階で 5 分間、出遅れるでしよ?」
5 分間をぼんやりムダに過ごしているわけではない。
考えてから取り組んでも、急がば回れで 5 分のロスなどあっという間に取り戻せる。たとえば、仕事の「段取り」について考えてみる。◆「中島流」5分間考える段取り術
1.メモ(手帳もしくはノート、ポストイット)を用意し、 5 分間だけアイデアを考える
2.どの方法、どの手順を選択すれば、早くできるか?を考える
3.どの方法、どの手順を選択すれば、安くできるか?を考える
4.どの方法、どの手順を選択すれば、簡単にできるか?を考える
5.どの方法、どの手順を選択すれば、スムーズにできるか?を考える
仕事ができる人は、スピードが早い。行動力は抜群。人を巻き込む力もある。決断力にも秀でている。だが、これらを可能にするのは何より、「考える力」を持っているからにほかならない。
(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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本書を読んでから、1時間以上かかると思われる仕事の前には「5分間のメモ時間」を取るようになりました。
しばらく続けていると、はっきりした効果でるのですが、最初のうちはとっても苦痛です。
どうやろうなんて、資料を開いてから思いついた方法で突撃してみて、「ん〜、うまくいかない…」と軌道修正するのが常だったのに、事前に複数のやり方を検討して、書き出すこと自体ができないんですよ。
試しに、これからやる仕事(でなくてもいいですが)のやり方をメモ帳に書きだしてみてください。
すぐに書き始められた人は素晴らしい!
私は最初のうちはペンを持って固まってました…。
逆に言えば、これが複数書き出すことができて、その中で、上記のような評価ポイントに対してちゃんと考えられるようになったとしたら、あなたの作業効率は劇的にかわりますよ。ほんとに。
多分、できなかったと思うので、私がやれるようになった方法をご紹介します。
もったいぶって、次回へ続く。
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