2016年06月14日

これだけできれば辞めてもいい:転職してもいい時




過去記事で何度か触れてますが、私は基本的には転職は最後の手段と考えてます。

転職自体はキャリアとして有利に働く場合もありますが、リスクも結構あります。つまり、それによる予測不可能性が大きい。

平凡な人生を旨とするサラリーマンにとっては、波乱万丈とまではいかなくても、波風の高い外海で大物を釣り上げるより、静かな湖で小魚をたくさんとったほうが安全、と。

でも、転職自体を否定するつもりはありません。

■転職を決断するとき


過去に何度か、転職を誘われたことがありまして、何を持って転職の決断をするか迷いました。

もちろん、「給料が2倍になる」と言われればグラっと来ますし、その時に丁度ソリが合わない上司だったりすると、やっぱり「もうここには居たくないし…」などと思っちゃいます。

その時に考えたのは、「将来にどのような影響があるか」ですね。そんな頃に読んだ本の一冊が『これだけできれば辞めてもいい』という本。

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●転職してもいい時
転職してもいいときとは、大きく分けて三つあると思います。

あなたがある程度の期間勤めてきた会社や組織から、将来の目標と照らし合わせて、もうほとんど何も学べなくなったとき、または居場所がなくなったとき、さらに会社や組織のリーダーならび上司に、仕事上の根本的なことで従えなくなったときです。

浜口直太(著) 『これだけできれば辞めてもいい
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本書『これだけできれば辞めてもいい』では、

 1.学ぶことがなくなった
 2.居場所がなくなった
 3.上司に従えなくなった

と3つをあげています。本書が想定している読者は、入社数年〜5,6年くらいの人でしょうけど、そのレベルで学ぶことがなくなったというのは、本人がその会社内でイチバンくらいできる人なのか、それとも勘違いしている人な気がします。
※「将来の目標と照らしあわせて」と書かれていますので、仕事のすべてではない、という条件をを加えたとしても…

もし、面接で転職理由としてこの3つを上げる人がいたら、その人は合格するでしょうか?
どれも、転職面接では言えないような…。

面接の対応方法としては別の理由を考えたほうがよさげ。

■最終的に決断するとき


もちろん、公(おおやけ)の理由では、個人の人生を左右するような決断はできないと思います。やっぱり決断するときには、自分がどうしたいのか、ですね。その意味で会社を辞める決断理由としてはどれも納得できます。

とくに、「居場所」「上司との関係」というのは、仕事をする上では、避けては通れないものです。これが辛いと精神的に参ってしまいます。

気をつけるべきは、これらを主観的な判断ではなく、客観的に判断すること。あとで、「結局、その場の勢いだったな〜」とか「若気の至り〜」とかならないように。

どう客観的に判断するのかは、本書が参考になるかもしれません。





■参考図書 『これだけできれば辞めてもいい



「会社をやめる基準、やめない基準」に焦点を当て、離職を考える人間にとって最も客観的な判断が難しいことをテーマとして取り上げる。
辞めるのか、辞めないのか。どちらの選択をするにしても、その決断には本来客観的な判断基準が必要である。
本書は、

 ・転職に迷っている人間の判断基準となるような自己検証本にする
 ・誰が見ても明白な客観性を貫く
 ・精神的な押し付けや説教話は避ける
 ・実践的、論理的に使えるコンテンツにする
 ・一人ひとり状況が違うため、「辞めるな!」とも「辞めてもいい」とも言わない

という原則を一貫して貫いており、転職を考える人の「人生の羅針盤」になりうる一冊に仕上がっている。






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これだけできれば辞めてもいい
著者 :浜口直太

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posted by 管理人 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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