本日は、年間3,000冊(!?)の読書をし、年間20冊の本を上梓する中島孝志氏の本『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』(2005年出版)から、メモの極意という一節をご紹介します。その後の著書でも何度か同じようなフレーズが出てきますので、デジャブにおそわれるかも。
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ところで、メモるとはどういうことなのだろうか。わたしは頭にメモることはメモとは呼んでいない。というのも、わたし自身、記憶しようと思ってもついつい忘れてしまうことが多いからだ。
頭の中の記憶装置は電池切れだと心得ている。
だから、いくらインプットしてもこれはメモではない。
忘れてしまったら、メモの基木的な「記憶」という機能不全に陥っているということだ。
だから、メモ用紙はもちろん、手帳、ノート、チラシでもいい。「何かに書きつけること」をメモと定義している。目的は何だっていい。先に説明した用途以外にもいっばいあるはずだ。さて、メモのとり方の極意を述べておこう。いろいろあるだろうが、次の 5 つに集約されるはずだ。
●メモの極意
・迷ったらメモる
対談やインタビューなどしていると、いまの話はメモすべきかどうかなどいちいち判断していられない。かといって、すべてをメモっていては今度は考えることができない。だから、アンテナに引っかかった話題は迷わずメモっておくことだ。
・メモは消さない
せっかく書いたメモを消してしまう。これは時間のムダ。メモは不要になったら捨てるものであって、いちいち消すものではない。消さずに上から横棒でも引いておけばいい。
・へタな字ならゆっくりメモる
字のヘタな人が慌てて書くと、後で判読不能となる場合が少なくない。本人が読めない文字を他人が解読することは不可能。本当はスピーディにメモってほしいところだが、しようがない。読めるレべルの字で書くこと。慌てる必要はない。
・事実と想像を区別しながらメモる
事実の部分、推定の部分を混同しないこと。聞く時も話す時も分別処理する。
・キーワードをメモる
文章で書くとどうしてもメモは長くなる。時間のない時は書くのも読むのも不便きわまりない。キーワードや数字、ポイントになる固有名詞が大切なのだ。これらの単語だけをメモること。飛び飛びの単語を見れば中身すべてが類推できるように訓練しておこう。
メモの便利さはさっさとメモって、読めばすぐに理解できる点にある。これら 5 つに留意すれば、なんとかメモれると思う。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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基本ルールとしては、私がこの10年以上やってきたこととをまとめていただいた感じですが、唯一私のやり方と違うのは、
へタな字ならゆっくりメモる
ところ。下手な字は、ゆっくり書いても下手です。ここに事例がいるのだから間違いない。
それよりも、後で自分だけが判別できるようになら、それでOKだと思ってます。
後でというのは、長くとも24時間。それ以上経ったら、判別不能もやむなしと割りきってます。
本書『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』にも「キーワードをメモる」と書いてありますが、これの目的も「メモをとっている時間を短くする」ことです。メモをとる前にやっていたことや、誰かとの会話を中断させないために必須のことですが、本書の通り、5分後に判別不可能になってしまうのでは、タダの落書き。
高速メモの技術
で書いたように、いかに簡単な記号で多くの文字を書くかに注力すれば、後で読める(判読できる)ものが出来上がります。
この「高速メモの技術」は最初のうちは慣れてないので時間がかかりますが、ちょうどブラインドタッチのように慣れてしまえば圧倒的に高速にメモができるようになります。
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