仕事の優先順位の付け方については、多くの本が「重要度」「優先度」で考えることを推奨しています。確かにそういうやり方を身に付ければ、大して意味のないものに振り回されることはありませんが、これが意外と難しい。
順番付けについては、過去に何度か紹介してますので、こちらをご参照ください。
仕事を仕分ける3つの視点
優先度は結果次第
スケジューリングの7つのコツ
完璧主義でなければ仕事は評価されない
タスクを選択する理由を書き出すチェックリスト
タスクの優先順位付けで排除しなければいけない邪魔者
優先順位はつけるに越したことはありません。どうやってつけていくかというのは、私のやっている範囲で、上記のような感じなのですが、仕事をする前に優先順位付けに時間がかかっていては本末転倒。
■片付けば問題無いだろ
最終的に、上司から言われた仕事は、やらないわけには行きません。どんなに見事な優先順位をつけたとしても、やらなければならないことに変わりがないわけ。だったら、一生懸命優先順位を考えても、とりあえず目についたものからやっても結果は同じです。
結果が同じなら、何も考えずに始めたほうが簡単なわけ。
やるべきことをやるのであれば、どんな順番でやろうが、いつやろうが、何も変わらない。
つまり、優先順位付けという仕事は優先順位が低い。
もちろん、仕事が期限に間に合わないというのは論外なので、手をつけるにしても行き当たりばったりとは行きませんが。
■やりたいものからやる
このブログを読んでもわかるように、理屈というのを意外と重視してしまう傾向が私にはあります。何をやるにしても、理屈を知りたいと思うし、もっとうまくいく方法論があれば試してみたいという誘惑に駆られます。
なので、行動が遅いときが時としてあって、ちゃんと勉強してないと、失敗するのではないかと恐怖心にかられて、関連図書をたくさん抱えてないと不安になったりする。
そういう気持ちに陥りそうになった時には、「気分だけでやることを決める」「気分でやり方を決める」ようにちょっとムリをしてます。
「優先度」「重要度」とかでアタマがごちゃごちゃし始めたら、ドラッカーの教えも、コヴィーの指南も、「知らんもんね」と最初に目についた仕事やタスクリストになくとも思いついた仕事を初めてしまいます。
それで片付く仕事も1件は1件です。
ひとつやらなければならないことが減ることに変わりはありません。
まあ、いつもそんなやり方をしていると、いつか失敗するので、上記のようにちゃんと考えている時もありますよ。どっちが多いかは…?
もし、何から始めるか迷ったら、とりあえず「この中で一番やりたいと思ったもの」とか、乱数でタスクリストをソートして(そんなことできるのか?)一番上に来たものから手を付けてしまいましょ。
いつかはやらないといけないので。