過去記事で何度か触れてますが、私は基本的には転職は最後の手段と考えてます。
転職自体はキャリアとして有利に働く場合もありますが、リスクも結構あります。つまり、それによる予測不可能性が大きい。
平凡な人生を旨とするサラリーマンにとっては、波乱万丈とまではいかなくても、波風の高い外海で大物を釣り上げるより、静かな湖で小魚をたくさんとったほうが安全、と。
でも、転職自体を否定するつもりはありません。
■転職を決断するとき
過去に何度か、転職を誘われたことがありまして、何を持って転職の決断をするか迷いました。
もちろん、「給料が2倍になる」と言われればグラっと来ますし、その時に丁度ソリが合わない上司だったりすると、やっぱり「もうここには居たくないし…」などと思っちゃいます。
その時に考えたのは、「将来にどのような影響があるか」ですね。そんな頃に読んだ本の一冊が『これだけできれば辞めてもいい』という本。
★P150〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●転職してもいい時
転職してもいいときとは、大きく分けて三つあると思います。
あなたがある程度の期間勤めてきた会社や組織から、将来の目標と照らし合わせて、もうほとんど何も学べなくなったとき、または居場所がなくなったとき、さらに会社や組織のリーダーならび上司に、仕事上の根本的なことで従えなくなったときです。
浜口直太(著) 『これだけできれば辞めてもいい』
―――――――――――――――――――――★
本書『これだけできれば辞めてもいい』では、
1.学ぶことがなくなった
2.居場所がなくなった
3.上司に従えなくなった
と3つをあげています。本書が想定している読者は、入社数年〜5,6年くらいの人でしょうけど、そのレベルで学ぶことがなくなったというのは、本人がその会社内でイチバンくらいできる人なのか、それとも勘違いしている人な気がします。
※「将来の目標と照らしあわせて」と書かれていますので、仕事のすべてではない、という条件をを加えたとしても…
もし、面接で転職理由としてこの3つを上げる人がいたら、その人は合格するでしょうか?
どれも、転職面接では言えないような…。
面接の対応方法としては別の理由を考えたほうがよさげ。
■最終的に決断するとき
もちろん、公(おおやけ)の理由では、個人の人生を左右するような決断はできないと思います。やっぱり決断するときには、自分がどうしたいのか、ですね。その意味で会社を辞める決断理由としてはどれも納得できます。
とくに、「居場所」「上司との関係」というのは、仕事をする上では、避けては通れないものです。これが辛いと精神的に参ってしまいます。
気をつけるべきは、これらを主観的な判断ではなく、客観的に判断すること。あとで、「結局、その場の勢いだったな〜」とか「若気の至り〜」とかならないように。
どう客観的に判断するのかは、本書が参考になるかもしれません。
■参考図書 『これだけできれば辞めてもいい』
「会社をやめる基準、やめない基準」に焦点を当て、離職を考える人間にとって最も客観的な判断が難しいことをテーマとして取り上げる。
辞めるのか、辞めないのか。どちらの選択をするにしても、その決断には本来客観的な判断基準が必要である。
本書は、
・転職に迷っている人間の判断基準となるような自己検証本にする
・誰が見ても明白な客観性を貫く
・精神的な押し付けや説教話は避ける
・実践的、論理的に使えるコンテンツにする
・一人ひとり状況が違うため、「辞めるな!」とも「辞めてもいい」とも言わない
という原則を一貫して貫いており、転職を考える人の「人生の羅針盤」になりうる一冊に仕上がっている。
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
---|---|---|
これだけできれば辞めてもいい 著者 :浜口直太 | これだけできれば辞めてもいい 検索 :最安値検索 | これだけできれば辞めてもいい 検索 :商品検索する |