以前の記事enthumble、enthumble再びで書いたように、無変換キーを使って、押しにくい場所にある機能キーを英数字キーで打てるようにしています。
これらの記事で書いたように、enthumble はなくてはならない作業の効率化ツールだったのですが、残念ながら最近別のアプリに乗り換えました。
AutoHotKey。
enthumble より圧倒的にとっつきが悪いです。ちゃちゃっと使えるようにするのであれば、enthumble のほうが圧倒的に便利です。
ファイルを展開・コピーして、起動するだけですので。
ネットで調べると、enthumble よりこっち AutoHotKey のほうがユーザー数は多そうですね。ということで私もいまさらながら挑戦中。
■AutoHotKeyはいきなり??
AutoHotKey はインストールでつまづき、最初に何をしたらいいのかでつまづきます。
●インストール
AutoHotKey には2つのバージョンが有るようです。
・普通のバージョン
・Unicode版
AutoHotKeyで、配布されているのが、上記の普通のバージョンで、Unicodeは実行ファイル単体の様子。
私はここにある、普通のバージョンをインストールした後、exe ファイルだけをUnicode 64-bit - for increased performance on 64-bit systems.で上書きしました。
これが正しいのかどうか、いまいち不明ですが。
●設定
インストールすると、最後にメッセージが立ち上がります。曰く
「デスクトップに "新規AutoHotKey.ahk" を作ったから適当に設定してね」
なのですよ。
で、それをダブルクリックしても何もおきません。当たり前ですが中身は自分で作らないといけない空っぽのファイルですので。
というわけで、enthumble を評価している時にも、実は試していたのですが、??(わけわからん…)で面倒くさくなって放置していました。
■初期設定ファイル
enthumble みたいに初期設定ファイルをインストーラーに同梱してくれていれば、こんなことにはならないんですけどね。
ということで、いろいろ調べながら、作った初期設定ファイルをご紹介します。
これは、enthumble の初期設定ファイル HJKL.ini と同じ設定をするものです。
★――――――――――――――――――――――――――
; 無変換キー
~vk1Dsc07B :: Send, Blindvk1Dsc07B ; キー単体で機能させるためのおまじない
vk1Dsc07B & vk20sc039 :: Send, Enter ; 無変換+SPACE
vk1Dsc07B & h:: Send, BlindLeft
vk1Dsc07B & j:: Send, BlindDown
vk1Dsc07B & k:: Send, BlindUp
vk1Dsc07B & l:: Send, BlindRight
vk1Dsc07B & m:: Send, BlindDel
vk1Dsc07B & n:: Send, BlindBS
vk1Dsc07B & vk1Csc079:: Send, ESC ; 無変換+変換
vk1Dsc07B & AppsKey:: Reload ; 現在のスクリプトのリロード
――――――――――――――――――――――――――★
■enthumble の設定を移植する
その後、いろいろ調べて、つまづきながら、その他 enthumble でやれていたことを全部移植しました。
機能的には、AutoHotKey は enthumble の機能をほぼ含んでいるので、なんとか全部を機能させることができました。
ということで、長いことお世話になった enthumble とも一旦お別れになりました。
とっても便利でとっつきやすいソフトだったので、名残惜しいですが…。
この素晴らしいソフトを無償で公開してくださっていた作者mharaさんには大変感謝しております。
※個別にメールまで頂いた。感謝感激。
■enthumbleから移動した理由
ということで、最後になんで今まで問題なく利用できていた enthumble から AutoHotKey に乗り換えたかの理由ですが、
・PCで特殊なショートカットキー(FN キーなど)がきかない時がある
・複雑なキーを生成したり、アプリごとによく使うキーコンビネーションを切り替えたい
・PCがある状態になったら自動操作(自動応答)したい
という欲求が出てきたためです。
以前の記事でも 「enthumble で UWSC を起動する」とかやっていたのですが、「ちょっと待つ」というのが結構難しくて(できなくはないです)、いつでも期待通りにというわけには行きませんでした。
そこで、プログラム言語を備えた AutoHotKey が必要になったわけです。
これに合わせたスクリプトも少しづつ公開していきたいと思います。
ということで、本日はAutoHotKey のインストールのところまで。
いろいろな機能は、
AutoHotKey の wiki
が詳しいです。
個人的に作成したスクリプトなどはまた後日。