2016年03月11日

声の大きさや音程を使い分ける




街で人に絡まれたこと、ありますか?
まあ、映画でもいいのですが、そういうところに出てくる悪漢の声の出し方をちょっと研究してみると、相手を心理的に圧迫したり、誘導したりする技術に使えるみたいです。

またしてもアニメネタですみませんが、ワンピースに「ピーカ」という悪役(?)が出てきますよね。
彼が気にしているのが、「やたら声が高いこと」で、それを笑った部下をぶっ飛ばすというシーンがありました。

客観的に見れば、「あまり気にしなくても」とは思いますが、たとえば、道で絡んできた人がアラレちゃんの声だったら、もしかして怖くないかもしれませんね。

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●言葉一つで他人を操るヤバ過ぎる心理術
まずは、「言葉」で他人を操るうえでの心構えを解説します。

●声音を使い分けて、相手を丸め込む
相手を言葉によって導くとき、とりわけロジカルな思考が強い男性は、内容そのものに重きをおきがちですが、状況や相手によっては声の質や大きさにも注意を払う必要があります。

窮地に追い込まれた状況で、返答の際に気をつけるべきなのが声の抑揚です。

例えば、恋人や妻から浮気を疑われたとき、最もまずいのは感情をあらわにすること。声のトーンが高くなったり、うわずったりして早口で筋の通らないことを言うと、ますます疑惑の目を向けられます。

修羅場や別れ話を避けてうまく逃げるためには、低い声でゆっくりと話すことで、相手を丸め込むことができます。

20世紀後半のアメリカ大統領選挙の得票率と声のトーンの因果関係を調査したデータによると、声の低い候補者の得冒示率の方が声の高い候補者の得票率よりも高かったそうです。

とくにレーガン元大統領は低くハスキーな声をたくみに利用して、多くの支持を得たといわれています。

さすが俳優出身だけあって、声の重要性を認識していたのでしよう。

低さにハスキーという特徴がプラスされることで男らしさとあたたかさが強調されたのです。

男性の低い声は、女性にとっては男らしさの象微として魅力的に響きます。

男性の場合、やや低音で語尾に力があり、物事をはっきり言う態度が好まれます。

また、声の大きさを使い分けることも重要です。相手との距離を縮めたいと思ったときには、ささやき声を使うと親密度が増すといわれています。

このことをレーガン元大統領は経験から心得ていたのでしよう。低音のハスキーな声に加え、ささやくような話し方で親しみやすさを演出していました。

マルコ社(編集)(著) 『他人を支配する黒すぎる心理術
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声音のコツについては、以前のプレゼンなどの時の発声方法でもご紹介しましたが、

 プレゼンの前に「極端に低い声」を出しておく

ことで、その印象がプレゼン開始の時にも残っていて、低い声から話し始められます。
詳しくは、記事

 発声練習

を御覧ください。

これが奏功しているかどうかはわかりませんが(内容がボケた内容なら話し方には無関係なのは明らか)。

声による影響は微妙な差なのですが、それが全体の雰囲気を作るので、気をつけたいですね。

■小さな声は2通りの使われ方がある


仕事でも声が小さい人というのがいます。
時々「はあ? ブツブツ言っててもわからんよ!」とか言ってしまうのですが、気弱に見えるという場合もあります。逆に、聞き取れないと相手が乗り出してきたりするので、「相手に自分の方に集中させる」という効果もあり、使い方にちょっと注意が必要です。

どうすれば、この使い分けになるかと考えてみましたが、

 語尾をはっきり言う

ことではないかと。

とくに、日本語は語尾をごまかしても意味が通じるので面倒なのですが、実際に通訳してもらおうとすると、語尾まではっきり言わないと通訳してもらえません。

 「そこの部分がちょっと…」

ではなく、

 「そこの部分が、自分には納得できません」

といえば、正しく通訳してもらえるんですね。
これと同じ事が、「声が小さい」ということが「気弱に見える」「相手の注意力をひきつける」の違いではないかと感じました。

 ・語尾をはっきり言う
 ・最後の1発音はほかと比べて大きめな声で言う

と効果がありそうです。



■参考図書 『他人を支配する黒すぎる心理術


「人を操る」とは「良好な人間関係を築くこと」につながるのです。

人間関係の悩みを解決して、円滑なコミュニケーションを行なう方法のひとつに、心理学をベースにしたコミュニケーション法が存在します。
心理学的見地から、相手の表情やしぐさ、行動を分析して心理状態を把握し、コミュニケーションに役立てる心理術のなかでも、相手を「支配する」(=操る)心理術にフォーカスしたのが本書です。
コミュニケーションとは言い換えれば「操り合い」のこと。心理学をベースにした心理誘導に役に立つ考え方や具体的なテクニックを学ぶことで、コミュニケーションスキルは大きく向上することでしょう。そう、「人を操る」とは「相手との良好な人間関係を築くこと」につながるのです。
本書では人を操るための心理学や心理テクニックを紹介するために、「心理学」「心理術」の専門家への取材を敢行。心理学の基本や相手の心を透視(見抜く)技術について紹介するとともに、メインコンテンツでは相手の行動や心理を自分の意図した方向に誘導する心理術を紹介しています。

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書名 :他人を支配する黒すぎる心理術
著者 :マルコ社(編集)

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posted by 管理人 at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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