Windows10で使えるようになった機能で "シャドウコピー" っていうのがあります。
これは、最近のクラウドストレージ(Googl Drive や One Drive など)で、ファイルを編集すると、編集前のオリジナルを別のところに取っておいてくれて、必要なときに元に戻せる機能です。
Windowsには「ゴミ箱」という機能があって、誤って削除してしまった時にはとっても便利なのですが、ゴミ箱を経由せずに完全削除したり、ファイルを上書きしてしまうと、復元はほぼ部可能。
ですので、私は
フォルダの同期・バックアップ方法4:FireFileCopyを使って履歴バックアップする
のように、明示的にファイル名を変えてバックアップをとっていますが、あまり頻繁にやるとバックアップだらけでディスク領域の減り方も半端なくなります。
そこで、「シャドウコピー」という機能の登場。
以前はWindows Server でしか使えなかったのですが、最近これがクライアント Windows でも使えることが判明。どうやら、Windows10 から本格的に使えるようになったらしい(Vista以降あったようですが)。
■シャドウコピーを有効にする方法
シャドウコピーを有効にするには、
WINキーを押しながら R キーを押す
「ファイル名を指定して実行」のダイアログで sysdm.cpl と入力
リターンキーを押す
そうすると、「システムのプロパティ」が開くので、そこで「システムの保護」のタブを選んで、復元ポイントの「構成」ボタンをクリック。
現れたダイアログで
システム設定と以前のバージョンを復元する
を選んでやれば有効になります。
●バックアップと復元
一方で、「バックアップと復元」という機能もあります。
Contraに聞いてみればわかります。
WINキーを押す
Contraに "バックアップと復元" と入力してリターン
メニュー現れた「バックアップと復元」をクリック
こちらは、手動でファイルやフォルダを別のフォルダにバックアップするもので、履歴管理にも使えますが、外部ドライブが必要などいろいろ制約あり。
■シャドウコピーが作られるとき
シャドウコピーがどういうタイミングで作られるのかはどうもはっきりしません…。
どうやら、復元ポイントを手動で指定した時と新しくアプリをインストールするときには作られるみたいですが、私の PC ではそれ以外にも作られてます。
原因は不明…。
ただ、上記の「シャドウコピーを有効にする」の節に書いたダイアログで、「ディスク領域の使用量」を増やすと、過去にかなり遡れるようになるようです。
■シャドウコピーの復元
シャドウコピーは、エクスプローラーのプロパティから復元ができますが、フォルダを移動してしまったとか、フォルダ自体を削除してしまったとかすると、もうそこにたどり着く手段はありません。
これを助けてくれるソフトがあったりします。
PreviousFilesRecovery
同じ作者のソフトで、
ShadowCopyView
は見るだけのソフト。
インストールが要らないポータブルアプリなので、いつでも必要なときにいきなり使えます。