会議でメモをとる代わりに、会議の録音をしていた時期があります。
最近はスマホでもいい録音アプリができてきましたし、ICレコーダーも昔から売られているので、こういう需要はあるのでしょうね。
■録音したものは聞かない
実際会議中にメモをしていると、その間は発言ができません。ある事項をメモしながら、別の話をするほどの脳はありませんので。
もしかしたら聖徳太子ならできるのかもしれませんが。
そこで考えたのが、「会議を録音しておけば、メモしなくて済むかも」という安易な考え。
以前にも
音声制御ソフト.ドラゴンスピーチ
を紹介したことがありますが、その他にも幾つかのアプリを試しています。
しかし、ドラゴンスピーチのように音声で PC を操作するのとは違い、単なる「文字起こし」の作業は、つい目的(議事録や議事メモ・宿題メモ)を見失ってしまって、より正確に発言を文章化することに集中してしまいます。私の場合。そうなると時間がいくらあっても足らない。1時間の会議をするごとに2時間かけて議事録を作っていたら身が持ちませんし…。
で、結局、「録音→議事録」はやらなくなってしまいました。やっぱりメモが確実、と。
■バックアップになる
一方で、録音だけは続けてます。これはメモに
「○○提出。×月×日期限」
と書いてあった時に、「なんで、○○が必要になるんだけっけ?」「○○ってなんだったっけ?」みたいな場合が結構あるからです。
その時には3通りの対応があります。
・宿題の内容をその時の出席者に聞く
・とりあえず、○○といえるものを作ってみる(目的に合っているかどうかは別)
・忘れたことにする
真っ当な作戦は、出席者に教えてもらうことなのでしょうけど、出席者も覚えているとは限りません。とくに他人の宿題について、正確に記録をとっている人は多くはないでしょう。だからといって、適当に何かを作ったり、「忘れてました…」とごまかしたりでは、仕事が予定通りに進まなくなる。
こういう時には、録音データが役に立ちます。
その時の発言や雰囲気をかなり正確に残しているから、その宿題が出た前5分位を聞けば、大体宿題の意図は思い出します。
録音する目的を、メモのバックアップと考えれば、消費期限も割と明らかですし、あとで面倒なことをしなくて済むようになります。
とりあえず、録音しておくとわりと役に立ってくれます。
9割以上はムダだったりするのですが…。
私は、大事な打ち合わせは、スマホを録音モードにしてポケットに入れてます。