本日は Excel を素早く操作するための操作方法で、CTRLキーを使うものの中から私が多用しているものについてご紹介します。
まあ、これはヘルプを調べればわかることなのですが、意外と知らないものもあるのではないかと。
■ファイル・ウインドウ関連
CTRL+O ファイルを開く
CTRL+S 今のファイルを上書き保存する
CTRL+W 現在のウインドウを閉じる
CTRL+N 新しいファイルを開く
まあ、ウチの会社だと、この辺はよく知っている人が多いみたいです。
特に共有フォルダにあるファイルをネットワーク経由で開いている時に、何かの拍子でネットワークが切れると、保存も、別名保存もできなくなったり、最悪 Excel がだんまりを決め込んで、画面は灰色、アタマは真っ白みたいな…。
ですので、ちょっと編集したら CTRL+S というのは転ばぬ先の杖ってやつで、とにかく1セル変更するたびに、ちょっと作業の区切りができるたびに CTRL+S はもはやウチの会社では、ジョーシキ。
Excel を表示しながら議事を進めている議長には、ときどき「コントロール エス」と声がかかります。
■コピペ
CTRL+C コピー
CTRL+V ペースト
CTRL+X 切り取り
まあ、ここらまでは知らない人はいないでしょうね。
CTRL+Y 繰り返し
CTRL+Z 取り消し
ここまでは結構ポピュラーな操作ですね。
CTRL+D [下方向へコピー] を使用して選択範囲内で下方向のセルに内容と書式をコピー
CTRL+R [右方向へコピー] を使用して選択範囲内で右方向のセルに内容と書式をコピー
これは知らない人も結構。
意味は選択範囲の先頭の内容と書式を選択範囲の下方向(CTRL+D)または右方向(CTRL+R)にコピーします。
言葉ではわかりにくいので、Excel を開いて、やってみてください。
1.A1に"123"と入力し、太字にする
2.A1〜A6を選択する
3.CTRL+Dを押す
簡単でしょ。
「ド〜ン」ってコピーできるので、私は、「コントロール ドン」って覚えてます。
※本当は Duplication の D だと思います。
CTRL+A すべての領域を選択
CTRL+* 現在の表の領域を選択
これも知らない人が多い。表を作っていて、CTRL+Aを押すとシートのすべてが選択できますよね。
じゃあ、表のある範囲だけを選択する場合には、というと、CTRL+*と押してやると現在のセルを含む空白セルが発見されるまでの上下左右の領域が一発で選択できます。
ちなみに日本語キーボードでは * は SHIFT+: ですので、CTRL+SHIFT+: とおぼえておいてもいいかも。
テンキーがある PC なら CTRL+*(テンキー) でできます。
だんだんマイナーなやり方になってきましたが、
CTRL+"(CTRL+SHIFT+2) すぐ上のセルの値をコピーして編集
※よくわかりませんが、これをやると数字の時には太字になります。CTRL+2 が効いちゃうんでしょうね。
※多分英語キーボードなら大丈夫かと。
CTRL+'(CTRL+SHIFT+7) すぐ上のセルの数式をコピーして編集
■書式設定
CTRL+1 書式設定ダイアログを表示
CTRL+2 太字
CTRL+3 斜体字
CTRL+4 下線
CTRL+5 取り消し線
CTRL+B 太字
CTRL+I 斜体字
CTRL+U 下線
これは、特にCTRL+1が便利です。書式の設定ダイアログが右クリックではなく一発で出せるので。
特に最近の Excel は、状況に応じて、右クリックから出す書式設定のメニューの位置が変わります。いちいち探さないと出せないので、地味に便利。汎用性も高いですしね。
■おまけ
CTRL+F 検索ダイアログ
CTRL+H 置換ダイアログ
CTRL+K ハイパーリンクの挿入
■おまけのおまけ
CTRL+ENTER 領域への一括入力
複数のセルを選択した状態で、どれかひとつのセルにテキストを入力した後に、ENTER の代わりに CTRL+ENTER って押すとすべてのセルに同じ値が入力されます。
たとえば、表を作っておいて、「この範囲はゼロで埋める」という時に
1.範囲を選ぶ
2."0" を入力する
3.CTRL+ENTER を押す
とやると一気に入力ができます。
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