久しぶりのビジネス書紹介。
いい意味で、「期待はずれ」の一冊でしたので、いつかご紹介したいと思っていた本のご紹介をしたいと思います。
■いい意味の期待はずれ
どうして期待はずれだったかというと、タイトルだけ見て勢いで買ってしまったので、仕事のプロセスとはどのようにあるのが理想で、現実とのギャップが何に起因していて、どうすればいいのかというところが書いてある本かと思って買ってしまいました。
まあ、私が期待していたことというのは、そういう世の中の仕事にある共通したプロセスを考えるための一冊だったのですが、呼んでみて「?」と思ったのは、ある人の文章とよく似ていたから。
これって、なんか「インバスケット」っぽくない?
って、読み返したら「インバスケットの鳥原隆志氏」の作品じゃないですか。
いかにタイトルだけで安易に買ったかよく分かる…。
しかし、読みやすい文章、軽快なテンポというところは、さすがの一冊。
あれから、何度読み返したことか。その都度、「あ〜。またやっちゃった。これここに書いてあった失敗だよな〜」とほぞを噛むこと、ン十回。
要約を書いてみましたので、共有しておきます。
■目次
はじめに 「プ口セス」しだいで仕事の成果は大きく左右される
●第1章 できる人は例外なく「仕事のプ口セス」を重視している
―何をやっても成功させる人の頭の中
仕事の「成否」はこの"一瞬"で決まる
その人の「真の実力」はどこに表われるか
「売上が上がればいい」の落とし穴
仕事は「途中経過」も見られている
どんな仕事にも絶対に削ってはいけない「プ口セス」がある
「商品を送りました」と連絡する人、ただ送りつける人
航空機が「後ろの座席の乗客から搭乗させる」理由
こんな「表面的な処理」がトラブルに
「手間のかかる仕事」だからこそ評価される
●第2章 あなたは「最適のルート」をたどって仕事を進めているか?
―当たり前なのに案外見落としやすい急所
「どんな問題が起きているか」を把握する
「必ずどこかに間違いがある」といつ目で見る
「もっといい方法があるはず」と考える
「結果が出るまでの過程」に楽しさを見つける
●第3章 この「15のチェックポイント」をクリアすれば仕事は必ずうまくいく
―つい陥りがちな問題点の直し方
ある設計会社のストーリー(ブ口口ーグ)
この15人のような(プ口セスの落とし穴」にはまらないために
「とにかく頑張ります」病 ― 努力で何とかしようとする人
「過剰分析」病 ― 分析によって正しい判断ができると錯覚する人
「正解依存」症 ― どんな問題にも正解があると信じている人
「パーフェクト」病 ― すべてに対して「満点」を目指す人
「決めてくれたらやります」病 ― 自分で決められない人
「言いっばなし」症候群 ― せっかくのいい発想でも形にできない人
「自分が見えていない」病 ― 周囲ばかり気になって当事者意識がない人
「根回し不足」病 ― 成果につなげるための調整ができない人
「同時進行パ二ック」症 ― 「まず一つ終わらせてから」と思っている人
「仕事がどんどん増える」病 ― 頼まれた仕事を断れない人
「ほったらかし」病 ― ミスをしたときの傷日を広げてしまう人
「先走り」症 ― 求められていない場面で不要なことを考える人
「これは自分の仕事じゃない」病 ― 上から目線で、目の前の仕事を否定する人
「結果がすべて」病 ― 「見える結果」を重視するあまりブロセスを見ない人
「一人ぼっち」症候群 ― 自分一人で仕事を進めて、まわりの意見を聞かない人
●第4章 どんな時代、環境下でも成果を生む仕事術
―ほめられ、認められ、信頼される人の絶対条件
伸びる人は「成功パターン」のプ口セスを確立している
努力を成果に直結させる「仕組み」があるか
「いい人生」も「いいプ口セス」がつくる
■参考図書 『「仕事のプロセス」の教科書』
数千人のビジネスパーソンを変えた注目のセミナー講師が伝授!
最高のスピードで最適の判断を下す「インバスケット」仕事術!
何をやっても成果をあげる“本当の実力者”は、「検証・分析・対策」などのプロセスをしっかり確立させている。
たとえば、この「チェックポイント」だけは絶対に欠かしてはいけない!
□仕事は「一覧化」して全体像で見る
□常に「最終目標」を掲げながら進む
□「自分は何を求められているのか」を把握する
□やるべきことを「細分化」して進行を確認する
□「必ずどこかに間違いがある」と疑う
□「クイックレスポンス」を徹底する
□関係者との必要な「連携・調整」を行なう
□周囲の評価を受け入れ、「自分自身の行動」を見直す ……etc.
日々結果を求められている人ほど知っておきたい、自分のプロセスを改善し、それを「仕事の武器」にする方法!
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書名 :「仕事のプロセス」の教科書
著者 :鳥原隆志
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