かつて学生の頃、英単語を小さな紙に書いてそれをめくって暗記しませんでしたか?
私はやりました。
結構役に立ったような気がしますが、社会人でこういうリングファイルに閉じられたカードを見ている人っていませんね。
まあ、今時ならスマホで同じようなことがやれるのでしょうけど。
これを思い出したのは以下の本から。
★P80〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●上手なプレゼンのための「カード式メモ術」
ポストイットと似た商品に「力ード」がある。これも段取り力をアッブするには格好のメモ道具である。
サイズはなんでもいい。トランプサイズでもかまわないし、もっとミニサイズでもかまわない。
参考までに、わたしは B6 サイズの「京大式カード(後述)」を使っている。
ポストイット同様、メモ代わりとして活用しているわけだ。
カード式の利点は、ポストイットとは違って重ねてもペタッと貼り付かない。ー枚ー枚、独立している点だ。これをどう使っているか?
たとえば、多くの人の前で話をする時に便利なのだ。
講演に慣れている人はいいが、普通、人前で話すのは気苦労が多いものだ。いざとなったら、頭が真っ白になって忘れてしまうのではないか。どうすれば恥をかかないで済むか。ひと言レべルならともかく、持ち時間が 5 分、 10 分、1 時間、 2 時間となると、何が起こるかわからない。
話すネタ、内容を吟味し、話す段取りを考えなければ不安でしようがない。
こんな時、カードメモを準備していると強力な助っ人を頼んだようなものだ。
●[中島流]カード式メモ術の方法
・カードをたくさん用意する。
・話すべきポイント(ネタ)をカードに 1 つ書く。
・何枚ものカードにどんどん書いていく。
・終わったら、どんな展開にすれば理解してもらいやすいかをイメージする。
・そのイメージに従って、カードをすべて並べる。
・並べたカードをトランプのようにまとめる。
・カードに目を通し、リハーサルをしてみる。
・いざ本番で話をする。
※ カードを落としてバラバラにならないように、くれぐれも注意する。
中島孝志(著) 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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この方法、確かに「頭真っ白」対策にはとても良いと思うのですが、普通のサラリーマンがあまり使うシチュエーションがありません。
簡単に言ってしまえば、プレゼンするときには PowerPoint の資料があるので、その資料にキーワードは書いてあるし、話の流れも、資料から逸脱すれば、聞いている人にわかりにくくなるだけ。
確かに、プレゼン資料に書いてないことまでしゃべるような講義をする人には役に立つかもしれませんが、私は人に教わることはあっても、1時間も2時間も喋り続けるような講義をすることはないので…。
本書には、「結婚式の挨拶」にも使えると書いてあります。
確かに資料のない結婚式の挨拶には使えそうですが、一生の内、そう何度もあるものでもありません。
■実際に結婚式で使ってみた
とは言え、使いもしないで云々するわけにも行かないので、部下の結婚式の時に使ってみました。
結果はというと、カード式はダメ。話がずれかけた時や忘れてしまった時などには確かに軌道修正は出来たのですが、軌道の戻し方が強引になってしまって、話につながりが出ない。たしかに必用なことは全部言いましたが、1つのテーマから次のテーマに移動するのが、ほぼ無理やり。流れも何もあったものじゃない。飛び石をぴょんぴょん飛んで行くような話でとてもスムーズとはいえませんでした。
もちろん、これはカードが悪いのはなく、私に話をする技術がなかっただけの話ですが、やっぱり下手くそは、ちゃんと全文を印刷して、それを読むのが一番失敗しない方法かと。
■知らない分野を整理する
だからといってカードが役に立たないというわけではありません。
私はいま、ちょっと新しい分野の勉強をしているのですが、こういう時はめちゃめちゃ役に立ちます。
資料などを読んでいて、知らない単語が出てきたら、すぐにカードに書き写します。
あとで、このカードに書いてある知らない単語などを Web や他の資料をあたりながら書き込んでいきます。
そうすると、2ヶ月もやれば立派な辞書の出来上がり。
自分の手で書き写しますし、あまり広い面積でもないのでちゃんと要約します。
この書く・要約するという行為がとっても役に立っているようです。
もちろん、時間があるときに、「そういえばここ意味不明でつまづいたな…」とか思い出しながら見返しています。
電車の中ではちょっと恥ずかしいので、寝る前とか食事中とかに…。
■参考図書 『すごい!メモ術 「ビジネス力」をアップさせる達人たちの手の内を盗め!』
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