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●毎朝、打ち合わせをするほうが得か
5 分間考える」という習慣はあなた 1 人のためではなく、チーム全体の能力アップに役立つ。ぜひ、チーム全員で取り組んでもらいたい。
たとえば、朝、出勤すると、挨拶もそこそこに各自、仕事を始めてしまうオフィスが少なくないが、まず、チームごとにミーティングをする。
何のために?
それは各自の仕事内容をすり合わせるためである。
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わたしの経験では、営業マン時代、同じ得意先に午前、午後で違う営業マンが訪れることがあり、「おたく、あまり風通しがよくないようだね」と皮肉を言われたことがある。隣のチームどころか、同じチーム。たった 5 人しかいないのにこの有様だ。
ミーティングで、ひと言、「今日の訪問先はこの会社」と言っておけばこんな醜態はさらさないで済んだ。セールスだけではなく、コミュニケーション不足が原因で、仕事がだぶっている危険は多々ある。
「わたしはこんな仕事をしてます」
という情報さえあれば、こんなムダも起きない。
毎朝、打ち合せをすることのメリットはそれだけではない。
「○○社にセールス?じゃ、一緒に行こう」と互いにアイデアを持ち寄るチャンスもある。
何より、「あいつはこんな仕事してるんだ。うかうかしてられない」と刺激されて、モチべーションがアップする。
人は自分ー人で考えるより他流試合をさせたほうが輝く。毎朝、 5 分でいいから、行動予定をすり合わせたり情報交換をする。実際に顔を合わせなくても、メーリングリストを利用すれば、チーム全員で情報は簡単にやりとりできる。
こんな習慣のあるチームとないチームではー年間でものすごく開きが出ることを宣言しておきたい。
たかが 5 分、されど 5 分。ー年間に 300 日働くとして、 300 × 5分 = 1500 分 = 25時間にもなるではないか。
コミュニケーション。のチームと 25 時間もコミュニケーションしているチームとが同じ業績であるわけがない。25時間も他流試合―頭の体操をしているのだ。
必ず、ビジネスパースンとして、より優秀になっているはずである。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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本書のテーマ「メモ術」からちょっと離れてしまってますが、私としてもぜひおすすめしたい習慣です。
ただし、これを「やる!」と決めるのはチームのリーダーでないと難しいですし、反対も結構出ると思います(だからこそチームリーダーの強制力が必要なのですが)。
あなたがもし、何人かのチームのリーダーであるなら、まずはその中で「やろう!」と宣言してみませんか。チーム力が上がりますよ。
■朝会・夕会
ただ、最近はフレックス制を取る会社が多くて、朝メンバーが一定の時間に集まらないという場合も少なくありません。
私の会社でもそうです。「朝イチから打ち合わせをやるぞ!」というと、「え〜!? ウチ、フレックス制ですよ?」と突っ込まれます。
そこで、おすすめしたい方法は、本書にもちらっと書いてある「メールで朝会」という方法です。
朝出勤したら、まず「今日は○○と○○を完了させます。今日のタスクは○○です。」というメールを送ってから仕事をするようにするわけです。
本書には書いてありませんが、もう一つおすすめは、夕会です。
これも同じようにメールで、自分が発信した朝会メールに返信の形で、「○○と△△はできました。▲▲はできませんでした。△△の課題がありました」とメールを送ってもらうことです。
予定だけでなく、結果もきちんと報告することによって、ホウレンソウが成立しますし、リーダーは常に状況を把握しやすくなります。また、課題を報告することで同僚同士でのアドバイスが可能になります。
目標がはっきりしますし、公言した以上、「がんばろう」という強制力も働きます。
■進捗ミーティングも必要
ただし、メールだけで顔を合わせる機会をなくすのも問題があるので、1週間に30分だけ進捗ミーティングの時間も持っています。
これは1週間という視点で自分の業務を検討するため。
今週の予定と先週の結果で、報告/共有しておかないといけないことだけ発表してもらってます。
これも、朝会の延長線に必要な活動です。
報告することも重要ですが、自分でちゃんとタスクを確認するということも生産性に大きく寄与しますよ。
■参考図書 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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著者 :中島孝志
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