話すスピードがゆっくりな人っていますよね。
聞いているとイライラする。
もし、自分が人より考える速さ(いわゆる「頭の回転」)を改善しようとしたら、今回ご紹介する方法が効果があるかもしれません。
■体と頭はつながっている
もちろん、私は生理学や医学の専門家ではないので、その理屈はわかりませんが、何かの本で読んだ(出典も失念。すみません)のに、速歩で歩くと頭の回転が良くなるというものがありました。
おそらく、それによって早いリズムで何かをすることが、頭の中でも起きるのでしょうね。
頭と体は一心同体ということみたいです。
あと、人と話している時も、ゆっくり体を動かしながら話をすると、話のスピードまでゆっくりに感じるそうです。こっちは心理学系かな。
つまり、ちゃっちゃと動けば、自分自身の基本クロックも上がるし、相手からもキビキビした人という印象を受けるということです。
■素早く体を動かすには
素早く体を動かすには、止めることを意識するといいようです。
素早く動かすには止める?
なんだかちょっと意味不明ですが、そうなんですよ。
ようするに、
動かす
止める
の2つだけにする。
ダンスなどを見ていると気がつくと思うのですが、ダンスの上手な人は、
動きをピタッと止める
そこからいきなり目標スピードで動かす
という風に中途半端スピード(つまりある速度に達するための加速・減速状態)で体を動かしている時間が非常に少ないんですね。それが、ダンスにおけるキレを生み出しているわけです。
当然、腕や足は物理的なものなので、いきなりトップスピードで動き始めることはなく、速度ゼロからだんだん加速して目標速度に移行するのですが、この時間を最小にするように動くと、キビキビした動きに見えます。
たとえば、相槌をうつにも、ゆっくり頷くのではなく
「うん、うん」と何度も素早く頷く
とキビキビした印象をあたえることができます。
そうすると自分でも「キビキビしている」という感じがするので、それが多分脳にも良い影響をもたらすのではないかと思っています。
■力を入れて加速し、全速力で動作する
コツ、というほどのものではありませんが、何かの動作をするときには、
全力で最高速度に持って行き、最高速度から全力で速度ゼロにする
ということを意識してみてください。
たとえばパソコンをウツときにも、「キーを打つ時間間隔を最小にする」ことを意識すればいいですし、歩くときにも「競歩をする」イメージで全速力で前を歩いている人を抜く(走ってはいけませんよ)ようにします。
人から見れば、「だだだ〜っ」ってPCを打ち、スタスタ歩くことになるので、もっさりした印象がなくなります。そのあとちょっと一服して、全体の処理時間は変わらなくても、なんだか仕事ができる人みたいな気がしてきます。
「ウサギとカメ」の昔話のウサキみたいに、「全速で走って一休み」で十分です。
あとは一休みの時間を調整すれば、本当に早くなりますから。
コツは全速で動き、ピタッと止める。
やってみてください。