いろいろなフォームに入力する場面ってよくあります。
たとえば、「ユーザ名とパスワードを入力してください」とか。
■マウスに持ち替えてはいけない
時々見かけるのが、それぞれの入力欄をマウスでクリックしてから入力し始めるパターン。
キーボードから手を離すと、再びキーボードに手を置くときに、ホームポジションがわからなくなって、入力を間違えたり、ホームポジションを探すために人差し指をあっちこっちに移動させたりする手間が発生します。
ほんの1〜2秒のことなのですが、私はわりとこういうのを自分でやったり、他人のやるのを見たりすると、「イラッ」とします。
※もちろん、他人がやっている時には何もいいませんが。
ですので、他の記事でも時々書いているように、極力キーボードから手を離さずに、ウインドウを切り替えたり、フォーカスを切り替えたりできるようなキーボードショートカットを覚えるようにしています。
その基本がTABキーです。
■Tabキーでフォーカスを移動する
アプリや Web では、殆どの場合、「タブオーダー」という設定がされています。
これは、ある入力欄や選択ボタンにフォーカスがあるとき、TABキーを押すと次にどこにフォーカスを移すのかという設定です。
通常は、画面構成の「上から下」に、「左から右」になるように設定してあるものがほとんどでしょう。
名前 :[ ]
郵便番号 :[ ]
住所 :[ ]
電話番号 :[ ]
ユーザ名 :[ ]
パスワード:[ ]
みたいな入力エリアがあって、最初に「名前」を入力したら、TABキーを押せば郵便番号にフォーカスが移動するので、そのまま郵便番号が入力できます。
また、もし逆に戻りたい時には、SHIFT+TABで戻ることができます。
これだけ覚えておくだけでも入力速度はやたら早くなりますよ。
■ExcelもTAB
ExcelでもTABキーが役に立ちます。
Excelでセルに入力して、右のセルに移動するにも、TABで移動できます。
リターンキーを押すと下のセルですね。
この逆方向に行くには、SHIFTを併用します。
他にもいろんなアプリでTABキーを押してみるとどんなことが起きるか、試してみることをオススメします。
実際にやってみて、その動きを活用するように工夫すると、作業が早くできるようになりますので。