「セラピスト」という職業について、名前くらいは聞いたことがあると思います。
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●セラピストとは
セラピストとは身につけた知識と技術をつかって心身を癒やす、治療技術の専門家です。
世界には多くのセラピーがあり、セラピーの数だけセラピストの種類があります。
ここでは、セラピストのレベルや分類、カウンセラーやヒーラーとの違いを考えながら、セラピストとして生きるために大切なことを紹介していきたいと思います。
引用元:http://www.therapy-jp.net/study-therapist
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ここでは心理療法という分野に限ってのお話なので、セラピストの中の一分野と思ってお読みください。
■セラピストを目指せ!
以前の記事でも時々書いてますが、私自身が「ウツ」になったこともあって、こういう心理障害にちょっと興味があったりします(学生時代から「心理学」については興味があり、時々本を読んでました)。
だからといって、なにか専門的な訓練を受けたわけでもなく、資格もあるわけではありません。
ただ、実際の仕事場では、それなりに興味があって情報を集めたり、ちょっとしたセミナーに行ったりしていたので、当然他の人よりも詳しいですし、専門家には遠く及びませんがある程度の実践なら可能です。
これが意外と他の人との差別化になったりしてます。
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●ヒーリング&エンカレッジメント
管理職には 2 つの仕事があります。
一つはヒーリング、もう一つはエンカレッジメントです。
ヒーリングは、部下の心を癒してあげることです。
そもそも部下は、悩み事をいつも抱えているものです。悩み事がある部下と、ない部下がいるのではなくて、すべての部下が悩み事を抱えています。人間が何かを一生懸命仕事をやろうと思ったら、むしろ悩み事がないほうがおかしいのです。一生懸命仕事をしようとする人問であればあるほど、悩み事をたくさん抱えているはずです。
その悩み事に対して、それを解きほぐして慰めていく、ほっとさせていくことが、ヤル気をアップさせていく一つの大事な要素です。
悩み事を抱えたままでは、人間は、ヤル気がどんどんダウンしていきます。
もう一つ大事なことは、エンカレッジメント。つまり部下を勇気づけてあげることです。
勇気づけるということは、理性よりも感性に訴えることです。
これはヒーリングもそうですが、数字でどんなに説得しようが、給料でどんなに説得しようが、人間というのは、決してそれだけでは、「よしっ、頑張ろう」とい、っ気持ちにはなりません。
今、会社の中に専門のセラピストはまだまだ少ない。
これからは会社の中でセラピストが重要な位置を占めてくるようになります。といっても、保健室のようなところがあって、そこへ悩み事を抱えた人たちが相談に行くのではありません。すべての管理職にセラピスト的な要素が求められるようになるのです。
(著) 『管理職がしなければならない50のこと』
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セラピー(本書『管理職がしなければならない50のこと』でいうところの「ヒーリング&エンカレッジメント」)ができるから、役職がつくわけでも昇進できるわけでもありませんが、人望はできます。なので、プラスアルファのものでしか無いですが、こういうことにある程度の知識があるというのは補助的な武器になるわけです。そして、本書によれば(私の実感としてもあってます)今後重要な要素になっていく、ということです。
■資格はいらない。実績があればいい
会社には、というかもっと細かく、部門などの組織には一人や二人、「仕事がうまくできていない人」という人がいます。80対20の法則ではありませんが。
こういう人を引き受けて自分の部下にして、その人が活躍できるようにしてやる。
そうすると、その人の昔を知っているかつての上司からすると、「アイツは人の使い方が上手い」という評価がされます。
実際、私の部下には、別部門でどうにもならずに放り出された人が数人おりますが、他の部門から頼りにされるくらいのレベルに復活してくれてます。
別に資格なんていらないんですよ。こういう仕事は。
■ヒーリングの本を読む
世の中には、ヒーリング関係の書籍が意外とあります。
取っ掛かりとして、1年間、ヒーリング関係の雑誌を購読してみてはいかがでしょう。
分厚さもないし、雑誌なのでいろんなジャンルのヒーリングのことが書いてあります。その中で自分でもやれそうと思ったところをだんだん深くしていけばいいだけです。
手始めに本書はいかがでしょうか?
『セラピスト入門 システムズアプローチへの招待』
『セラピスト(隔月刊)』
前者はセラピストとして活躍する筆者が体験した実例が豊富で、どんなことをするのかがイメージがつきやすいです。
後者『セラピスト』は雑誌で、様々なセラピーについての紹介を読むことができます。
これからの仕事には、職場の専門だけでなくこういう力もつけると、組織の力をよりうまく利用できるようになったりすると考えます。
■参考図書 『管理職がしなければならない50のこと』
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■参考図書 『セラピスト入門 システムズアプローチへの招待』
ある精神臨床医をして「目からウロコが落ちた」と言わしめたセラピスト東豊氏の技法。その理論を事例をふんだんに駆使しつつ明快に説く。実践編は精彩あふれる17の事例報告。ユニークな元気の出る入門書である。
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書名 :セラピスト入門 システムズアプローチへの招待
著者 :東豊