前回、「やりたいものからやっても仕事はひとつ減るので、優先度を考えているよりやったほうがいい」というお話を書きましたが、ちょっとデジャブーを感じて探してみました。
そうかいてある本がありました
もしかしたら、本書を読んだ記憶があったので、こういうことを書いたのかも。
ということで、私の駄文より説得力がありそうなので、こちらをご紹介。
★P38〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●1日ひとつ、自分の仕事から「邪魔もの」を排除せよ
ちょつと真剣に考えれば、時間の最良の利用法を決めるのは、そう難しいことではない。
当然のことながら、目標があるなら目標に結びつくことをしなければならない。
ところが、人は必ずしもその通りにはやらない。
自分の気に入りの仕事、あるいはおもしろいと思う仕事をやりたがるのである。
それらの仕事が自分の目標達成にとってあまり役立たないにもかかわらず、である。
そこを真剣に反省してみると、自分が時間の配分を考えていない理由が発見できるかもしれない。
きちんと考えれば、仕事の優先順位について意見も出てくるだろう。言いたいことも出てくるだろう。それが、自分の真意だと言いたいであろう。
しかし、実際に行なうことこそ、その人間のほんとうの選択と優先順位を反映しているのである。
ふだんの日に行なう何十という数の作業はみな、優先順位を決められている。
その多くは無意識のうちに決められるとはいえ、決められていることに変わりはない。
どんな理由からであれ、あることを行なおうと決めた時には常に、ほかのことは行なわないと決めたことになるのである。
たいていの人たちは、価値や重要性の順番に物事を並べるニとを優先順位だと考えている。しかし、辞書の定義によると、優先事項とは
「ほかに先んずるもの」
であり、ここには客観的な価値や重要性ははいってこない。
メリル・E・ダグラス(著) 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』
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と、ここまでは、前回の私の、「行き当たりばったり、出たとこ勝負作戦」とそんなに変わらないようなご意見。
「そうそう、無意識がもっとも良い判断を下しているんだよ!」
とちょっと鼻が高くなる気分……だったのですが…。本書の結論は、というと…。
その続きの文章はこうでした。
★P38〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ほんとうに最も大事なことかどうかを確認することである。
最も大事なことを今すぐにやり、重要性の低いことを後回しにするように努力することである。
しかしそこには、性格、感情、気分、時間に対する姿勢といった「邪魔もの」がはいりこむ。あげくに、われわれが論理的に決めたはずの合理的な優先順位は、自分分自身の本能的な対応、好み、偏見などによって順番を狂わされるのである。
メリル・E・ダグラス(著) 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』
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やっぱり論理的でないものを、「邪魔者」と言われている様子。
ということで、凡サラリーマン止まりの限界かも。
■参考図書 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック』
「ハイ」と返事をしてもやらない、「その場しのぎ」の仕事をする、優先順位がメチャクチャ…なぜ仕事ができない人は「習慣的」に時間をムダにするのか?1980年の刊行以来、時間管理と仕事の進め方のコツを伝授する名著としてアメリカで読み継がれてきた超ロングセラーが登場。
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書名 :「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則―集中力を最高にする時間管理のテクニック
著者 :メリル・E・ダグラス
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