「来週の日曜日、午後3時に待ち合わせね」
たいていこういう人が多いですよね。
これは私がシステム系ソフトを専門にしているからなのかもしれませんが、どうもこういうの、違和感があります。
■3時は1日に2回ある
単純に考えると、1日は24時間です。
それがどういうわけか、12時間に分割されていて、「3時」と言われると午前3時と午後3時の2つの意味ができてしまいます。
そこで、これを「午前」「午後」とか注釈をつけるのですが、24時間あるのならそれを唯一に特定する「15時」をつかえばいいじゃないか、と思ってしまうわけです。
コンピュータに命令するときには、「15:00にプログラムを起動する」とかすれば、曖昧さがないので、通常コンピュータでは24時間制で扱うわけです。もっと正確には、1900年1月1日からの経過時間(秒)ですが。
同じく、日曜日は1年で49回来ます。たとえば、今日が金曜日なら
「来週の日曜日」
って「明後日のこと?」とか一瞬考えてしまうわけです。これも唯一に特定できる(本当に正確ではありませんが)
※1週間が日曜日始まりなら「明後日」ですね。1週間が月曜始まりなら「次の次の日曜日」になります。
「×月×日と言ったほうが確実じゃないの?」
とか、つい思っちゃうんです。
■24時間制で考える癖をつける
習慣の問題なのでしょうけど、まだ学生の頃は「午後3時」→「15時」と変換するのに、「12を足して…」とかいうふうに考えたので、一瞬の間が必要でしたので、時間間隔は12時間制でした。そのほうが楽だったので。
社会人になってシステム系の仕事をし始めてからは、24時間制で物事を考えるようになったので、逆に、12時間制で言われると、「では3時に伺います」→「了解しました。15時ですね」とわざわざ言い換えて確認するようになりました。
※実はそれで大失敗したことがあります。「バックアッププログラムの起動は3時ね」と言われて「午後3時」と勘違いして、多くのユーザが使っている時間帯にバックアッププログラムが起動してしまい、サーバがパフォーマンス不足でシステムダウン…。
※言い換えのメリットはもう一つあって、「7(しち)時」と言われた時に、「いち」と聞こえる時があります。これを確認するのに役立ちます。「19時ですね」と言えばさすがに間違えない。
特に、日誌やメモを付けるときに、「3時」と言われたら「15:00」と書くようにすれば時間を間違えないのですよ。
同じく日付も、曜日ではなく日にちを書くと、いつの日曜日かがちゃんと特定できます。
「来週の日曜日」
と言われたら、
「×月×日」
と言い換えれば確実に特定できます。
特定できないものは、誤解を生むと考えて、なるべく特定できる言い方、書き方をするのがいいですね。
■おまけ―メモには省略記法で
おまけですが、過去記事高速メモの技術1でも書いてますが、日時をメモるとき
2016年3月22日 15:30
と書こうとすると時間がかかります。多くの人は
2016/3/22 15:30
くらいまでしか省略してないのではないでしょうか。これを
0322 1500
と縮めてしまうと、数字だけになるので簡単です。
ここでのポイントは
ほぼ間違いようのない「年」は省略する
/ : などの記号は書かない
一桁の数字(3月)は2桁にして桁揃えをする
ことです。