ウチの会社は、海外に子会社がいくつかあります。というか社員数は海外のほうが圧倒的に多い。
このため、仕事上、海外出張も少なくありません。
■その国の言葉で話したい
同じ部門でも異なる部門でも、初めてその国に出張に行ってきた人に話を聞くと
・中国語を覚えたい
・英語を覚えたい
・タガログ語で挨拶したい
・スペイン語が読めるようになりたい
・ハングル語が読みたい
たいていこう思って、いままで見向きもしなかった、会社の言語教育コースをとったり、駅前留学したりするようになります。
まあ、この教育を受け始める時点で半数近くは脱落しますが。
帰国直後のときにはある程度モチベーションはあるようです。
一緒に出張に行った人が、現地のスタッフと談笑したり、飲み会に行ったりしていれば特に。
■その国言葉で挨拶しなさい
私は初めて海外出張に行く人には、かならず勧めていることがあります。
その国の言葉を勉強するなんていうのは、短期間ではムリなので、たった3つの言葉だけ覚えて行きなさいと言ってます。
・おはよう!
・こんにちわ
・ありがとう!
ちなみにここには帰るときの言葉がありませんが、私の知っている範囲で「バイバイ」が通じますので、それは覚える必要がないからです。
カムサハムニダ
シェシェ
サラマッートゥ
ダンケシェーン
このくらいなら1分で覚えられます。覚えたら、現地で合った人に、かたっぱしから使ってみましょう。
発音が変で通じないかも?
それは絶対にありません。100%通じます。
だって、初めて合った人に「さようなら」って言ったりしないですよね。日本語でも朝「オッハ〜オ」と言われれば、「おはよ」に聞こえますよね。雰囲気ですよ、雰囲気。
私の経験でも通じなかったことはありません。ただし、「発音が悪い」と言い直されたことはありましたが…。
※●余談●
※「発音が悪い」と言われたことで、一番印象に残っているのは、中国のタクシーに乗った時に、「シェシェ」と言ったら、タクシーの運ちゃんが、なにか突然喋り出したんです。
※さっぱり聞き取れずに困っていると、「フォローミー! シェシェ」と言われました。
※ 「シ」の音が違っている
※ 2声と3声の使い分けがなってない
※というわけで、身振り手振りで何度も言い直されました。
※
※最後は「OK!」って親指をたててニッコリ。許してもらいました。
※
※あのおっちゃん、ヒマだったのかな…?
名著『人を動かす』でも、以下の様なことが書かれてます。
★P83〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
友をつくりたいなら、まず人のためにつくすことだ。
人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力をおこなうことだ。
ウインザー公が皇太子のころ、南米旅行の計画を立てられた。外国へ行けばその国のことばで話したいと考え、公は、出発前何カ月間もスペイン語を勉強した。南米では、公の人気は大変なものであった。
デール・カーネギー(著) 『人を動かす』
―――――――――――――――――――――★
さすがに、出張前に何ヶ月も現地語を勉強というのはムリですが、一言の挨拶を現地語で出来るだけで、相手の印象はガラリと変わります。
■そのうち覚えるさ
難しいことは言えなくても結構。それは通訳さんがしてくれますし、出張者には期待されてません。
でも、現地へ行って、日本語だけで通している人に、現地の人は親近感は抱かないでしょう。「コイツの言うことなら、ちょっと面倒だけど助けてやるか」と思えないでしょう。「オレが一人で資材手配から実行まで全部やる!」という人にはいらないかもしれませんが。
人気者になれとはいいませんが、人間同士で仕事をする以上、気分の問題というのは、仕事の結果にも影響するんですよ。
ちょっと仲良くなれば、身振り手振りで話をするようになります。
中国なら筆談が便利。それ以外の国なら英単語。書いて、発音してもらって、シャドウイング(人の言ったことをそのまま繰り返す)すれば、じきに言えるようになります。
その時に使えるフレーズは
"How to say, this?"
"ジャガ、ゼンマシュォ"
です。これで教えてもらってます。
※え? 文法が違う? 通じりゃいいんですよ!
私は、会話教室には行ったことはありません。
この方法で、現地のスタッフに言葉を教えてもらってます。
なのでいつまでたっても片言ですが、スタッフとはいろいろ話ができる程度にはなりました。
まあ、日本語だって赤ん坊の頃にそうやって覚えたんだから。
■参考図書 『人を動かす』
これを読まざるしてヒューマンコミュニケーションを語るなかれ!
デール・力ーネギーによる自己啓発の源流とでもいうべき不滅の名著。原版(How to Wln Friends and Inffuence Peaple)は、世界各国で 1500 万部以上、日本語版も 400 万部を超える大口ングセラー。
この脅威の部数は、本書が「人間心理の本質」を正面から扱った最初の一冊であることを示している。多くのヒューマンコミュニケーションに関する本は本書の焼き直しと行っても過言ではない。これらの本を読む前に、まずは本書を読んでから語ってほしいもの。
●関連 Web
悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
人を動かす-Wikipedia
人ひとを動うごかす―デール・参考カーネギーによる人間関係の古典―:日本語文学ガイド
転職を繰り返したD.カーネギー――世界最大の自己啓発本「人を動かす」を作った男
説得コミュニケーションの原則―Diamond Online
悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法 - ライフハックブログ
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